東方のあけぼの

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マクロン、メルケルはイランの核開発、ミサイル開発を非難してはならない

2017-08-14 09:14:12 | 半島情勢

マクロン・フランス大統領がトランプ大統領だけに意見をいうなら、欧州各国はイランの核開発を認めているのと同じことになる。最低でも北朝鮮にも直接(おおやけに公表されたかたちで)働きかけるのでなければ彼らにはイラン問題で制裁を課したりする資格はない。                                      

イランの脅威は欧州各国の共同の安全保障上の重大な関心事だろう。北朝鮮の挑発は北東アジアと米国の直接的な脅威である。これまで、欧州各国の首脳が北朝鮮の行動、脅迫、挑発にブレーキをかけたことが一度でもあるのか。胸に手を当てて反省せよ。

 それに比べるとロシアのラズロフ外相の発言はやや抑制されている。しかし、まず強いほうが手を引けという論法は間違いである。それに彼らがいままで世界戦略で行ってきた態度と真逆ではないか。双方が一歩さがれ、というならそれなりの理屈があるであろうが、アメリカが先に引け、というのはへそが茶を沸かすたぐいのタチの悪い筋のよくないジョークである。

 

 


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