東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

フンドシに対する差別

2009-08-03 12:43:48 | 社会・経済

古橋広之進さんが亡くなった。産経新聞の社会面に古橋氏の泳ぐ姿を水中のカメラがとらえた写真がある。昭和24年。

ふんどしで泳いでいる。敗戦直後の日本では水泳パンツなど超ぜいたく品で全日本選手権でもふんどしで泳いでいたという話を聞いたことがある。やはり本当だったんだね。

当時どんどん世界新記録を更新していた日本の選手に対して欧米では、ふんどしで泳ぐからではないかと記録を認めなかったそうだ。

そこで、古橋らはアメリカにわたり全米選手権に出場する。現地日系人の経済的なバックアップで無事「水泳パンツ」をはいて競技に出た。それでも当時の欧米人の世界新記録を一挙に22秒も縮めた。これでアメちゃんもシャッポを脱いだという。

こりゃ現代でも続いている。背泳の入江選手の世界記録を水着にいちゃもんをつけてみとめなかったのはこの間のことではないか。

もうすこし前では日本のスキー・ジャンプの選手が連勝するとスキー板の基準を勝手に変えてしまう。ふんどしにたいする差別はいまだに続いている。しっかり頼むぜ、ピンクNPOの過激派諸君。差別問題だよ。すこしは暑くなれよ。

ところで同じころに古橋さんと一緒に盛んに世界記録を出していた、たしか橋爪という選手がいたが、かれはその後どうなったのだろう。古橋さんだけの名前を聞くが。