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店主の徒然ワイン日記

店主の徒然ワイン日記

外めし

2020-06-07 18:21:01 | ワイン日記

久しぶりの外食♪

イタリア・ヴェネトのプロセッコからスタート。

“グラーヴェ・ディ・ステッカ”と呼ばれる古くからある畑から造られています。プレアルプスの麓の斜面に畑があり、ヴァルドッビアデーネから程近くにあります。南向きの畑は、大きな壁(クロ)によって保護されています。この畑は、特別なマイクロクライメントを持っており、ミクロクリマの影響がワインに個性を与えています。熟したフルーツや、香り高いハーブの香り、火打石や芳ばしいアーモンドを感じさせる逸品です。

 

アルザス自然派ワインも頂いちゃいました。

2世代に渡りビオディナミ農法を実践。現在は13代目の姉弟が当主を務める。フランスで最も乾燥した丘に畑を持 ち、繊細なミネラルと長い余韻が特徴のアルザスワインです。 オルシュヴィール村を代表する畑「ボーレンベルグ」「クロ・リーベンベルグ」とグラン・クリュ「フィングスベルグ」のアッサンブラージュでオルシュヴィールの個性を表現している。冷涼区画、完熟区画のアッサンブラージュなので、毎年バランスに優れている。伝統的フードル樽で発酵、熟成。天然酵母のみ使用。

 

ジャン・フルニエのブルゴーニュをチョイス。

クル・ブロヤード(樹齢30年)粘土石灰質と石灰比率の高いクロース・プリエール(樹齢45年)のアッサンブラージュ。2008年より有機栽培。春先に耕作し、夏以降は下草を生やしっ放しにしている。50%が全房を使っての発酵。600lトノーを中心にバリックも使って16ヶ月熟成。新樽は40%程度使用。タンニンが丸く、女性的で繊細なジュヴレ・シャンベルタンです。

 

こちらのバローロは偶然出会った知人から拝呑させていただきました。

こうした出会いは宅呑みではありえません。

まだまだ気を抜くことが出来ませんが、すこしづつこうやって料飲店応援をしていこうと思います。

大洗のハマグリをたっぷり使ったパスタに舌鼓。至福の夜でした。


発酵食品

2020-06-07 17:52:03 | ワイン日記

ダンチューの醗酵特集記事を読んで気が付いた事。

それはこの度のパンデミック禍が、この醗酵ボーダーを境に、多少のズレはありますが、西高東低という事です。

たぶん気のせいと思いますが、湿度の高い国に住み着く善玉カビ菌が多いところは被害が少ない気がします。

新型コロナウイルスによって重篤化してしまうのは、免疫機能の暴走「サイトカインストーム」が起こるからだと言われています。

免疫細胞がウイルスと戦うために作るサイトカインが、制御不能となって放出され続ける現象が起こり、自分の細胞まで傷つけてしまいます。

サイトカインストームは感染者全員に起こるわけではなく、今回の新型コロナウイルスでも、およそ8割は軽症で経過、感染したと気づかないうちに抗体ができている人も少なからずいます。

サイトカインストームが起こる人と起こらない人がいるのはなぜか、どういう人に起こるのか、なぜβ-コロナウイルスで起こるのか、残念ながらまだわかっていません。ただ、サイトカインストームは高齢者や基礎疾患のある人で起こりやすいことが経験的にわかっています。このことは、免疫力が健全であることが、サイトカインストームを起こさないために重要であることを示唆しています。

東アジア圏で死亡者数が少ない理由ももしかしたら、こうした発酵食を多く食べる食習慣に依るのかもしれませんね。