もむでんブログ

日本終盤のピンチをしのいで2勝目! ラグビーワールドカップ2023フランス大会 日本代表28-22サモア代表

日本時間で今朝4時から行われたラグビーワールドカップ2023フランス大会のPOOLD日本代表の第三戦、サモア代表戦は28-22で日本代表が3勝目を挙げています。

 

50分にサモア代表の危険なプレーでレッドカードWTBベン・ラムにイエローカードが出て、一時は17点差までリードを広げた日本代表でしたが、敗れると後がなくなるサモア代表の反撃に遭い2トライ1ゴールを返され、最後は6点差でしたが、日本も絶対に落とせない試合で2勝目を挙げ、最終戦のアルゼンチン戦でプール戦突破の直接対決を迎えることとなりました。

(アルゼンチンは明日日本時間22時にチリと第三戦を予定していますが、さすがに負けないかなと。)

 

日本は不フロントローに稲垣・堀江・具、LOジャック・コーネルセンとアマト・ファカタヴァ、バックローにFLリーチマイケルとラブスカフニ、No.8姫野、SH齋藤、SO松田、CTB中村とディランライリー、WTBは左ジョネ・ナイカブラと右松島、FBにレメキ。

当初メンバー発表で入っていたSH流はコンディション調整で練習を外れたと聞きましたが、先発齋藤とリザーブ福田に変更され、FBはイングランド戦の序盤で負傷したセミシ・マシレワが離脱し、レメキが初先発。

急遽山中が追加登録されて合流しましたが、登録外となっています。

FW8人のパックはイングランド戦と変わらず、SHとCTB、FBの3人を入れ替え、リザーブには今大会初めて李が入りました。

一方でサモアは日本と札幌でのテストマッチで対戦してからメンバーが9名入れ替わっていたそうで、ほぼ別のチームですね・・・。

 

試合は開始すぐに日本のペナルティを取られ、サモアはハーフライン少し手前から距離の長いショットを選択しましたが、CTBアライディアンジェロ・レウレラが失敗。

3分にはサモアがラインアウトからモールを組み、日本を押し込みましたが得点ならず。

ただ、このモールは試合を通して脅威になりそうな勢いでした。

8分にはサモアのノックオンで最初のスクラム。

FW8人のパックのウェイトではサモアが20㎏程勝っていますが、日本はボールを早めに出して展開。

11分にはサモアのノックオンでスクラムを得、日本は出したボールを左に展開するとFBレメキがボールキャリー。

ゴールライン数m前で捕まるも、ラックからのボールを受けたラブスカフニがタックルを受けながら手を伸ばしてボールをインゴールにグラウンディングしてトライ。

コンバージョンも松田が決めて日本が7-0で先制。

その後、サモアは日本のノックオンからスクラム、コラプシングでラインアウトを選択するとさらに日本が反則でサモアボールのスクラム、サモアのトリッキーなパスに味方が反応しきれず日本ボールのスクラムとなりましたが、逆に日本がノットリリースを取られてペナルティ。

このショットを23分CTBアライディアンジェロ・レウイラが決めて7-3。

日本は26分のサモアのオフフィートからペナルティを得て、敵陣10mライン付近から距離のあるショットを決めて10-3。

 

32分には右サイドで再びレメキが長いボールキャリーで前進、一旦潰されるも、ボールを中央を経由して左サイドにつないでリーチマイケルがトライ。

この一連のプレーでサモアのSHジョナサン・タウマテイネがシンビン。

まつだがこんばーじょんを決めて17-3とリードを広げます。

 

しかし、36分にはHO堀江がハイタックルでシンビン。

人数的には互角になりましたが、FWが一枚減った日本は、直後のサモアボールのラインアウトから押し込まれ、横に流して押し出そうとするもサモアの勢いに押されてトライを献上。

キックを連続失敗しているサモアはキッカーをクリスチャン・リアリーファノに代えますが、失敗して17-8。

前半はそのまま終了し、日本リードで折り返しました。

 

後半開始早々にサモアにノックオンが出ましたが、堀江を欠く日本はジョネナイカブラを一時坂手に交代、一方でサモアはシンビンが解除され、日本の数的振りに時間帯に。

サモアは50:22キックから日本陣内でラインアウトを得ますが、姫野のジャッカルが決まりノットリリースを引き出して日本ボール。

すると、サモアは44分にベン・ラムの危険なプレーでペナルティ。

日本はラインアウト選択から連続攻撃を仕掛けますが、ノックオン。

そして、先の危険なプレーがレッドカードの判定に代わり、ベン・ラムが退場。

日本は残り33分を数的優位で戦うことになりました。

ここで、一時交代の坂手をジョネ・ナイカブラに戻し、堀江が復帰、PR稲垣→クレイグミラー、具→ヴァル・アサエリ愛への2枚替え。

さらに、危険なタックルを受けたラブスカフニに代えてワーナー・ディアンズが一時交代。

 

その直後の48分、日本はラインアウトからモールを作り、サモアのオフサイドを引き出すと、再びラインアウトモールから姫野がトライ。

前半はモールからピンチを作った日本でしたが、後半は逆に攻撃でやり返し、3トライ目につなげました。

このコンバージョンはマツダが失敗して22-8。

松田は今大会3試合目にして初めてのキック失敗です。

直後にサモアもフロントローを3枚替え。

51分には日本が奪ったボールをレメキがライナー性のボールでサモア陣内に蹴り込むと、ノックオンを引き出し日本ボールのスクラム。

日本蓮のスクラムを優勢に押し、サモアのコラプシングを引き出してペナルティ獲得。

これを松田が決めて25-8と、2TG以上の差に広げました。

ここで、HO堀江に代えて坂手を投入。

 

こうなると、日本のもう1トライでのボーナスポイント獲得に期待がかかりますが・・・。

 

58分にはサモアが中央突破しかけるもパスミスで日本がカット。

62分にはサモアの攻撃の連係ミスを拾った松島が独走トライと思われましたが、ボールを拾おうとしたディランライリーのプレーがノックオンの判定。

日本は直後にジャックコーネルセンに代えてディラン・ライリーを投入。

しかし、64分にはサモアが連続攻撃を仕掛け、左サイドでダンカン・パイアウアがトライ。

コンバージョンも決めて25-15と10点差。

こうなると、1TGに1PGで同点、2T1Gで逆転と、2プレイで試合の結果が変わる点差に。

 

67分にはサモアが自身のハイパントをノックオン、69分にはサモアがノットロールアウェイで日本がラインアウト選択と優位に進めますが得点は奪えず。

すると、73分にはサモア陣内ゴール正面でサモアがオフフィートの反則。

これをショットを選択して、松田が決めて28-15と13点差に。

今日はキックの安定しないサモアなので、2TG出ないと逆転されない点差にしましたが・・・。

直後に日本はELリーチマイケル→下川、SH齋藤→福田、CTB中村→長田とメンバーをリフレッシュ、逃げ切りを図ります。

 

しかし、78分サモアは日本陣内でのオフサイドでペナルティを得ると、早いしリスタートから日本の人系が整わない隙をついて、SOクリスチャン・リアリーファノがトライ。

コンバージョンも決めて28-22と1TGで逆転可能な点差になってしましました。

 

残り時間は1分39秒。

 

日本のキックオフですが、相手にボールが渡って始まる為、日本ボールで時間を使うことができず、かつペナルティを犯すと相手ボールラインアウトで一気に自陣に攻め込まれる危険もあります。

日本はレメキが敵陣深くキック、サモアもキックを使えないため敵陣区画とどめて時間を消費する作戦ですが、日本にオフフィートの反則。

ラインアウトで日本陣内に持ち込まれますが、直後に80分を経過、ラインアウトはうまくつながらず日本がカットして即蹴りだしてノーサイド。

 

数的優位かつ4トライでのボーナスポイントを狙える状態から、最後はサモアに勝ち点1を与える6点差まで詰め寄られましたが、2勝目を挙げて勝ち点9になりました。

一方でサモアは3試合を終えて勝ち点5。イングランド戦を残しての2敗目となり、アルゼンチンがチリに敗れ、日本がアルゼンチンに敗れた上でイングランドに勝つ必要がある為、非常に厳しい星勘定となりました。

一方、2勝目を挙げた日本は、日本時間明日22時に行われるアルゼンチンーチリの試合が、アルゼンチンがBPを得ての勝利になる可能性が高く、同じ勝ち点9同士の直接対決となります。

日本はプール最終戦のアルゼンチン戦に勝てば、明日のアルゼンチンの結果にかかわらず決勝トーナメント進出ですが、勝ち点9同士になった場合、引き分けの可能性もあります。

その際は得失点差になる為、現在日本が+14、チリ戦前のアルゼンチンが-8の為、アルゼンチンは明日22点差以上を狙って勝ちに行くでしょう。

できれば22点差以内かBPなし勝利を望みますが、難しいでしょうね。

 

いずれにせよ日本はアルゼンチンに勝てば文句なしですから、日本時間10月8日20時の試合で熱く応援して、勝利を祈りましょう!

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