まずはカブトムシです。昨年採卵そのものが少なかった上に引越しして環境が変わったせいか今年の羽化がオス1匹・メス2匹という結果に終わってしまったのですが、今年はこの時期で孵化した幼虫一匹と採卵10数個を確認することができました。幼虫は体長が2～3mmあるかないかというところです。
孵化した幼虫は周辺のマットと一緒に別ケースに移しました。小さいながらも体表にはしっかりと毛が生えていて、腹部にはマットを食べた証である黒い色が透けて見えました。採卵した卵も放置が望ましいですが、マットに潜る成虫に傷つけられてしまう可能性があるので、同じく別ケースに移して様子見です。
続いてアカアシクワガタです。今年は成虫を3つのケースに分けて朽木をセットするなどして採卵を促しています。2ケースが昨年羽化した成虫、1ケースが今年羽化した成虫のペア。今年羽化したペアはまだ仕切りを間に入れて交尾をさせていなかったのですが、今日仕切りを外して朽木を埋めカップリングを開始しました。
昨年羽化した成虫のケースは、1ケースだけマットを掘り返してみたところ、先ほど確認したカブトムシの幼虫よりもさらに小さい幼虫を一匹だけ確認することができました。
体長は2mmくらいでしょうか。カブトムシの幼虫よりも皮が薄く、より身体が透き通っています。こちらもマットを食べた証である黒い色が透けて見えて一安心です。やはり成虫に絡まれることを恐れて、以前に成体を購入したときに用いられていたミニタッパーに周辺のマットごと移しました。残念ながら他に産卵や孵化の様子が見られませんでしたが、もう1ケースとこれから交尾させる1ペアに期待しています。
