水

なんでも大漁旗を聖なる滝で洗うという極悪非道なことを身内一同、漁師界隈でやっていたらしい。そのせいなのか、バチに当ったように今では大型網はほぼなくなってる。

で、今日その滝にお詫びに行ったのだが、私有地の為に滝つぼに近づけず小さな流れのところでお神酒をあげてきた。

しかしどうしてそんな悪しき風習が蔓延ったんだろう？？？

まあ龍神様を感じるほどの霊能はないので、イオンが少し心地よかったけど。

で、時を同じくして父に不幸が起こっていた。アホらしいけど粗相をした。

こういう時の重なりってのが現実に起こると、龍神様にNOと言われたようなもんだよね。

おいらは漁師でもないし、ただ身内の一人というだけで、頼みもしないのに障りがやってくる。

いま健康の為に朝夕、少量の重曹を飲んでる。肝臓に良いと訊いたから。で、重曹とはナトリウム。いわば塩だね。昔、世話になった神主さんに異変を感じたらあら塩を舐めるように勧められた。出来れば携帯して行動するようにと。

まあ塩舐めているのと同じだから、最近、精神的な理由でブルーになることはないのかな？

だからいつもなら父の半分受けていたのがスルーされてる。

父はこの数日前から、かなり悲惨な目にあってる。無自覚の狐憑きだから。

まあもういんだ。

おいらが身代わりになる必要など、この家族にはないのだと知ったから。

都合が悪くなるとおいらの助言や霊能は無視。

怖い目に合うと縋ろうとする。

もうそういう役回り嫌なんだよね。

認めるなら認める。否定するなら否定する。

そのどちらかでないと、おいらの精神がもう持たない。

さてさて、これも呪いの根源ではなかったようだ。

なんなんだろう。

嫌になる。