記念すべき第一回はやはり人気のお店で食したいと思い、「食べログ」人気No.1 のお店に行きました。
また銀座に行く機会があったので次は2位以下のどの店に行こうかと思いましたが、あれ?なんか順位が違う・・・。
というか、「篝」が2位になっているではありませんか。
なんと、現在（というか3月7日当日）の1位は「むぎとオリーブ」です。
前回は5位にも入っていなかったと思うので、急浮上ではなく新店の様子。
ん？「むぎ」はわかるが「オリーブ」?
少し感じる違和感はさておいて、入店します。
オーダーは券売機で行う方式ですが、「鶏SOBA」「蛤SOBA」「鶏・煮干し・蛤のトリプルSOBA」「濃厚卵のまぜSOBA」と基本ラインナップが4つもあります。
はい、こういう時は「券売機左上を押せ！」ですね。
「鶏SOBA（850円）」をオーダーしました。
「大山鶏ガラと丸鶏を大量に使った雑味のないキレのある黄金スープ。」との触れ込みにも非常にそそられます。
出ました「鶏SOBA」。
っと、「黄金スープ」から勝手に塩ラーメンもしくは薄口の醤油ラーメンを創造していましたが、出てきたのは富山ブラック並の黒い醤油ラーメンでした。
スープをすくうと、醤油の色の上には結構な量の油膜。
う、ちょっとこれは序盤からスープを飲むのはためらいますね。
まずは麺から頂きましょう。
丼は受け皿で出してきますが、その理由は丼までアツアにして提供してくれるからのようです。
そして、麺をすするとそのアツアツ感が良く伝わってきます。
やや細で加水率がやや低めと思われる麺は、ぶつっとキレる食感が心地よいです。
味付けは見た目ほど濃くなく、鶏の柔らかさと、適度にカドの取れた醤油の旨みがうまく調和している気がします。
具にはかなりこだわりがあるようです。
この細く角切りにした野菜は山芋。
しゃっきりした歯ごたえの後にぬめりのある食感が現れる山芋は、意外に醤油ラーメンに合う気がします。
そして、上げた細切りの蒲鉾を結んだもの。
これは、Webで調べてみるとナルトの素揚げだそう。
ナルトと言えば輪切りにして彩を添える「ラーメンの花」ですが、素揚げにすることと形を工夫することで、味も食感も別物になっています。
他の具としては、ネギや三つ葉の香味野菜に、海苔とチャーシューです。
食べ進むと、油膜はスープとなじんできます。
うん、予想した通り柔らかな味わいが主で、脂の適度なこってり感が脇役の美味しいスープです。
後半はチャーシューに着手。
これは鶏チャーシューですね。
筋も脂も全くなく、肉質も非常に柔らか。もっちりしています。
味付けも薄めで、箸休めにちょうど良い味わいです。
もうひとつ、豚ロースも入っています。
こちらは肉質がしっかり目でしたが、味付けはやはり薄め。
鶏もそうでしたが、「チャーシュー」と呼んでよいうのかどうか迷うほど、上品に仕上がっています。
でも味付け等から考えると、そのものが料理というわけではなく、スープの中に存在して引き立つように計算されているんですね。
「黄金スープ」を見た瞬間に追加オーダーしてしまったものがあります。
あ、レンゲをかぶせた写真しかなかったです・・・。
「締めの茶づけご飯（200円）」です。
ここまでスープを注げばよいでしょうか。
アラレ、海苔、ほぐし鮭に海苔と、構成は普通にお茶漬けですが、スープは鶏ベースの醤油味。
でも、意外に違和感なく頂けます。
無料トッピング、調味料の調査を忘れていました。
唯一用意されているが「エシャレットオリーブオイル」です。
はい、ここでようやく「オリーブ」が出てきた感じです。
麺を食べるときに加えるのを忘れていたので、残ったスープに少量、お茶漬けの終盤に少量で頂いてみました。
香味野菜のエシャレットなので、確かに序盤からどばどば加えるのはどうかと思いますが、逆にこの味わい、このボリュームのラーメンだと、途中から味を変える必要もないのではと思わなくもないですが。
3月は1食目で、2014年通算18食（13すすり・4つけ・1まぜ）となりました。
抑えようと意識しているだけあって、静かな立ち上がりの3月です。
