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「いのち燃ゆ」スレッド13

2010-01-09 23:00:36 | いのち燃ゆ
52 :三好晴海入道 :2006/03/18(土) 19:03:41
ありがとうございます。今まで忘れていたのですが、このストーリー紹介で記憶の扉が開かれ、
まざまざと各シーンが頭の中に去来しています。
処刑される間際暴れ出す千吉、そして本当に素晴らしい丈吉の演説(見ていた当時、
心の底から揺さぶられたのを覚えています)、子どもを流産してしまうおみつ、
隠岐に流されていく丈吉を見つめる竜安先生…。
私が鳥取編が好きだった理由の一つを思い出しました。
思春期の頃は青臭い正義感に燃えているものですが、まさに「正しく生きる」というメッセージを、
この話からストレートに受け取ったからこそ感動していたと思うのです。
それはフランク・キャプラの心温まる映画群を見たときのような感触です。
悲しみと苦しみと怒りに満ちていた前半生を送っていた丈吉に訪れた幸せな日々。
それは丈吉にとって当然の権利であるように思えました。
しかしそれを振り切って、「正しく」生きることは出来るのか?そして「人間は
正しく生きることが出来るんだ」ということを真っ正面から描き、胸のすくような思いだったのです。
思えば私が子どもの頃、ヒーローが「正義」自体の意味に悩んだり、巨悪の前に敗北したり、
そして死んでいく物語の何と多かったことか。「正義と悪」の境界を問いただすような
ハードなドラマが子ども番組の世界でも主流でした。
そして時代は80年代、正しいことを「正しい」というのが恥ずかしいこととされた
「軽薄短小」「自虐韜晦」の時代でした。
そんな風潮に違和感を感じ、小さい頃見た「本当のドラマ」を見たいと
切望していた時にこの『いのち燃ゆ』にぶつかったわけです。
「熱い」時代の名残を残していたんですね。そう言えば子ども時代にテレビドラマを入れ込んで
真剣に見たのもこの頃が最後だったかも。
段々関心はラジオや読書に移り、 そしてテレビを見るより机に向かって勉強するようになったり
映画館に足を運んだりするようになったものでした。
少年時代との決別の頃だったのでしょう。この『いのち燃ゆ』は、テレビが熱かった頃と
私が子どもだった頃の終焉時代に出会った良品だったのです。
だから今でも忘れられず、スレッドも立てたわけです。
第14話「白日夢」はそんな『いのち燃ゆ』の一つの頂点をなすストーリーでした。
すっかりあの頃大興奮してみていたことを思い出しました。
改めてありがとうございます、作太郎さん。
53 :作太郎:2006/03/19(日) 01:01:21 こんばんは
いつもながら、入道さんの思いすばらしいですね。
私の拙いストリー紹介で、いきいき感動が戻ってこられるのは、とても嬉しい事です。
成人して見た私が、第3部の京都編に心ゆらぐのは、家族の愛、すなわち丈吉のお雪への愛情、
父子関係を見事に描いているからです。私は好きなものに友情物のドラマが多いのですが、
親子関係の物は少ないです。入道さんのおかげで、私も家に眠っていたビデオを見る 事ができた事にも感謝します。
ドラマ1話みて、文章化するのは、1時間以上かかります。
全部細かく説明したいぐらい伏線 と名文句の羅列が多いので、省くのに、苦労しています、
でも、これは、楽しい苦労です。 他の方もどんどん、書き込みに参加してくださいね。

「いのち燃ゆ」スレッド12

2010-01-09 22:45:52 | いのち燃ゆ
47 :作太郎:2006/03/05(日) 22:44:31
声援ありがとうございます。
6回分すっぽり抜けて申しわけありません。
8回~13回前半
タイトル列挙のあと続けます。
第8回「生生流転」
第9回「一輪でも花にて候」
第10回「噂の男」
第11回「たった一夜の涙花」
第12回「お豊・作次郎流れ旅」
第13回「砂に埋れし幸福の日々」
後半25分
竜安が、お豊に衝撃的な一言を云った。 丈吉は小松屋幸吉として、鳥取藩の用人と会合を持った。
先日の怪力での人助けが話題になり、 境で、赤毛の丈吉が捕らえられた話がでた。
丈吉は自分の身代わりの驚いたが、これでと安心した。
お豊は病床のおりんを見舞う、そして大坂での事をなつかしく語り合う。
作次郎は、 丹波屋の飲み屋で、丹波屋から、境で丈吉が捕らえられた事を知る。
作次郎は、境で確認すると、 その男は、丈吉を一緒に島抜けをした千吉とわかった。
千吉は作次郎を認め、自分が千吉であると 証言してみらおうとするが、作次郎は役人にその男が、
丈吉であると云う。翌日作次郎は、 お豊を伴い、小松屋を尋ね、境で丈吉が捕まったと詫びた。
幸吉の妻と義母は安心した。 しかし、丈吉には捕まったのが千吉であると告げた。
苦悩する丈吉、銀の燭台と訣別の為、 海に捨てた。
お豊は、竜安に、丈吉の自首をやめるよう説得してもらおうとするが、断られた。
48 :三好晴海入道 :2006/03/08(水) 18:53:57
たった後半25分だけでも密度の濃い展開ですねえ。その間5話分抜け落ちている訳ですが、
想像するだけで楽しくてしょうがありません。
確か10話じゃなかったでしょうか、それまで薄汚れた身なりだった丈吉が、
極めてこざっぱりとした装いで荷車を引き、それまでのドラマ中では見せることのなかった
笑顔を振りまき、 商人として成功しているシーンで始まるのは。家庭も出来、居場所も出来て、
人生が順風に進んでいるということを見事に表した笑顔でした。
当時私は祖父祖母の部屋のテレビで一緒に『いのち燃ゆ』を観ていまして
(居間のテレビは弟たちが独占していて、
水曜スペシャル川口浩志探検隊とかを観ていた)、
じいさんと一緒に「丈吉良かったなあ」と喜んでいた良い思い出があります。
鳥取編って、『未来少年コナン』でいけば「ハイハーバー編」に該当するような、
波瀾万丈のドラマの中のほっと一息つける部分なのです。
しかしその平穏に見える幸せがいかに難しいバランスの中でつかみ取られたものなのか、
それを守っていくためにはやはり闘っていくしかないのだ、という深い真実を見せてくれたのです。
それは反抗期に入りつつも、同時に両親のことを客観的に見ることが出来るようになりつつあった
中学生の私には なかなかにリアルな設定でした。
私が鳥取編が好きなのはこんな所にも要因があります。いわば青春の怒濤期を過ぎた人物が、
家庭人となった時に背負う業を描いたのが鳥取編なのでしょう。
と言うことは、京都幕末編はある年齢になった人物が次世代の人間に 物事を託し、
そして子どもを自立させていく物語なのだと言えます。『いのち燃ゆ』は見事な一代記なのです。
ユゴーの原作もさることながら、こういう着眼点は脚本の杉山さんの慧眼だと思います。
9 :三好晴海入道 :2006/03/11(土) 15:41:34
本日CSアンテナ工事完了しました。これで4月の『いのち燃ゆ』放送に向け下準備が整いました。
さあ、見るぞ。 ちなみに時専chって他にも面白そうな番組やってますね。
『子連れ狼』も見てみます。本編放送時はそれこそ大五郎と同い年位なので、実際の作品見たことなかったです。
50 :作太郎:2006/03/12(日) 00:54:52こんばんは
入道さんの作品への強い傾倒すばらしいですね。
第3部の紹介が遅れていますが、もう少しお待ちください。
雑記風に感想を少し。
竜安の存在すごいですね。
丈吉が婿養子になれたいきさつはタイトルの一輪の花にあったような。
おりんとお豊の関係描写ももう少し知りたいですね。
丈吉と過去を知る人との再会シーンも劇的な事がたくさんあったような。
まだ、まだいろいろありますね。 他の方の書き込み期待します。
51 :作太郎:2006/03/16(木) 14:05:59
第14回「白日夢」
お豊は、の家を尋ね、幸吉(丈吉)の妻おみつに、幸吉を今日一日家から出さない
よう忠告する。幸吉は鉱山にでかけようとするのを、おみつは必死に止め、家にいる ことになった。
竜安は、おりん、お雪母子に会い幸吉の来訪願うお雪に感心した。
赤毛の丈吉こと千吉は、町を引き回し後処刑されると云う。そして引き回しが、 小松屋の前を通った。
おこうの命令で家を閉ざしていたのだが、幸吉はそのまま、 うなされたようにその後についていく。
処刑場で必死に抵抗する千吉。 幸吉はついに自首を決断する。
おみつと、そこで会うが丈吉の固い決断の前では なすすべもなかった。
丈吉の突然の出頭に驚く役人たち。そこで皆の前で語る丈吉、 前科者への温かいまなざしの願いと
自分と千吉との運命が紙一重であることを。
丈吉は縄をうたれ、役人ともに、出る。途中作次郎に会い「作次郎はん、ありがとう、
あんたのおかげで、人の道をふみはずさなくてすんだ。」と感謝の言葉を云う。
呆然と立ち尽くす作次郎。おみつはショックで倒れ流産する。刑場に一人残り、
呆然自失の作次郎の元にお豊がきて、二人は抱き合う。
その夜二人ははじめて 男女の仲になった。しかし、作次郎は翌日朝早く姿を消す。
竜安は丈吉が隠岐島に送られる途中会う。そこでの丈吉の潔い態度に、
竜安は「丈吉は、わしを越えた。」と云う。
第15回「お雪哀しや鈴が鳴る」
予告編のみ
ナレショーンと画像から。
1年後、小松屋の元に丈吉が死んだと云う知らせがきた。
おりんが死んだ、お雪は丹波屋が連れ去る。
丈吉は、お雪を連れだし、いずこかへ。


「いのち燃ゆ」スレッド11

2010-01-09 22:30:47 | いのち燃ゆ
41 :高橋幸治スレより :2006/02/28(火) 21:49:41
連┃続┃時┃代┃劇┃--------------------------------------------------
━┛━┛━┛━┛━┛
■いのち燃ゆ(1981年/全23話)━━━━━━オススメ☆CS初放送☆
                  《4月21日(金)9:00スタート》
 □原作 ビクトル・ユーゴー □脚本 杉山義法
 □出演 柴俊夫、神崎愛、石橋正次、高橋幸治 、ほか
 「レ・ミゼラブル」を幕末日本に置換え、オリジナル部分を大胆に絡ませ た娯楽時代劇。
 小さな盗みを犯した丈吉は天草に流罪となる。10年後島抜けに成功した丈吉だったが、
 偶然起こった殺しの犯人と間違われ追われ
42 :三好晴海入道 :2006/02/28(火) 22:57:54 ID:???
>>41
何と! 「望めば適う」ということですね。分かりました、4月は年度替わりでもありますし、
決断してCSを設置して観ることにします。
『風神の門』スレッドではCS放送にこぎ着けるまで2年以上の書き込み・情報共有の努力があったようです。
『いのち燃ゆ』ではスレッド立ててまだ一ヶ月。
その間に作太郎さんという素晴らしい識者の参加があり、かなりの情報を得ることが出来て、
そして本編も2ヶ月後に再見出来る訳です。恵まれてます。感謝。 
43 :作太郎:2006/03/01(水) 01:00:59
こんばんは 、ビックニュースですね。
わずか2月で夢叶うって事なのですね。
続きを先に見て第3部の京都編ストリー紹介した方がいいのか、
ネタばれしても、いいものはいいと思うんですが。
どうでしょうか。
入道さんの考え、他みなさんのご意見聞かせてください。
44 :三好晴海入道 :2006/03/02(木) 13:29:10
もう、どうぞ京都編の紹介お願いします。2ヶ月で再見かないますが、その2ヶ月は貴重な時間だと思います。
新たなファンを掘り起こすことの出来る時間ですし、幕末の歴史に興味のある人が
このスレに卓越した意見を書き込んでくれるかも知れない時間です。
そして何より、ファンの我々が「いよいよ始まるぞ。観るぞ。」という気持ちを鼓舞していく時間でもあります。
作太郎さんが所有している貴重な録画が、その真価を発揮できるのもこの期間。
役割を全うさせてあげたいではないですか(既に甚大な役割を担ってくれていますが)。
「いいものはいい」というのはその通りです。本編を観たらまたそれはそれで発見がザクザク出てくるものです。
より豊かに、貪欲に、深みを持って『いのち燃ゆ』を楽しんでいこうではないですか。
45 :名乗る程の者ではござらん :2006/03/05(日) 17:31:54なんという嬉しいニュースでしょうか!
そしてストーリー紹介、ぜひお願いします。
『いのち燃ゆ』の魅力は、ネタばれごときに削がれることは無いであろうと信じております。
再放送までの約二ヶ月、作太郎さんのストーリー紹介に酔いつつ、願いが叶った喜びを噛みしめ
CS放送視聴可能な環境を整えて行きましょう。
46 :三好晴海入道 :2006/03/05(日) 21:37:41
私、今『レ・ミゼラブル』の原作を少しずつ読み出しているところです。
しかし普段多忙な業務を抱えている職業人ですので、そうそう簡単には読破できません
(新書なら2日くらいで読破できるのですが、小説はちょっと苦手)。
でもおぼろげながら分かってきましたが、『いのち燃ゆ』はかなりの部分オリジナルが
入っていて実はそれが魅力的だということです。
ミリエル神父は確かに重要な役ですが、竜安先生ほどの役を背負っていません。
ファンチーヌも『いのち燃ゆ』のおりん程にはストーリーに絡んできません
(しかしそれはまた別個に凝縮した登場で忘れられぬ印象を放っているのですが)。
お豊は『いのち燃ゆ』のオリジナル・キャラクターだとばっかり思っていたのですが、
もしかしたらエポニーヌが対応しているのかも。
そういえば原作では重要な初期ストーリーである、少年からジャン・バルジャンが
銀貨を盗むという話が抜けているような。いや待て、これがおりんから受け取ったお金のエピソードに対応するのか?
またまた記憶と想像が交錯しています。これもまた『いのち燃ゆ』の楽しみ方です。
色々な方のご高見を待ってます。そして作太郎さんのストーリー紹介続編を心待ちにしています。

「いのち燃ゆ」スレッド10

2010-01-08 23:30:41 | いのち燃ゆ
38 :三好晴海入道 :2006/02/24(金) 23:05:35
欠けている場面を想像たくましく語っていくのもまた楽しいと思います。
私もうろ覚えに覚えている者ですし、他のファンが補ってくれるかも知れません。
どうぞ紹介してください。
私の記憶から第3話と第4話がすっぽり抜けてましたね。
やはり子ども心におりんの哀れな顛末が記銘されて止まなかったところだったのでしょう。
それに『風神の門』で駿河屋仙左衛門として印象深い存在感を見せた山田吾一が
憎々しい役柄を演じていたのが忘れられなかったのかも。
前にも書きましたが、私にとって作太郎さんが所有せざる鳥取前後のエピソードが『いのち燃ゆ』の白眉でした。
原作で言えば、ジャン・バルジャンが町の名士となり、 人道的な工場を経営して、
そしてファンチーヌとその娘を救おうと苦闘するあの部分です。
丈吉の父と丹波屋が見事なまでに憎ったらしく、
しかもその因業なやり口が少し分かるような感じだった(男の弱さ・執心というものでしょうか)
のも本当に忘れられない設定でした。
丈吉の母、お咲の行く末はどうなるのだったでしょうか? 気になるところです。
実はお咲と鉱山師のおこうもまた、コインの裏表の関係にあるのでは、という仮説を持っているのです。
ああ、やっぱり本編が見たいです。
39 :作太郎:2006/02/27(月) 12:16:44
第6話「翔んで翔んで夢の中」の後半
第7話「夢去りし町角」の前半
父多吉の借金の取り立てに再度やってきた、やくざ達。
そこで、多吉は自殺すると母お咲を脅すがやくざに軽くあしらわれる。
刻限は明日までと。おりんが、なんとか自分の店の者に頼むと云う。
おりんは、匿っている丈吉と会う。丈吉は、銀の燭台を売ってくれと頼む。
おりんは、丹波屋に売ろうとする。作次郎とお豊は、お家断絶になった為 再び丈吉への復讐を誓う。
そして番所で、丈吉の家を聞く。丹波屋は、 銀の燭台は禁制品と見抜き、買うのを拒む。
おりんは、ついに、わが身を 丹波屋に売ることを承諾する。
そのお金で丈吉の妹お志摩を救おうと。
おりんは、昨夜の丈吉との一夜の契りと、銀の燭台で自分の心の財産にと思う。
丈吉はそうとは知らず、金を受け取り一路家に向かう。途中、番所の役人や、 作次郎らを見つけ、
慌てた為お金を落とす。役人はそれを拾う。
家に帰った丈吉は家族にお金を落とした事を告げる。多吉は丈吉をなじる。
なじられているうち、丈吉は多吉への殺意が芽生え殺そうとする。
お咲は、丈吉の前にたちふさがり、丈吉の出生の秘密を明かす。
お咲が多吉に救われた時は すでに異人の子を宿していた、それが丈吉である事。
おりん宅に、番所の役人、作次郎達が来た。
夢うつつ状態で 丈吉への思いを告白するおりんに、お豊は嫉妬と丈吉への思いが交錯する。
丈吉は、母の仕事場に一緒に行って、ふたり涙ながす。
☆         ☆
お志摩は救われたのか、丈吉の落とした金はどうなったのか。
肝心なところが欠落したストリー紹介です。
誰か知ってるか、覚えている人、大募集ですね。
入道さんの感想、巧いですね。
私、とても書けません。
入道さんが、一番という、鳥取編がほとんどないんです。
成功した、いきさつ おりんとお豊のその後はとか。
日を置いて、また 私の手元の部分を紹介します。
40 :三好晴海入道 :2006/02/28(火) 00:39:18 ID:???
本当にありがとうございました。いわゆる第1幕のほとんどがストーリー紹介されたわけです。
作太郎さんの尽力に感謝します。
お志摩は救われたのか? 私の記憶の中に、お咲とお志摩が確か朝焼けの中で
「今までのことは忘れて、新しい人生を生きていこう」と決意していく残像があります。
全ての登場人物が苦悩し続けた第1幕。しかしその最後は、しがらみを断ち切った母娘の、
吹っ切れた明るい表情で締め括られていたように記憶するのです(大間違いかも知れませんが)。
大坂という「夢去りし町角」から丈吉親子が出立していき(借金は踏み倒し、父の多吉はいずことも知れず)、
財布はどうも竜安先生に渡るとか、そんな展開だったような…。
この財布ですが、丈吉が鳥取で名士になる時の元手になったように記憶します。
しかしそのお金は本当はおりんの身請けによって捻出されたお金だと言うことを知り、丈吉は必死に彼女を捜す。
しかしその時には既におりんは不治の病にかかっていた…。 と言うような展開だったかなあ。
全くの根も葉もない思いこみかも知れないので、あまり信用しないでください。
でも前に語ったとおり、想像力をたくましくしてもう一つの『いのち燃ゆ』を作り上げるのも楽しい作業です。
そして次の回から南田洋子のおこうが登場するのです。海千山千の鉱山師稼業を生き抜いてきた、
タフでいかした女性を演じて格好良かったですよ。彼女はお豊のドラマ後を暗示する存在なのかも知れませんね。


「いのち燃ゆ」スレッド9

2010-01-08 23:15:53 | いのち燃ゆ
34 :三好晴海入道 :2006/02/19(日) 23:34:00
ああ、ついに出ましたね、隠れキリシタンの設定。こんなに初期の段階で出ていたなんて驚きました。
この「隠れキリシタン」という設定は 『いのち燃ゆ』を語る時に1つのエポックになります。
幕府の体制の元、ご禁制となった邪教=キリスト教(ローマ・カトリック)。
しかし虐げられたものの中にこそ真実がある訳です。
作次郎の出生の秘密も薄ぼんやりと覚えていましたが、既に第2話で明らかになっていたとは。
彼は丈吉とはコインの裏表の関係にあります。ともに出生の秘密を抱えた者同士でありながら、
作次郎には愛すべき母親がいませんでした。彼は丈吉のもう一つの可能性です。
だから最終回、丈吉とともに眠るのは彼なのです(この最後のシーンはあたかも
デビルマン』のラストを思わすような、荘厳で清冽なシーンです)。
大きなテーマを小出しにして語っているので、今回私が書こうとしたことが上手く伝わらなかったことでしよう。
すみません。でも一気に書ききってしまうと、これから書いていく楽しみがなくなってしまうので。
まだしばらくは作太郎さんのストーリー紹介に乗っかって、ちょこちょこ書き込んでみます。
なお、このドラマではおりんとお豊もコインの裏表の関係にあるのでは、と私は考えています。
このことについて考察を深める材料が少ないので、いよいよもって作太郎さんの
情報を心待ちにしています。
35 :作太郎:2006/02/20(月) 19:17:04
第3回銀の燭台
丈吉は、流れついた所で不審者と思われ、漁師の網かごにいれられました。
翌日村人 から釈放されました。途中オランダイネに会い、傷の手当をしてもらいました。
イネは、竜安と知り合いでした。竜安と再会しますが、庄屋殺しについては、 丈吉は固く口をとざすのでした。
イネに話した内容から、竜安は昔思っていた 芸者とオランダ商人の話を思いだし、丈吉に話すのでした。
商人と芸者は相思相愛 になりました。商人は抜け荷の罪で、国外追放の刑を受けましたが、
芸者を一緒に連れて行こうとしますが、商人は死にますが、芸者は生き残りました。
その夜、竜安は、銀の燭台のすばらしさを伝えるのでした。
「名も無い職人が作ったものだが、 オランダから日本に運ばれて、明かりをともす。
すなわち。名誉も金もなくとも、 まわりの人を明るくする人になりたい。」と云うのですが、
丈吉は「自分はこの 赤毛で苦しんできた、呪われている。」と。
その日の夜遅く丈吉は、燭台を盗んで、 竜安の家をでました。
作次郎は、お豊の婚約者が行方不明なので、その男(丈吉)を探してくれと
自身番に頼みました。丈吉が竜安の家を出てしばらくして、鉢合わせし、対決します。
36 :作太郎:2006/02/23(木) 15:16:56
第4回さらばオランダ坂
丈吉は、銀の燭台を持っていたので、番所の役人から、出所先を尋問されますが、
なかなか 白状しませんでしたが、結局、竜安宅から盗んだ事を白状しました。
竜安は、おイネと相談して、燭台を譲った事にしました。
竜安は、お豊に丈吉への仇討ちを断念するよう説得します。
お豊は、作次郎と丈吉の間で いろいろ心揺らいでたのです。
作次郎と、お豊は、番所から、丈吉を引き渡されました。お豊は、仮病を装い、 丈吉に逃げるよう説得しました。
丈吉は、一旦は、逃げましたが、気になって戻ってみると、 お豊は自殺を企ていました。
唖然とする、作次郎、番所の役人を尻目に、丈吉はお豊を 竜安の元に連れて行きました。
市蔵から、事の顛末を聞いた、竜安は、おイネとともに、 必死の手術で、お豊の命は大事に至りませんでした。
竜安は、丈吉の髪を黒く染めたり、普通の商人のなりにしました。そして、
お豊に会わずに長崎から、出るように、勧めました。丈吉は故郷大坂へ、
市蔵も江戸に戻ることに、最後に市蔵は幕府の隠密であることを明かしました。
作次郎は、お豊に免じて、今回は逃がすと、再会したら、捕まえると宣言しました。
7 :作太郎:2006/02/23(木) 22:31:58
第5回 「愛と憎しみの街」
丈吉は、路銀をかせぎながら、故郷大坂への旅を続けていました。
兵庫まで、来て、自分の島抜けの噂を聞き、島抜け仲間と再会しました。町で は知らぬ仲で通すことを誓いました。
実家では、父の多吉が帰ってきました。 母お咲にまじめに働くと誓うのですが。
妹お志摩は風車を売って、母は、米屋 で働いています。翌朝母と妹はそれぞれ働きにでかけました。
残っていた父の 元に息子丈吉の島抜けの調べに役人がきました。
実は丈吉が大塩の一党である ことを強く主張したのは、多吉だったのです。
それからやくざがやって来て娘 を博打の借金20両の肩代わりの確認をしにきました。
おりんは、昔米問屋の娘だったのですが、大塩の乱で家が没落した時、
丈吉の 家人に世話になっていたのです。今は芸者として鳥取の商人丹波屋(山田吾一)
のご執心をうけていました。
おりんは丈吉の事を丹波屋に話すのですが、金で 身請けしようと思われていました。
丈吉の家にやくざがやって来て、お志摩を連れていこうとしますが、お咲や おりんは抵抗します。
女の身ではどうにも、できません。そこに丈吉が帰って きました。
丈吉は持ち前の怪力でたくざを追い払いました。見ていた多吉は、
丈吉のことを番所に届けようと、思いました。
☆        ☆
残念な事に、これ以降の話は、以下の手持ちの状況です。
次の6話、7話は約半分。
それから飛んで13話も半分。
14話はなんとかあります。
15話はなし
16話以後は全部あります。
以後、ストリー紹介どうしましようか。