愛国日報

不動産屋・電気制御システム屋の思いつき・出来事。

想い出はグラスに中に_3

2007-07-31 23:55:11 | Weblog
暫くして、"彼女"が来て俺の横に座った。

「いらっしゃいませ~。」

たどたどしい日本語だ。

「あ~、おかくさん・・・・・・初めて?。」

『こいつ馬鹿か。初めての訳ねえだろう。馴染みに見えねえのかよ。』

「いや、よく来るよ。」

「そう。」

ここはアジア人のママが経営している店だ。雇われ店長だと思うが裏づけはない。興味もない。

勤めている娘も、みなアジアの国の娘だ。

・・・・・・・・・・・・・・・

「おかくさん、あ~、お酒、飲む~?。ん?。」

『なんだ、こいつまともに日本語話せねえのかよ。なんでこんなのを付けたんだ!?。』

グラスを出す。

流石に酒の注ぎ方は教わっているのだろう。流暢に作ってくれた。

「あんた、名前は?。」

「リリです。宜しく~。」

リリか。よくある源氏名だな。

「おかくさん?。」

「(お客さんをおかくさんと発音しているな。まあいいが)真。Makoでいいよ。」

「Mako。」

必死に覚えようとしている。

首都高から

2007-07-31 00:06:23 | Weblog
市原から高速~首都高で帰社。

普段はあまり通らないレインボーブリッジで目黒線へ。

何故あまり通らないかというと浜崎橋付近、激込みだからだ。

今日は遅かったのでレインボーで。

あることに気づいた。

当たり前と言えば当たり前だが、ビルが同じ方向を向いている。

所謂箱物系の建物だ。

結構不気味。

同じ方向を向いているビル群。

想いではグラスの中に_2

2007-07-24 23:47:05 | Weblog
店に入った。

「Mako~、久しぶり~。」

ママ達が寄ってきた。

「久しぶりだね。」

「いつもの?。」

「ああ。」

いつのもカウンターに。

確かに4~5ヶ月ぶりだ。



最初は瓶ビールに漬けだし。その後ボトルが出てくるだけだ。

ここで飲むのは気分がいい。

この店は気を遣わなくていい。

どこにでもよくある"手"だが、どんなにケチろうが飲もうが食べようが実は会計時には一緒という仕組みだ。

前にママから聞いた。

俺の顔色を伺ったのだろう。

一応はブンヤの端くれだ。

情報収集には自信がある。俺の目を読んだのだろう。流石は商売人だ。

一杯飲んだ。

ママがやってきた。

「Mako、今日、いい娘が入ったのよ。」

『別に今日入った訳じゃねえだろう。』そう思ったが黙っていた。

どうでもいい話だからだ。

この店はいつも女の子を紹介してくれる。

"持ち帰って"欲しいことはミエミエだ。

要らない。

興味がない。

そもそもこちらから頼んだことはない。

それに(言っちゃなんだが)ろくなのに会ったことがない。

「ああそう。期待しているよ。」

適当にいなした。