Myselves

言葉と音楽に隠された魔法を探して放浪中。
そんな『自分自身』たちの旅の様子は?

終わりじゃなくて、始まり

2005-10-25 23:41:54 | 音楽
英語の時間に今までたまっていたフラストレーションをぶつけてしまった感がある。みなさまごめんなさい。

放課後チャイ5の2ndを吹いてみた。
「この時期にこれだけ吹けたら幸先いいな」っていうくらい吹けたらさらに落ち込むんだろうな、とか思いながら。
ところが。




難しすぎる!!




ってかこれ2ndだよね? なんなのこれは? おたまじゃくし多すぎだし!!
確かに音低いよ。それはいいんだ。でもね。high E? ちょっと待て。ありえない。高音が苦手な私にとっては大敵である。2ndでこの高さだと、1stは常に高音……。
あきらめた。私にこの曲のトップは無理だ。

で、帰りの電車の中で、やろうと思えば突っ張ることもできたのに妙にあっさりトップをあきらめてしまった自分の心と向き合ってみた。ってか、今までの経験から照らして結論を出すのが早すぎる。と思った。
そんなわけで私は私と対話してみた。
と、以下のような結論が出た。



オーケストラの曲って、好きな曲とちょっと苦手な曲がある。
好きな曲にも、『吹きたい』っていう『好き』と『聴きたい』って言う『好き』があると思う。もちろんそのオーバーラップもあるだろう。
『吹きたい』曲はシルヴィアとか、実力が伴えばブラームスとか。『聴きたい』っていうのは『魔法使いの弟子』『火の鳥』だろうな。
じゃあ、チャイ5は?
それはオーバーラップに入るだろう。でも、限りなく『聴きたい』に近いんだ。だから『眠らない音』を聞いて感動したんだろう。吹きたいと思った。でも、それ以上に聴きたいと思った。聴いて、感動したい。
だったら、同じ舞台に乗って、ソロの隣で演奏するって、こんな贅沢なことはないんじゃない?

ああ、そうか。
自分の声を、ちゃんと聴いてなかったんだ。

思えば、私はどっちかというと人に合わせるほうが得意なんだ。
上に立つよりはサポートするほう。ソロを歌うのも好きだけどハモる楽しさも知ってる。主役よりも脇役のほうが好き。
なんだ、そんなことも忘れてたのか。
意地を張ってたんだ。
一度自分の心と対談するといいかもしれない。

読んでないだろうけど(ってかむしろ読んでたらびっくりだ)、オーボエパートの3人へ。
私はあなたたち3人がどんな1stでも、どんなソロを吹いても合わせられる、支えられる名2ndになるよ。たとえるなら主役を支える脇役(あるいは悪役)のように。でもたまには1st吹かせてね。交響曲じゃなくていいから。
私が倒れたときは私を起こしてほしい。あなたたちが倒れそうなときはあなたたちを支えるから。最高のオーボエパートになろう。
この春定は、私にとって終わりじゃなくて始まりなんだ。


オレはやるぜ!


……ちなみに。私の声域はオーボエのほぼ1オクターブ下である(事実です)。
だからアルトというよりむしろテノール?!
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