数年に一度しか開店しないと言われてる
饂飩屋「伏犬」
メニューは「かまたま」のみ。
店主のかまたまに懸ける思いは熱い。
筆者はこの至高のかまたまを味わうべく、暖簾をくぐった。
饂飩屋「伏犬」は注文を聞いてから、茹でてくれるスタイルだ。
この待っている時間も、より「かまたま」なクチにさせる。
ほどなくして、テーブルに運ばれた鉢を手にとり一口啜る。
うまい!
美味しいというより、うまいが合っていると思う。
いつもより多めにした卵がいい汁だく加減になって、つるりと平らげてしまった。
また開店した折りは、また伺いたいと思わせる一品だ。
文・あやき
あやうく収め損ねそうになった
「かまたま」