「斑鳩」といえば、一言で言えば洗練された魚介とんこつの行列店として有名ですが、自分の中の結論を言ってしまうと、正直ワンランク違うラーメンだと思いました。
本日オーダーした特製ラーメン（850円）です。
券売機に「人気No.1」と書いてありました。
メニューをよく理解していませんが、スタンダードなラーメンとはおそらくトッピングで差をつけたものと思われます。大ぶりのチャーシューが3枚に味玉が乗っています。
スープは白濁していますが、濃厚なとんこつという感じではなく、魚介の風味とけんかしない上品でいいバランスの味です。塩加減も薄めで最初の一口はやや物足りなく感じますが、その分上品なダシの味が際立つので、一口、もう一口と吸い込まれていくようです。
中太のもちもちつるつるした麺もいい感じでスープを絡めてくれます。
器もいいですねえ。
和風の魚介とんこつを標榜するだけあって、器も和風で、お冷は切子のグラスです。
具に戻ると、チャーシューは脂身が少なく赤身メイン。
箸で強くつまむと崩れるほど軟らかく煮あがっていますが、肉質そのものは締まった感じです。薄味で脂身が少ないので上品なスープの邪魔をしません。
味玉もアップで。
いい感じのとろけ具合です。そして味付けも卵の風味を壊さないほんのりした味です。
スープ・麺はもちろん、具の美味しさとトータルのバランス、そして器にまでこだわりを見せたハイクラスなラーメンだと思います。
「斑鳩」というと、数年前に林家こぶ平さん（当時）がTV番組であまりの美味しさに涙を流しながら食べたシーンがいつも思い浮かびますが、なるほど納得の味です。
東京駅地下の「東京ラーメンストリート」にも今月オープンしたらしいので、また別の機会に足を運んでみようと思います。
4月は5食目で、今年通算36食（22すすり・13つけ・1まぜ）となりました。
ここ最近すすりがつけを大きく突き放しています。
目標達成まであと75食・・・。
