32 :三好晴海入道 :2006/02/17(金) 22:57:58
ついに始まりました、作太郎さんのストーリー紹介各話編。「さてお次はいかになりゆくか」
という感じで、楽しみにしています。
『レ・ミゼラブル』はもともと新聞小説だったとか。だから起伏に富んだ
波瀾万丈のストーリーが続いていくわけですが、なるほど、それを元にした
『いのち燃ゆ』が劇的で面白いのも当然。 ドラマ本編を毎週楽しみにしていたのと同じように、
これからも作太郎さんの労作書き込みを心待ちにしています。
私もおりんが元々どういう女性なのか忘れていました。
後にたどる文字通り「落魄」の運命を思うといても立ってもいられなくなります。
思い返せばまさしく男社会のエゴ、我執に踏みにじられた女性達と、
あたかも彼女たちの苦しみを分かち合うかのように受難を受け続ける「異形」=赤毛の男、丈吉。
そして「異形」とは聖痕でもあるのです。
あまり気づいていなかったのですが、ユゴーの原作にはカトリシズムの色合いが強いようですね。
ではそれが『いのち燃ゆ』になった時にはどう生きてきているのか…。
あまり突っ込むとこのドラマの持つ根源の所まで降りていきそうです。
いつか再見できるであろうドラマ本編を待ちながら、その大テーマは追々語ることにしましょう。
原作『レ・ミゼラブル』も読んでみなくちゃなあ。
33 :作太郎:2006/02/19(日) 14:34:24
第2回不運な男
丈吉は、御赦免のめどがないのに絶望していました。大坂からきた、流人仲間から、
母と妹の消息を聞き、母からのお守りと手紙を読んで元気を取り戻しました。
庄屋は、お豊の婿に成って欲しい事、赦免状の事を話しましたが、丈吉は婿の話を
はねつけ、どうしても、島抜けしてでも、島を出ると云いました。
竜安と庄屋の会話で、庄屋は、黙認をすると云いました。丈吉の島抜けは、
庄屋に見つかりました。庄屋は、通行札等を丈吉に渡しながら、再度お豊の婿 になることを
頼みました。
その時、島抜けをしようとする別の男が、 庄屋に襲いかかりました。
丈吉は、庄屋に危害を加えたのは、 自分が罪をかぶると云いました。
島は、島抜けと、庄屋の怪我で 大騒ぎになりました。竜安の介抱もむなしく、庄屋は死を悟る、
そして隠れキリシタンの儀式をする。隠れて見た、
市蔵に固く口止めをする竜安でした。
その頃大坂では、家に戻った父親が母に無心していました。わずかばかりのお金
をかせいだ、妹のお志摩からの金をとり、芸者と家出しました、
途中芸者になっていたおりんに出くわしました。母は、丈吉の帰りを待ちわびています。
作次郎は、お豊に、自分の出生の秘密を明かしました。
自分は流人と島の女の間の子であることを、15才の時別の流人に云われた
と云うのです。そしてお豊に結婚を求めました。
お豊は、 父を殺した丈吉への仇討ちを作次郎がなせば、夫婦になると約束しました、
こうして2人の丈吉追跡の旅が始まったのです。
丈吉は、どことも知れぬ陸地にたどりつきました。
ついに始まりました、作太郎さんのストーリー紹介各話編。「さてお次はいかになりゆくか」
という感じで、楽しみにしています。
『レ・ミゼラブル』はもともと新聞小説だったとか。だから起伏に富んだ
波瀾万丈のストーリーが続いていくわけですが、なるほど、それを元にした
『いのち燃ゆ』が劇的で面白いのも当然。 ドラマ本編を毎週楽しみにしていたのと同じように、
これからも作太郎さんの労作書き込みを心待ちにしています。
私もおりんが元々どういう女性なのか忘れていました。
後にたどる文字通り「落魄」の運命を思うといても立ってもいられなくなります。
思い返せばまさしく男社会のエゴ、我執に踏みにじられた女性達と、
あたかも彼女たちの苦しみを分かち合うかのように受難を受け続ける「異形」=赤毛の男、丈吉。
そして「異形」とは聖痕でもあるのです。
あまり気づいていなかったのですが、ユゴーの原作にはカトリシズムの色合いが強いようですね。
ではそれが『いのち燃ゆ』になった時にはどう生きてきているのか…。
あまり突っ込むとこのドラマの持つ根源の所まで降りていきそうです。
いつか再見できるであろうドラマ本編を待ちながら、その大テーマは追々語ることにしましょう。
原作『レ・ミゼラブル』も読んでみなくちゃなあ。
33 :作太郎:2006/02/19(日) 14:34:24
第2回不運な男
丈吉は、御赦免のめどがないのに絶望していました。大坂からきた、流人仲間から、
母と妹の消息を聞き、母からのお守りと手紙を読んで元気を取り戻しました。
庄屋は、お豊の婿に成って欲しい事、赦免状の事を話しましたが、丈吉は婿の話を
はねつけ、どうしても、島抜けしてでも、島を出ると云いました。
竜安と庄屋の会話で、庄屋は、黙認をすると云いました。丈吉の島抜けは、
庄屋に見つかりました。庄屋は、通行札等を丈吉に渡しながら、再度お豊の婿 になることを
頼みました。
その時、島抜けをしようとする別の男が、 庄屋に襲いかかりました。
丈吉は、庄屋に危害を加えたのは、 自分が罪をかぶると云いました。
島は、島抜けと、庄屋の怪我で 大騒ぎになりました。竜安の介抱もむなしく、庄屋は死を悟る、
そして隠れキリシタンの儀式をする。隠れて見た、
市蔵に固く口止めをする竜安でした。
その頃大坂では、家に戻った父親が母に無心していました。わずかばかりのお金
をかせいだ、妹のお志摩からの金をとり、芸者と家出しました、
途中芸者になっていたおりんに出くわしました。母は、丈吉の帰りを待ちわびています。
作次郎は、お豊に、自分の出生の秘密を明かしました。
自分は流人と島の女の間の子であることを、15才の時別の流人に云われた
と云うのです。そしてお豊に結婚を求めました。
お豊は、 父を殺した丈吉への仇討ちを作次郎がなせば、夫婦になると約束しました、
こうして2人の丈吉追跡の旅が始まったのです。
丈吉は、どことも知れぬ陸地にたどりつきました。