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感性を磨き、これからの人生に飛躍を...

主に観劇記録、時々旅行日記。
残しておきたい日々の記録。
そして、尊敬する
大空ゆうひさんのことを書いてます。

感謝される立場

2014年05月11日 | 日記

担当していた97歳の患者様が4月末に永眠されました。

88歳の時に大腿骨頸部骨折を、95歳の時に大腿骨骨幹部骨折をされ、その都度担当させていただきました。私のことを孫のように、または友達のように接して下さりとても楽しい期間を過ごすことができたと、退院されるごとにおっしゃって下さっていました。今回は肺炎で入院され、状態が落ち着き次第リハビリ開始となり、今回も担当させていただくことになりました。体は衰弱しきっており、酸素マスクを着用。高齢であることも考慮しベッドサイドのみで実施。リハビリというリハはほとんど提供できませんでした。しんどい中でも私の顔を見ると精一杯声を出し「ありがとう」と毎回言ってくださいました。娘さんも毎日顔を出し励まし声をかけておられました。主治医からは老衰と言われてました。また本人の意思もあり延命処置はせずとのことでした。日に日に弱る患者様でしたが、私は毎日状態チェックに顔を出し、意識がはっきりされていない中でも声かけをし、状態が良い時には体をさすりポジショニングを整えることをしていました。

週の終わりの金曜日は調子が良く、会話ができていました。最後に両手を合わせ「ありがとう」と言って下さいました。月曜日に出勤すると訃報が届きました。土曜日の朝に永眠されたと。

その後、娘さんから病院宛に感謝の手紙が届きました。病院スタッフに対する感謝の言葉、そして、大好きな○○先生と、私宛に書かれた感謝の文面。それを読み私は深く感謝をし頭を下げました。こんなちっぽけな私でも誰かの励みになる事ができたこと、とても嬉しく思いました。何より、自分がやってきた仕事は間違いでなかったということ、そしてこれから私が理学療法士として務めるにあたって励みとなることに違いないと思います。

私が感謝してもしきれないほど、大きな力を頂きました。ありがとうございます。家族様に最後ご挨拶できなかったのが残念です。個人的に手紙をお送りすることをできませんのでココに書き留めておきたいと思います。

 

本当に長い間ご苦労様でした。ありがとうございました。私も頑張りますね。



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