ちょうど 今頃だったな。突然の電話 「手紙が欲しい」って。
それまでは 幼なじみだった男の子。恋に恋する年頃だった。
一生懸命、手紙書いた。徹夜したなぁ。
遠くの学校に行ってた彼。久しく会うこともなかった彼。
電話や 手紙のやり取りは ドキドキだった。でも 窮屈だった。緊張して
た。よく知ってるつもりの相手だったのに。何も知らない気がして 戸惑っ
てしまった。結局 男としては 受け止められなかった。
けど とても真摯な付き合いしたと思うよ。好奇心先走らせることもなく。
人を好きになるって なんなんだろうって考えた。楽しかったし、大事な
友達だった。相手の気持ちに 答えられないことで 関係が壊れるのは
とっても残念だった。
春になると 思い出す。
(ゲッ!もう ウン十年前のことやんか・・・)