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アクシス トリート リコール

2016-03-06 22:02:00 | メンテナンス
H様 アクシストリート

燃焼室 バルブ ピストン周りに堆積した

カーボンの除去がリコール内容です。






部品と一緒にカーボン落としの溶剤と真鍮ブラシが

入っておりましたが





焼きの入ったカーボンを落とすのは容易ではありません。


バルブはステムをマスキングして、ガラスビーズで瞬殺。





ヘッドはカムシャフト奥のベアリングを引き抜いて、

マスキングとバルブガイドに綿棒を入れて瞬殺。






















ピストンも綺麗にして








燃焼室はバフ掛け バルブは段付き起こさないように慎重に

すり合わせ





バルブは耐熱コーティングを剥がすと寿命が著しく短く

なります。ガラスビーズはカーボンは落とせますが

耐熱コーティングは剥がせません。

ガラスビーズのメディアが残ると、エンジン壊れます。

冷水、パーツクリーナーでは落ちにくいのですが、

温水だと綺麗に落ちてくれます。

水溶性洗浄液に、熱帯魚用ヒーター3本入れてありますので

冬でも暖か洗浄です。

洗浄液は温度依存が高いので、ある程度以下の温度では

働いてくれません。暖か楽チン仕様です。

綺麗なエンジンになりましたが、残念ながらまたなります。  笑)

綺麗に燃えるためには一酸化炭素濃度6%どまりなのですが

アクセル少し開けると9%程燃料突っ込んでます。

カーボンが出やすい濃度です。

これが、125cc以下のバイクがほぼみんな、カーボンでやられる

原因なのですが、綺麗な燃焼にすると走らない。

びっくりするような加速はそこからきています。

ノーマルプラグがくすぶる状態のエンジンはイリジウムプラグ

入れると、すんごい加速します。(自己責任で)

カーボンの堆積は宿命なので、年に2回ぐらいカーボンクリーニング

してあげると良いでしょうか。

当店では、ワコーズ ヒューエルワンを使っております。

ハンチング(回転数が上がったり下がったりを繰り返すこと)

を起こした、アドレスV125は10km走っただけで直りました。

それにしても、いまどきの触媒はすんごい!

9%の一酸化炭素濃度が、出口ではほぼゼロ。

ま~その分コストが跳ね上がってしまうんですけどね。

環境に優しくするって、大変ですね。

H様 年2回ですよ。  笑)





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