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空に問う。

空に問うても果てがない

昨日は・・・

2015-07-20 17:05:36 | 日記
昨日はとある神社の例大祭「鎮火祭」。この日は境内で大きな音を立ててはダメ、柏手を打つのもダメな日。去年はそうと気付かずに拝殿、末社摂社合わせて柏手パンパン打っちゃいました。と、言うのも、本殿で柏手打ったら、音が奥の方に吸い込まれたような気がしたんですね。何か通じたのかなと思ってパンパン、パンパン。

帰りがけに気が付いて少し真っ青に・・・・・。小さく張り紙があった。そう言えば拝殿の大きな鈴も上にあげてあった。・・・で全部をもう一度廻ってお詫びしたけ・・・。

こういう、音を立ててはいけない、話をしてはいけないとか、制約のある古い神社の忌おみ祭って言うのは、間違えると人が死んでしまうこともあるよう。もちろん神に仕える側の神職もその限りではないよう。

神社のお祀りってね、奥が深くて案外怖いモノなのだ。去年は、その後散々な目に合った。意味もなく30日詣りとかしてしまい心身を壊してしまった。今は少し収まったけど、神に祟られている、呪われているとか、何でもかんでも神オンリーになった。

で、まあこういう祟りの効果もお守りと同じで一年なんじゃないかと思っていたので、昨日はお詫びを兼ねてお祭りに行ってきたのだ。

で、その帰りに20年ぶりに温泉津にある真言宗の古刹に行ってきた。創建は平安時代だと言う。昔、広告の仕事をしているときは石見地方全般だったので、その道すがら知ったお寺。そこは空海が全国行脚の際に訪れたと言われる旧跡でもある。元々は真言宗の学びの場所だったそうです。ホントに何もない山の奥に立派な本堂があったり驚く場所。昨日はちょうどご住職がいらしたので、堂の中を見学させてもらいました。天井画の双頭の龍の絵が素敵でした。祭壇の内部の天井には曼荼羅もある。何度も火事で焼失し、現在のお堂は江戸後期に建てられたそうで、160年前の彩色の美しさは見事健在でした。極力、日光にさらさないように去れているようです。本当に美しかったぁ。地元の宝ですね。

例大祭でお邪魔した神社といい、真言宗の古刹と言い、「なぜ島根に??」って感じの素晴らしい古社が多い。それだけ大和朝廷との繋がりが太かったのでしょうし、石見地方も出雲に劣らない聖なる場所がたくさんあったのでしょう。でもいつの間にか、信仰というものが揺らぎ少しずつ人に忘れられてしまう。

まあ神社の方はパワースポット化しているので大丈夫ですけどね。

浜田市にある真言宗の古刹は空海さんの弟弟子の創立だと言いますが、温泉津にある古刹は空海自らが開基されたそうですから、何となく1200年前この地に立たれた弘法大師を忍ぶことが出来る場所でもあります。今年は高野山開山1200年ですから思いはひとしおでした。

もともと神仏習合である真言宗。同じ仏教のくくりですが、真言宗は真言宗系のみの宗派で、浄土宗とか浄土真宗とかは一切関係がないんですよ。真言宗は密教ですからね。でもなんか仏教のもとみたいな感じがしますけど。

お線香とお守りをいただいてきました。

本堂の前には大きなモミの木があり、まるで空にそびえ立つ門みたいです。寺社名は書いておりませんが、石見の高野山で検索できますよ。




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