安倍晋三首相は26日午前、令和初の国賓として来日中のトランプ米大統領と千葉県内でゴルフをした。親密な関係を深めつつ、意見交換をするのが狙いだ。両首脳によるゴルフは5回目。4月の首相訪米時のプレーに続き、2カ月連続となる。

 午前9時過ぎ、千葉県茂原市の茂原カントリー倶楽部にヘリで到着したトランプ氏を安倍氏が出迎えた。両首脳は右手で握手し、笑顔で会話した後、記者団に手を振って撮影に応じた。安倍氏はトランプ氏とゴルフカートに並んで座り、自ら運転して、クラブハウスに向かった。午前9時40分過ぎに1番ホールから回り始めた。

 両首脳には今回、プロゴルファーの青木功氏が同伴する。トランプ氏が2017年11月の訪日時に、首相夫妻主催の晩餐(ばんさん)会で青木氏のパッティングを「芸術だった」と称賛したことがきっかけという。

 安倍首相はゴルフ場への移動前、首相官邸で「新しい令和の時代も日米同盟をさらにゆるぎないものとしていきたい」と記者団に話した。