無題

慰めの言葉は掛けたくない

頑張れの言葉も嫌いだし

頑張ってない人はいないから

運には差こそあるとしても



現実のまではどんな言葉も

一瞬で無力になることも

それを常に意識してる人は

案外少ないと思うけど

無題

最近噛み合ってないなあと

つくづく感じてしまう

そもそも相性が悪いのかな

認めたくないけれど



あなたの本音が見えないから

不安になるんだろうな

はっきり言ったりできないけど

感じてくれたらいいな

無題

時間は掛かっても

いいとは言われたけど

できるだけ早く仕上げたい

それがあなたのためだから



多くの人の耳に

届く日が来るのかな

あなたが生み出した音と

私の紡いだ言葉

無題

渡されたトラックと

譜面を見つめながら

どんな言葉を紡ごうかと

あれこれ悩んでしまう



自分が普段しない

言葉遣いが欲しい

そんなリクエストに応える

そのために頑張りたくて

無題

そばまで飛んで行けたら

どんなにいいかと思いながら

自分の気持ちを封印

抑える必要はないけれど



一歩踏み込めないのは

私の弱さなのかもしれない

遠慮していると言うより

関係が壊れるのが怖いだけ

無題

今日は午後から雨だねと

朝一番にメールを送った

まだ返信はないけれど

あなたを思い浮かべて笑顔に



少し蒸し暑さを感じて

思わず窓を開けてしまった

寒さを感じないなんて

何か不思議な気持ちになるけど

無題

“いつもそばにいたい”

素直になるのが怖い

あなたを知ってから気づいた

新しい感情に

自分のことだというのに

つい戸惑ってばかり



好きだと思う気持ちの

その向こうにあるものに

気がついたその瞬間から

自分が変わってしまう

それが良いか悪いかは

いずれ答えが出るだろう

無題

後ろ向きの言葉しか

思いつかない自分が

とても嫌だと思いながら

これが現実だと

受け入れている自分が

すぐそこにいたりするわけで



あなたの笑顔が見たい

基本はそこにあるから

できる限りの努力をして

引き出していけたらいいな

私のできることなんて

高が知れてはいるけれど