Myselves

言葉と音楽に隠された魔法を探して放浪中。
そんな『自分自身』たちの旅の様子は?

人生最悪の日②

2005-10-20 23:36:20 | 
続き。

パー練終了後、私は急いで(でもないか)語科のメンバーがいるところに向かう。
実は我が語科、人数が少ないにもかかわらず分裂している。要するに、やる気がある方とない方ね。そして、ここにいたメンバーは全員ある方だったんだけど。
なんと全員、自分と役を代わっても良いと言ってくれた。まあ、主役級はもちろんだめだけどね。ってか当たり前だけど。
それで、「この役とこの役かなあ」とぼやいたら、Sちゃんが「じゃあ私と代わって」と言ってくれた。いわく、バレエの方が忙しいらしい。
と、その場にいたHちゃんがSちゃんに「Sは私の役やりなよ」と言い出した。
ちょっと待て、確かにやりたいけど、他の人の役を奪ってまでやりたくはないよ。私のわがままなわけだし。だめもとで言ったわけだし。
SちゃんもHちゃんに「いいよ、Hがやりなよ」と言っていたが、Hちゃんは「良いってば」の一点張り。
どうして? やっぱり何も言わないほうが良かったの? Hちゃんがやりたがっていたことは言葉や態度からわかる。
結局キャストとして出ることになったのはいいが、どうも釈然としない……。

本当にみんなには感謝してる。舞台に乗せてくれてありがとう。久々に演技できる。でも未だにHちゃんには悪いことをしたと思う。本当に。
もし今から彼女がやりたいと言うなら、私は彼女と代わる。それはもう決めたこと。
Hちゃんには、本当に迷惑ばっかりかけている。良い人だからつい甘えちゃうんだ。私の悪い癖でもあるんだけれど。

さて。
帰りの電車の中で現在進行形の片思いの相手にメールをしていた。
そしたらどういうわけか、そういう方向に話が進んでしまったのである。
ついでにいうと、私は好きだとか愛してるとか、そんなこと一言も書いていない。
でもちゃんとそういう内容なのだ。どうしてなんだろう。

帰宅後、そのほかにもいろいろ書かなきゃならないメールがあったせいで、しばらく(と言っても1時間ほど)自分がどんなことを書いたのか忘れていた。
語劇のこともあったし、歌のこともあったし、何より夕飯食べなくちゃならなかったし(爆)。
そしたらメールが返ってきた。
はっきり言おう。



ダメだった。



最初、「?」と思ったんだけど、読み進めていくうちに「あぁ……」と実感したわけである。
考えてみれば無理もないことだよ。歳も違うし、関係が関係だし。
そのときは結構あっさり「あ、そっか……」と思った。
しばらくして、妙に痛いことに気付いた。心なのか、なんなのかわからないけど。

私、自分で思ってるよりずっとあの人が好きだったんだ。

今でもまだ好きだ。すごく良い人だし、優しいし。たまにちょっと抜けてるけど、完璧じゃないから好きなんだと思う。
……それとも好きだと思っているだけなのか?

いっそののこと、まったく会えない関係だったらよかったのに。
やろうと思えばほぼ毎日会えてしまうことが痛い。
あの人の重荷にならないように、何事もなかったようにできたらいいのに。

久しぶりに(約10年ぶりである)友達や家族以外の誰かを好きになって、少しだけ女らしい気持ちを味わえたし、前よりもちょっとだけ優しくなったと思う。
こういう結果になったのは、辛くないと言ったらウソになる。メールをもらった直後より今のほうが寂しい、というかせつない。こんな気持ちになったのは初めてだ。

自分の言葉で、直接伝えたかった。
でも、面と向かって言われなかったことが救いかもしれない。
直接言ってたら違う結果になったかもしれないけど、それは結果論だし、直接言っても報われない可能性のほうが高いから。
でも、もう良いんだ。


貴方の笑顔一つで、元気になれる気がした。
貴方が辛そうだと、心から心配になった。
貴方の声が聞こえるだけで、また頑張れる気がした。
今は切ないけれど、貴方を愛したというこの気持ちは本当だから。
貴方に会えて、本当に良かった。

心の底から、愛と感謝を貴方にささげよう。











本人が読んでいないことを切に希望。
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