ショウ頑張れ!保護された小さなショウの猫白血病物語

横浜元町で保護された小さなショウ。猫白血病と闘う小さなショウの物語です。

2/25 ショウという名の希望

2010年02月25日 21時51分57秒 | ショウという名の宝物

あの日、あの時、あの場所で
出逢わなければ、今のこの悲しみはなかった。

あの時、あんな決断をしなければ、
私の胸は泣かないでいられた・・・

そう、私はいつか考えていた事があった。
だが、これはすべて都合のいい結果論。

あいつのせいで私の運命は変わってしまった・・・
そんな事を考えたりする私が遠い昔いたりもした。

いい事も悪い事も本当にそうなんだろうか・・・とふと
私は考える機会に見舞われた。

人はいい事が起きた時は、その関連性をプラスにしか考えず
悲しい事が起きた時、その関連性を誰かのせいに、
または、自分の取り戻せない過去の出来事にリンクする。

-----そして涙する

-----そして悔やむ

でも、私はこう、現時点で結論した。

人の運命など、他人の介入によって大きく左右されはせず
あらかじめ決められた予定の一つにすぎないのではないか。と。

どんなに頑張っても結果が出ない
どんなに祈っても、研究しても「命」を人が左右する事は出来ない。
若干を左右する事が出来ても停止した心臓は願いで動きだしたりはしない。

冷たくなった体は、どんなにさすっても体温を取り戻したりはしない。

これが、虚しい「生命の死」

なら初めから諦めるの???それは違うと私は思う事をどう結論すべきか・・・

私は、こう結論した。

諦めない事さえ、「予定」という事なんだ。

ショウが初めから猫白血病陽性だった事も
出逢いから二ヶ月後に家に連れ帰った事も
2009年8月13日に二歳の若さで失う事も

すべて予定だった・・・

その「予定」を私は覆すことばかりを当初、考えていた。
その日々は苦しくて辛くて、悲しい時間の繰り返しだった。

どうして・・・ショウじゃなきゃいけなかったんだ・・・
どうして・・・ウイルスはショウを選んだの???

こう嘆き悲しんだ日々もまた「予定」だった。

そこから一転して、予定に逆行しようとする自分をシフトチェンジした。

ショウが今日、生きている事を喜べる私へと変化した。

その時期と、ショウが成猫になる時期とが重なった事もあるのですが

ショウは病気をしなくなった。

ここで、私は思うのが逆行した日々はおそらく予定を早めてしまうのではないか
そんな結果論。

向かい風に立ち向かっても、私の力は大したことはない。
なら、私は向かい風の中、ショウを守る盾となろう
ただ、それだけを願っていればよかったのかもしれない。

出逢った時に、すべては決まっていたんだろう。
だからこそ、すべてをショウに捧げたのだろう。

ショウが死んでしまった事から立ち直ってるか・・・

この問いに私はおそらく正しく回答できないだろう。

ショウの代わりにやってきた優とカツラ。
この二人もまた、8年という過酷な野良生活の末に家猫への「予定」が
組まれていたんだろう。

だからこそなのか、二人ともすぐに順応し、昔から我が家にいるかの様。

ショウが死に、一ヶ月後に見せた夢は「二人を助けて!」という夢
そして、半年後に見た夢は「もう行くね。でも必ずまた会えるから」という夢。

ショウもまた意思を強く持った子だった。

私が強い風に飲み込まれそうな埃みたいな存在になろうとしていた事を
おそらく心配しただろう。

人は皆、風であるはずなのに、迷い、悩み、傷み・・・に左右され
埃の存在になってしまう時がある。

その時、強く吹く風にのまれてしまう。

私がそうであった様に、そんな人がいるだろう。
でも、その時、強固な希望であり、願いであり、信念がある人は埃とはならない。

私が失くしたショウという名の希望は私を埃へと変化させたりもしたが
ショウは私を大きな風にもしたのだ。

実際、ショウという名の希望があった頃、私の歩く道のりは険しくなかった。
だが、現在は違う。

私はショウに再会する。
必ず、私はあなたに逢う。

ショウが私にわざわざ言いに来てくれたのだから私はショウを待つ。
その為に、私は人生を誰かのせいにしてる場合ではない。

私は私の道を目的の為に歩むだけ。

ショウという名の希望に出逢える日まで私は負けない。


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