空に問う。

空に問うても果てがない

同神の意味を知るの巻

2017-11-13 17:10:50 | 日記
子供のころから馴染みがあるから氏神さんだと思っていたら全然違った近所の神社は、伊勢神宮の本社ではないかと言われてる伊勢一之宮の伊雑宮から大歳神を勘定してる。創建は古いけど伊勢神宮からの勘定ではなくてなぜに伊雑宮からの勘定なんだろう?

伊雑宮の神紋は六芒星だとか、社の真下には十字架が埋められているとか、とんでも話が付きまとうけど。

大歳神って饒速日命と同神とされることもある。饒速日と言えば物部氏の祖神であり、高天原から神宝「十種神宝」を賜り神武天皇の熊野討伐で活躍した神。海を照らす神でもあり、海神とされることも多い。

その神社のご神体は裏のこんもりした通称「たいこやま」なんだと思う。鏡は見たことあるけどそれは明治に仕方なしに設置したんだと思う。どうも自然物と言うよりは人工的な小さな丘。富士講で作られた築山みたいな感じかなぁ。まあ子供の頃の遊び場だったが、ご神体の上で遊んでちゃ呪われるよね。

どうもこの辺では神主とか宮司と呼ばず「大夫(たゆう)」さんと呼んでる。しかしこれは親戚以外に確認したことがないので分からないが、父の親戚はたぶん大夫と呼んでる。

伊勢神宮の神職である権禰宜が五位に叙せられていたことから、神職のことをいうらしい。のちに神職でも下位の者である御師を太夫と呼ぶようになったらしい。まあ伊勢神宮系であることは確率されていたんだろうなぁ。いまはわけ合って、宮司不在だけど、神社庁から派遣させて神官が来るみたいだから由緒はあるんだろう。今は完全に廃れているけど。

大歳神と言えば、年神さんのことなのに漁協が信仰する神社でもあった。長年、海となんの繋がりがあるのか分からなかったけど、大歳神が饒速日命なら納得がいく。海照らす神。海(あま)照らす神である。

家の神棚には長年ここのお札しか入れられていなかった。我が家にはどうも神社神道が根付いていないらしく、神宮大麻と崇敬神社を毎年新しくするということもなかった。父の実家の神棚にはたぶん祀ったときのままのお札が入っていると思う。黒く煤けていて汚れてるけど有難がってる。だから一家全員呪われているのかも知れない。祖母ちゃんが狐憑きだと言うのに信仰にはうとんちゃくな家系である。

本家は怖いからもう5年は出入りしていない。

で、大人になって氏神さんが違う神社だと知って、正式な祀り方をしてみたけど結果は最悪。ますますもって悪くなった。地域的には氏神でも親しみが無いんだよね・・・。

神宮大麻はお焚き上げに出したから崇敬する神社と氏神さんのお札があるけど、大歳神の神社のお札を飾るべきかなぁ・・・。それでなんとか名目は保たれていた気がする。崇敬する神社と大歳神なら相性がいいのかも知れない。基本に返るべきなんだと思うし。

とにかく変な家で、父が家など建てる数十年前に父の名で表札を作ったりしてる。それも遷宮で出された伊勢の廃材を利用していた。ああいう代物ってよし悪しなんだよね・・・。通常は廃材は別の神社の改修に使用されるんだけどね。その表札は大昔に処分した。神社の場合はお社自体もご神体や神と変わりがないから、その一部を貰う行けるって感覚おいらには分からない。

出雲大社大遷宮の時に、本殿に上がるチャンスがあったんで長時間並んで普段出入り禁止の場所に立ち入ったけど、それをしたことを今でも後悔してる・・・。総計すると何億もの人の願いを掛けられた神社の社である。ご神体は移動されててモヌケの殻と言う状態だから本殿に入れたんだけど、ものすごく気味悪くなって吐いた。

社そのものが信仰対象なんだよね。どこの神社にしても・・・。

いろんなことを試したけど、おいらにはダメでも家族にいいのなら元に戻すべきだよね。おいらの方がイレギュラーなのだから、家族に会わせるのがセオリーだろう。

で、この神社はおいらの名づけ親神社でもあるわけで、生まれたときから由縁が近い。だけどその神社で遊ぶなと母方の祖父にはよくしかられた。

「神社は神さんの『お墓』だから騒いではいけない」

と4.5歳くらいの時にきつく言われた記憶がある。そのくせ霊障などには無頓着で、頓死した武士の墓石を探したり、市井の歴史家風なことをしててよく手伝わされた。

おいらの場合は、おいらの体質を無視した無謀な大人たちのせいで無茶苦茶にされた部分が多いなぁ。長い間、その頓死した武士に取り憑かれていたらしい。確認にいった霊能者さんにも言われたし。

なんかなぁ。いろいろ疑問が解けて全部が繋がるけど、もう繋がるだけじゃ全然意味が見いだせなくて、何をどう奮い立たせればいいのか奮起にもならない。

三年前の自分に戻ったみたいな気がする。




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