バーベキュー、郊外ドライブ、珍しく夕食の支度を2回もして、楽しくかつそれなりの親孝行もできたのかなと思います。
そして今日のフライトは19:00。
遂にやってきた、残す欲望その２をかなえるチャンス。
早めにチェックインしてきっちりお土産も購入したら、真っ先に足が向かうのは「ラーメン道場」。
今日は、帰省初日から「ここにしよう」と心に決めていた「らぁめん銀波露（ぎんぱろう）」へ。
ネットで調べると、札幌ではなく、その北東の隣町、江別に本店を構えるお店なんですね。
初日に食べた「ラーメン 次郎長」も函館風っぽい塩ラーメンを出していましたが近隣の森町でしたし、雪祭りのラーメンブースで食べた焼味噌ラーメンの「雅」も札幌の北隣の石狩町からの出店でした。
都心以外にも名店が増えているんですね。
その昔は月形町の「むつみ屋」なんかが都心を外れた名店の走りでしたが。
何をオーダーしようか迷いましたが、目に飛び込んだのは各テーブルと店中に貼らされたコレです。
何と、北海道の厳選材料で濃厚な味噌ラーメンを作っただけでなく、それにチーズまで加えましたと。
チーズ好きなのでそそられますねえ・・・。
以前に「初めての店は定番メニューを」と決めたばかりでしたが、今日は家族が一緒です。zunkoに定番を食べさせて、自分はコレで行こうと決めました。
さあ、出てきました、「厳選とんこつ味噌」。
味つけが味噌なので、スープの濃厚度合いが伝わりづらいのですが、味噌の色に隠れて濃厚とんこつの証である乳化した脂がキラキラ光り輝くとろみのあるスープです。
有難いことにチーズは別出しにしてくれています。
ラーメンのほうをアップで。
具は札幌風味噌ラーメンとは違い、濃厚とんこつにあわせた万能ネギを使用しています。
チャーシューはばら肉を巻いて、脂身までやわらかく煮上げて表面を炙ったもの。
後ほど紹介する「味噌らぁめん」はロースで炙りも加えていませんでしたので、濃厚さの中でも存在感を発揮する組合せに変えているようです。
麺は札幌風に近い黄色がかった硬めの麺。
ただし、スープの濃厚さを考慮してかウェーブは少なめです。
いい感じで濃厚スープを絡めてくれますね。
味噌のファーストインプレッションの後に濃厚とんこつを感じ、そして硬めの麺がしっかり存在感を発揮するなかなか美味しい組合せです。
では、半分ほど食べたところでチーズ行ってみましょう。
っと、思ったより量が少ないですね。
自分も何年前に食べたか覚えていませんが、恵比寿の「九十九ラーメン」の山盛りチーズの経験がある人は、かなり少ないと思うでしょう。
ただ、やっぱりラーメンにチーズは「意外に合う」が大勢の意見かと思うので、やっぱり変化球というのが持論です。この程度の量で「味噌ラーメンにも意外に合うなあ」というアクセントを加えるトッピングくらいに思うのが良いんじゃないでしょうか。
一方でこちらはzunkoのオーダーした「味噌らぁめん」。
こちらはとんこつベースに白味噌、焦がしたラードを浮かべて香ばしさを出し、炒めたもやしや玉ねぎが乗るオーソドックスに近い味噌ラーメン。
写真ではやはり判りづらいのですが、並べて比べると実はその濃厚さが一目瞭然だったんですよね・・・。
チャーシューも「厳選とんこつ味噌」とは違いロース肉を用い、ネギも白ネギ。
麺は「厳選とんこつ味噌」に似ていますが、明らかにウェーブはこっちのほうが強いです。
スープに合わせて微妙にチューニングしているところが心憎いです。
いやあ、なかなか味わえない濃厚味噌ラーメンを頂くことができ、充実の北海道帰省となりました。
（こう書くとラーメンを食べることがすべてみたいに聞こえる人がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません！）
5月は1食目で、2012年通算38食目（28すすり・9つけ・1まぜ）となりました。
今年はすすりがぶっちぎっています。別に意識はしていませんが。
また、月あたり10食を切っていますが、これはほぼ計画通りです。
何と言っても、例年通りなら秋に「大つけ麺博」があるはずですからね。
ちなみにですが、帰省初日に入った「ラーメン次郎長」に、Jリーグのセレッソ大阪の若手選手5名が入っているのを見ました。U-23代表のMF扇原選手、FW永井選手など。当日のデーゲームのコンサドーレ札幌戦の帰りだったようです。やっぱり「札幌に来たらラーメン」なのですね。
食事中に話しかけられないので一旦その場を離れましたが、写真だけでも撮らせてもらえないかと思って戻ったときには既にいませんでした・・・。
こういうときは迷っちゃダメなんですね。
