この仔猫は、捨てられたのでしょう…
きっと、がんばって歩いたのです。
車に驚き、犬におびえ、やっと、ここまで…
雨降りの夕方、
おばあちゃんのウチの前、植木の陰で休みます…
小さな仔猫ちゃん。
びしょぬれ、泥まみれ、目やにだらけ…
どんな怖い事があったのでしょうか?…
…背中には、大きな怪我…
お出かけから帰って来たおばあちゃん。
おどろいたわ…おまえ…どこから来たの?
血が出ているじゃないの…
か細くて、小さい声で
でもシッカリとおばあちゃんを見て…
ピーピー頑張りました。
そうかい… わかったよ…
おばあちゃん、ため息ひとつ
汚れた仔猫を抱き上げました。
ふふふ、おかしな顔ね…
顔をぬぐってもらって、
身体をキレイにしてもらって、
傷を消毒してもらって、
手当てしてもらいました。
コレが、とぼけた顔のマンガちゃんと、おばあちゃんの出会いです。
ネズミを捕まえるのが上手よ
人も猫も、ふたりだから寂しくないのよ
この仔は、うんと、なつこくって可愛いの
おばあちゃんの自慢の息子です。
よかったね マンガちゃん。
めでたし、めでたし
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もみじのお陰で、いろんな人といろんな話をします。
いろんな出来事を聞きます。
目に見えない小さな奇跡が支えるささやかな命に胸がふるえます。
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あれから何年たったでしょうか。
ずいぶん昔の作品ですが、私の大好きな物語です。
昨年暮れから、マンガちゃんの姿が見えないんですよ。
お伊勢参りに出かけたのでしょう。
まんがちゃん♪
大切な命。
きっちりお預かりしてますよ^^
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宜しければお越しください。