Ｐ子ちゃん そのⅡ

よく考えてみると、ちょうどあの頃の５月は、苦難の真っ只中でした

お電話で接触してから暫くして、別の後輩君（たまちゃん）が、
「先輩の奥さん達、新しい土地に来て大変だと思うから、歓迎会やって楽しんでもらいましょう」
って言ってくれて、とっても嬉しくて、楽しみな当日がやってきました

そこでＰ子ちゃんと初対面
予想通り、私の半分しかないんじゃってくらい、細かったです
拒食症の人のように細く、彼女のやってきたスポーツ界には、実際そういう人が多いそうです。過酷な環境ですよね
彼女がつわりが苦しくて吐いちゃうのは、体質からでもありますが、
吐けば楽になれることを経験から知っていて、
自ら指を入れて出してしまいたくなることもあるようです。

少しでも辛い気持ちがわかれば、もっと協力できるかなと、
私もどんなものか試してみたのですが、指を入れると喉が痛くって無理でした

ゴハンは終始楽しく過ごせました
海ちゃんが、選手時代のＰ子ちゃんは結構キツイ人だったって言っていたので、
ちょっとビビっていたけれど、
辞めると丸くなるんだねぇって安心していました

と、そのときです
「ねぇ、前から気になってたんだけど、たま君って、どんな人が好みなの？
紹介できるわけじゃないんだけど、興味あって作らないの？」

そ・そそっそそそぉれぇはぁ言ったらアカンでぇぇぇ～～～っ

彼女は純粋な好奇心だったと思います。
たまちゃんが、先輩の嫁だからと、「えっと、芸能人だと○○さんが好みですが、なかなかそんな人はいませんねぇ」
って答えているのが、横で聞いてて辛かったです

（今日の毒吐き・・・持っている人にはわからないかもしれない。
でも、気遣いのできない人は苦手で、この手の話題がかなりイヤです・・・
たまちゃんは、歓迎会をしてくれた人なのに）
ドカンとしそうだったけど、まだ初対面。。。
話しを変えて逃げました

そして、架橋に入った頃、第２弾がやってきました
話題は合宿についてでした。
私は、海ちゃんがいなくなるとかなり寂しいです
本当は、ドッシリ構えて、行ってらっしゃいと見送りたいけど、
いつも合宿の前日は泣いてしまいます
妊婦のＰ子ちゃんは、すごく心細いのではないかと思っていたら、

「私は、実家に帰っているから、１ヵ月でも３ヶ月でも当分行ってていいよ～
実家では、私は女王様なんです
みんなが私の言うこと聴いて、Ｐ君（旦那くん）といるより楽だから、ずっといたいくらい」

ク、クイーンですか
その瞬間、私と海ちゃんは凍りました。。。
お姫様生活とは違うみたいです
こき使うという意味みたいです
喜んで送り出せるＰ子ちゃん。
そしてみんなの前で“自分は女王”と言えちゃうＰ子ちゃん。
少し見習いたいくらい、大きく見えました

今日の良かったこと
何を食べても吐いてしまうというＰ子ちゃんが、パクパク食べていました
大勢で食べると楽しくなって、ゴハンもおいしいっていうのは、偉大な力がありますね
Ｐ君も安心していて良かった良かった

今度、合宿になったら、二人でゴハンに行きましょう
ということになりました。
女王様とどんなお話しをしよう。。。
正直、もう危険な香りは漂っているのは自分でもわかってました
暫く心臓がドキドキしていました
あまり考えないで、寝てしまえっ

つづく。。。


明日は親友の結婚記念日です
これからも幸せで楽しい毎日をすごしてほしいです