ウルグアイ東方共和国 モンテヴィデオ市の住人より

モンテヴィデオ市の住人のつぶやき・・・・

モンテビデオ の 灯台

2009年04月01日 | ラプラタ川
この灯台の名前 ”険難岬灯台”(FARO PUNTA BRAVA)とでも純日本風に訳しましょうか。
モンテビデオ市内だけで 灯台が3つもある。モンテビデオ港に出入港を補助すために、いっきに船数が増加する19世紀後半に建設が始まる。この灯台は1876年から今日に至るまで操業中。このレンガ造りの灯台が建てられた当時は救いの神だったでしょう・・きっと。海難事故が絶えなかったその当時・・・・



モンテビデオから対岸までの川幅はおよそ150キロ(この写真は灯台から撮影したもの)。しかしながら、船の平均航路幅は、11キロほどしかないと以前、船乗りさんから聞いたことがある。水深が浅く、バンカー(砂洲)、岩礁などが乱在している為に、GPSがなかった頃は、パンペーラ(南から吹き上げてくる風)も手伝って、ウルグアイ側の川岸近くに船の座礁が絶えなかったらしい。逆にそれゆえに、地理的にウルグアイ側のラプラタ川岸の方が美しい。今日も、赤と白の信号を照らす海軍の水兵さんが常駐している。「衛星システムの発達で灯台の役割は以前より減ったけど、このポイントはこの界隈でブイが多く一番危険な領域だからこそ僕たちは仕事を続けているよ、安全の為にね・・」と。ご苦労様です。

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