無題

今日も来てくれたんだね

素直にそんなふうに言えたら

どうなにいいだろうか



頭ではわかってても

実際にするのは難しい

恥ずかしくなるから

無題

小さなことが気になる性格だと

最近まで気づいてなかったけど

今では気になって仕方がないなんて



どんなことも気にしないでいられた頃に

戻ることができたらどんなにいいか

わかっている分だけ難しいけれど

無題

元気そうで良かったと返信したけど

もっといろいろ書いても良かったかな

我ながら言葉が足りなかったかも



“お前は一言多い”と言われたこと

今も気にしてるなんて知らないよね

あなたは忘れてるかもしれないのに

無題

あなたから久しぶりに届いたメール

最近の自分の写メ付きなんて

一体どんな風の吹き回しなの？



写真は嫌いだってずっと言ってたのに

自分で撮るのは構わないの？

思わず突っ込んでみたくなるけれど

無題

あなたが夢を叶えていることは

後で知ったけれど

幸せなのかと聞いてみたくなる

余計なお世話かな



自分が幸せだと思えるから

あなたもそうあって

くれたらと願っているだけなの

言えるわけないのに

無題

そんな日々が大人になっても続く

信じていたのに

私は自分の夢を選ぶことで

進む道が分かれた



あなたは寂しそうに笑いながら

決めたんだねと言った

あの日のあなたを思い出すたび

胸が苦しくなる

無題

時々あなたのことを思い出す

会えなくなってから

かなりの年月を重ねたのに

今も鮮やかまま



あなたは私にとって憧れで

尊敬してた人

だから隣を歩く日が

来るとは思わずに

無題

もっと自分を上手に出すことができたら

もしかしたら何かが変わるかもしれない



そんなことを考えながら晴れ渡ってく

青空と日差しに目を細めながら

無題

物事を悪く考えないようにしてる

それでも落ち込んでしまうことがある



くよくよしていたところで仕方がないと

最初からわかっているのになぜだろう

無題

少しずつ雲が切れていく空を見上げて

久しぶりに穏やかな気分になる



あまりにもいろいろなことがあり過ぎたから

考え込む日々が続いていただけに

無題

あなたの笑顔はいつでも私を

優しく見守ってくれているのに



時々すごくわがままになってしまう

あなたをずっと独り占めしたくて

無題

次に会えるまで先は長いから

不安がますます募るばかりで



信じていないわけではないけれど

自分にとても自信が持てなくて

無題

あなたの気持ちは今どこにあるの？

時々見失って不安になる



いつでも優しいわけじゃないのは

自分でも良くわかっているけれど

無題

強い北風が吹き抜けていく

少し季節が時間を戻して



明日は綺麗に晴れ渡るのかな

空を見上げて溜息つく

無題

簡単に騙せる

そう思っているのなら

間違いもいいとこ

笑ってやりたいくらい



悪意を抱(いだ)いて

近づいて来る輩は

きっとどこにでもいる

見極めが難しいけど