新☆本若記☆

本若劇団員の稽古やら、日常やら。

魔女@うえじま

2015-06-16 03:22:15 | 本若全開

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
「はい、それはお后様、あなたです」
「はっはっは、そう。この世で一番美しいのは私。私の美しさに叶う者などいるものか」

毎日のようにお后様は鏡に訪ね、自分の顔を見てうっとりしておりました。

が、しかし、そうは問屋が卸さない。

鏡はある日こう言った。

妃「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡「はい、それは白雪姫です」
妃「なんですって?もう一度言ってごらん」
鏡「しつこいな~何度聞いても同じだって。この世で一番美しいのは白雪姫だっつ~の」

妃「が~~ん!!!!」

鏡「そら、あなたも昔は美しかったわよ。でも、若さには叶わないって」
妃「はあ?喧嘩売ってんの?」
鏡「現実を見つめなさいって。それがあなたの為なんだから。」
妃「こうなっては、あの忌々しい白雪姫を殺すしかない。」
鏡「いやいや、そこまでしなくても。そら、一番は白雪姫だけど、あなたも歳の割には綺麗だし、まだいけるって」
妃「NO~~~~~~~~~~~~~!!」

鏡「パリンっ。・・・・・」

白雪姫は妃の命令を受けた狩人に、森へ連れていかれ殺されそうになります。
しかし、白雪姫は自分の美しさを駆使して狩人に助けてくれと懇願します。
美人に弱い狩人は、仕方なく白雪姫を森の奥に逃がしました。

そのころ、妃は割れた鏡をセロテープで繋ぎ合わせ、また鏡に訪ねます。
妃「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡「はい、それはお妃様、あなたです。」
妃「そう(嬉)」
鏡「って言うと思ったか。ば~か。あたしの体をヒビだらけにしやがって。この世で一番美しいのは白雪姫だっつーの。」
妃「なんですって!?」
鏡「あきらめな、あきらめな」
妃「こうなったら、アレを使うしかない」

       


バレエスクールの発表会のお仕事に行ってきました。
もともとは、アナウンスのお仕事だったのですが、
出演も兼任することに。
おかげさまで、素敵なメイクと衣装を施していただき、
立派な意地悪お妃様になれました。

やっぱり、舞台は楽しい( ̄∀ ̄)




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