ショウがいなくなってもう10日以上経過している。
私は生まれて初めて感じる感情を整理できないでいる。
それは「恐怖」
存在が確認できないことへの恐怖といえばいいか・・・
幾つかの別れを経験してきた。
最期を看取ったのも、これで三度目になる。
愛する父との別れもあった。
どこから来るのか・・・怖くて仕方がない。
-----ショウがいない-------
このたった一言が私を恐怖の底へと突き落とす。
らしくない。
まったく、私らしくない。
本当は私のミスで死に追いやってしまったのではないか
本当は私に保護された事を憎んでいたんではないか
訳の分からない被害妄想である事も承知しているのに
-----ショウがいない-------
怖くて仕方がない。
震えてしまうほど怖くて仕方がない。
喉がカラカラになって、心臓が早く鼓動しているのがわかる。
涙も出ない。
ショウが傍にいない事が怖い。
病んでいるとアピールするのは好きではない。
病んでいるとか、そんなのではなく純粋に、ただ怖い。
コウはショウの場所をあけてくれている
おそらく、ショウはまだここにいる。
なのに、見る事も触れる事も出来ない。
それをただ悲しいと思っていたのに
前を向いていたのに
これが本当の悲しみなのだろうか・・・
「らしくない」
今の自分を、知らなかった。それだけのこと。
無理に前を向こうとしたって、無理な話です。
わたしは9年前に母を亡くしました。
病室にわたししかいませんでした。
しばらくは、自分のせいなのではないかと、罪の意識に苛まれました。
泣く事もできない。
成人式を迎える前に、まさか母がいなくなるとは思っていませんでしたから。
けれど、今では癒えています。
ママさんにとってのショウちゃんが、悲しみだけではなく、穏やかで優しい存在に変わりますように・・・。
ショウちゃんが ママを頼っていた以上に ママがショウちゃんを頼っていたのでしょうね・・
誰かが言っていたことがあります
本当に心底悲しみの底に落ちたとき 涙は出なくなると・・そして 恐怖感が襲ってくるんだと・・・ママの言うとおりですよね・・
真の意味で前を向けるようになるまで かなりかかるみたいですが 恐怖を隠さず 口に出して話したり 書いたりすることが大事なのだそうです
たくさん 想いのまま ショウちゃんのこと 聞かせてくださいね