先ほどの夜10時からのテレビ朝日のニュースで、「まんが」キャスターの横に座っておそるおそるご進講申し上げている男が、鳩山大臣のやり方は無理があるといっていた。
あそこの席は代々朝日新聞の論説委員が座るんだろう。さすがに、やはりひどいものだ。
総務省の事務方がいったん了承した話だからチャラにするのはおかしいという理屈らしい。総務省の高級官僚は投下した税金の2,3パーセントに価値が下落した失敗計画の証拠物件が帳簿から消えるから郵政公社、オリックスの尻をたたいてもはやくやりたいのだ。わかりきった話ではないか。
朝日新聞の記者などというのは気質的に不良高級官僚と同じだから相身互い身でああいう露骨な応援をするのだろう。
ことは税金を大量につぎ込んだ国富だよ。出来るだけ高くうるのが役人の務めだろうが。それを率先して承認するような行為は無効だ。
無能な官僚のせいで税金の価値が大幅に下落したのは間違いないが、それでも実際の評価額があそこまでさがっているのか。報道されるところによるとなかには優良資産も混じっているらしい。オリックスや郵政公社は不動産鑑定士の評価額などを取って参考にしているのか。
どうもオリックスが提示した価格より実質の市場価格は相当に高いのではないか。これも報道が追及すべきことだ。
要するに総務省の、そして郵政族議員の無責任、無能力の産物を知らない間にきれいさっぱり拭い去んる。これ一方の得。オリックスはさはさりながらおそらくは現在の市場価格を5分の一か半分ほど買いたたいて大もうけ。これ一方の得。郵政公社の西川社長は総務省、オリックスそれに今後何かと役に立つ郵政族の不良代議士との腐れ縁を強化する。
それに郵政公社は株式会社初年度から不良資産なしの優良企業になる。民営化大成功だ。小泉、竹中はじめ大喜びだろう。西川など勲一等も狙えると皮算用をしているだろうよ。
しっかりと報道せいよ、全国のマスコミ労働者諸君
さすれば、これ三方得となる。まずはめでたい。 国民だけが大損をする。三方一両損とは古来難題を解決する知恵だが、今回のかんぽの宿の一件は国民だけが大損をして悪党三グループが儲ける仕掛けである。頭がええのう、西川君。さすがに小泉純一郎は目の付けどころが違う。
オリックスは「問題は総務省と郵政公社の問題で当社は当惑しております」なんてトイレの前でばったりと恋人に出くわした女のようなコメントを出しておるが、そうじゃあるまい。小泉、竹中もからんで初手から計画作成に参画していたであろうが。
拙者の見るところ、今回の件は近来例を見ない悪質な疑獄事件である。