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散歩道

毎日てくてく歩いています♪

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2004-06-09 00:08:37 | つれづれ
もし・・・・
あなたにとって大切にしていたものがなくなったら
それがなくなっていくさまをどうしようもなく目の前で見守らなければならないとしたら、あなたはどう思うだろうか?どう感じるだろうか?



母は息子をかばい、どうしようもなく家をでることができなかった。
息子は自閉症だった。
家は火につつまれていた。
彼はその場の状況を理解できず苦しんで固く立ち止まってしまった。

火の手に気づいて駆けつけたとき、その家は炎に包まれてしまっていた。
もしいるとすれば家のすぐ外にいるはずだと思い周りを探してみたものの、姿はとうとう見つからなかった。
広まる炎をただ見つめるしか出来なかった。
もう何もすることはないのか?
本当にできることはないのか?

母は息子をかばうように息子を覆っていた。
玄関まであと数メートル。
大きな固くなっている息子を動かすには母は年をとりすぎていた。


そして彼女が最後に手にとったもの
それはやはり「愛」だった。