Euro2008

Euro2008のグループリーグも佳境を迎えています。
ジダン、ネドベド、フィーゴなど超大物ベテランがいた前回大会に比べてやや小粒だなというのが個人的な所感です。（その大物がいる国をことごとく破ったギリシャが優勝というのが最大の驚きでしたが。）
今回はさらにイングランドが予選で敗退するなど、小粒感に拍車をかけてしまったのですが、ふたを開けてみると世代交代の成否が明暗を分けたり、ジャイアントキリングがあったり見所はそれなりにある模様です。
世代交代で言うと、ゴールデンジェネレーションがごっそり抜けたポルトガルは、主軸に成長したC・ロナウドが磐石の活躍を見せ早々にベスト8を決めました。ネドベドが抜けたチェコはトルコに大逆転負けで敗退。ジダンが抜けたフランスは未だテュラムらのベテランが残り、アンリも30歳を迎えるなどピークを過ぎた感は否めず、オランダに完敗し、同じくオランダに完敗した2006年W杯王者イタリアと生き残りをかけて今夜激突します。しかし、2連勝で1位突破を決めたオランダが2引き分けのルーマニア相手に控えで望むなどして破れた場合は、結果を待つまでもなくフランスとイタリアの敗退が決定します。
イタリア同様に2006年W杯ベスト4の主軸を残したドイツは比較的楽な組に入れられたかと見ていましたが、1998年W杯以来のクロアチア戦の敗北。一次リーグ敗退のピンチに立たされたものの、最終戦でホスト国のオーストリアに勝った模様です。この結果、既に敗退の決まっているスイスと、ホスト国2国が一次リーグで敗退と言う珍しい事態になってしまいました。
また、前回優勝のギリシャはスウェーデンとロシアに力負け。この組ではW杯でも活躍したフェルナンド・トーレスやビジャが安定した活躍をするスペインが勝ち抜きを決めています。
2連勝して主軸を休ませることができたポルトガル、オランダは攻撃陣の好調もあり勝ち進みそうですが、トーナメントで強さを発揮するドイツなどがいるのでどうでしょうか。スペインもW杯やEuroでは格下に勝っても有力国に負ける伝統が気になります。イタリアとフランスも勝ち残ればですが、同組のルーマニアよりは上位進出の可能性は大です。
とは言いながらも、決定的な力を持つC・ロナウドがいるポルトガルが前回の雪辱を期すということで本命と見ますが。

それにしてもWOWOWやスカパーでの中継は勘弁して欲しいです。
TVを見る時間の短い我が家では有料チャンネルには加入したくないもので・・・。