旅の途中

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韓国ドラマ「今日は少し辛いかもしれない 」6話まで

2023年06月07日 | 韓国ドラマ

原題は「別れのレシピ」

壊れかけていた、ある意味 もう壊れていた家族が妻の病と 思いの詰まった料理で再生していく物語。大好きなハン・ソッキュとキム・ソヒョンが夫婦役。二人の演技が自然で何というか、画面から愛が溢れていてヒーリングドラマ、なのに心がときめいてしまう不思議なドラマ。

チャンウク(ハン・ソッキュ)はかつては妻ダジョン(キム・ソヒョン)の会社を手伝っていたが 今は市民講座などでエッセイなどを教える講師を生業とし、自らもブログを執筆して自分の思いを整理している。

ある日、すでに別居していたダジョンから呼び出され 大学病院で彼女の病名を一緒に聞くことになる。

「大腸がんで余命はかなり短い。食事に細心の注意を払い、日々を送ってほしい」

ダジョンは離婚寸前のチャンウクに自分の世話、とりわけ料理を作ってほしいと頼む。気持ちよく引き受けるチャンウク。だが、事情を知らないダジョンと一緒に暮らす息子・ジェホは突然舞い戻った父を受け入れられず、大学に受かったら家を出ていくと言い出す。

スマホで検索をしながら妻の食べたいもの、妻の身体にいいものを一生懸命心を込めて作るチャンウク。

やがて、すべての事情を知ったジェホは「お母さんにお父さんがいてくれてよかった」と言って感謝の気持ちを素直に伝える。

だが、幸せな日々は病の黒い影に覆われ ダジョンの身体は日一日と悪化していく…。

全12話の物語。だけど、1話がなんと30分しかないのであっという間に話が進んでいく。

昨夜の放送が5話と6話で、あっという間の折り返し…。

これは、誰にでも起き得る物語。ファンタジーのような残酷な物語。

キム・ソヒョンは、「誰も知らない」のヨンジンの優しさそのもので、「ウノや」と呼ぶのが「ジェホや」に変わっただけのよう。ジェホ役のチン・ホウンは、初めましての青年で最初は「地味な子や」と思ったのだけれど、繊細な18歳を見事に演じていて、別れる寸前だった父と母が再び男と女になったことを知った困惑や切なさ、また母親への愛や父親への尊敬の念を静かに見事に演じている。

そして御大ハン・ソッキュ。くたびれた大学講師なのだけどいちいちすべてがセクシーなのだ。結局、ハン・ソッキュはセクシーなのよ。きっとダジョンはずっとチャンウクを愛していたのだろうと容易に想像できてしまう、そんな魅力がチャンウクには、いやいやハン・ソッキュには備わっている。

病気がつないだ縁でも、縁は縁。大切な人と囲む食卓が永遠に続くようにと 今は心から祈っている。悲しいラストになったとしても…この家族に出会えて私はとても幸せだ。

今日は少し辛いかもしれない | ティーザー予告編 | WATCHAオリジナル | 1月20日配信開始!

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「愛だと言って」15話、16話(最終回)

2023年04月15日 | 韓国ドラマ

ディズニープラスで配信していた「愛だと言って」。全16話 見終わりました。

素晴らしく計算された物語で、とても丁寧に作られたドラマだったと思いました。

撮影の最初は春頃なのかな。みんなの衣装が夏物になり、そして秋になり 最後はタートルネックを着ている季節になっていた。

ドンジン(キム・ヨングァン)が終始 背負っていたリュックサックの肩掛けの部分は本当に擦り切れて、ドンジンの衣装はほぼほぼ変わらずいつもTシャツにジャケット、またはただのワイシャツにジャケットオンリー。ズボンなんて、少し寸足らずのような短さで、ドンジンの質素な生活を上手に表していました。

それでもキム・ヨングァンのかっこよさを隠すことはできず(笑)終始、本当に素敵なナムジャでした。

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母親の悪行に傷つき、それでもなんとかウジュたちの家をシム家に返すために奔走するドンジンは、シム・チョルミン(アン・ネサン)の遺言状をウジュに手渡す。告訴だけはしたくないウジュ。それを家族は深く理解するが思いも掛けないところからドンジンの母の悪行が警察に知られてしまう。

嘆願書を書いてもらえれば収監は免れるかもしれない、と知ったドンジン母はウジュを尋ね、ようやくドンジンの会社で会っていたことを思い出す。そしてなぜそこにウジュがいたのか、そしてウジュがドンジンを好きだったと知らされる。

丁寧に、丁寧に点と点と点と点を結びつけていく構成で、どこにも不自然さがなく、みんなが納得する構成だったとこのあたりでも思わされる。

ドンジンのウジュへの気持ちにも打ちのめされるドンジン母。ようやく、ようやくドンジンの母はこれで心を入れ替えるのかもしれないね・・・。

 

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元の家に戻ったら、もうこの街には来ない。

バスに乗ってまで このククスを食べにくることもない。

覚悟を決めて二人は別れを決める。

 

そして月日が流れ・・・。

本当にすてきな物語でした。

優しい、優しいドラマでした。

ドンジンとウジュ、ジュンとヘソン、ソヌ先輩とミニョン。ジグも、ウジュ母も、ドンジンの母も・・・。

みんな、みんな 幸せになってほしい。ウジュがドンジンの幸せを願ったように、ワタシもみんなの幸せを願ってる。

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キム・サブが帰ってくる!

2023年04月07日 | 韓国ドラマ

4月下旬より「浪漫ドクター キム・サブ3」が ほぼ、完全体でディズニープラスで配信スタート。

ほぼ完全体、というのは、キム・サブのパート2から、ほぼキャストに変更がない、ということ。これは結構すごいこと。本当に本読みのメイキング動画を見ても、安心感しかない。みんなのキム・サブ愛が溢れてて涙が出る。

ハン・ソッキュ、イ・ソンギョン、アン・ヒョソプ、チン・ギョン、そして新たな悪役にはイ・ギョンヨンと、もう、相手にとって不足なし状態。

 

[第1回予告] SBS新金土ドラマ「ロマンドクターキム・サブ3」ハン・ソクギュXアン・ヒョソプXイ・ソンギョンのロマン 

 

[メイキング] 3年ぶりに再び集まった医師たち⭐〈ロマンドクターキムサブ3〉台本リーディング現場!

と、言うわけで「愛だと言って」終演後も、イ・ソンギョン祭りはしばらく続く。

ハン・ソッキュの清潔感あふれる笑顔の演技が待ち遠しい。

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「愛だと言って」13話、14話

2023年04月07日 | 韓国ドラマ

「愛だと言って」大きく物語が動いた13話、14話。

みんなが集まったカラオケ店の帰り、ヘソンはジュンとウジュの様子に違和感を覚える。ヘソンはジュンを問い詰めるけど、自分の口からはどうしても言えないとかたくなに口を割らない。ヘソンはドンジンが既婚者であると誤解して呼び出したウジュを平手打ちする。

おどろくジュン。「父親の浮気で苦しんできた私たちが不倫をしていいわけない」ヘソンの怒りに対しても、「ミアネヨ」というだけで何も言い返さないウジュ。見かねたジュンは、とうとうドンジンが、父親を奪った女の息子だと事実を告げる…。

ヘソンの苦しみは増し、同僚に 家族にも言えないことってあるかどうか聞くのだった。

同僚は、「家族だから言えないんじゃない?でもね、借金をして母親に黙っていてばれた時、隠したことに泣くのではなく、自分が娘に頼られなかった、と言って母親が泣いたのよ」とヘソンに告げ 彼女は家族にすべてを打ち明ける決心をする。

母にも、そしてジグにもドンジンの素性が知られることとなり、ドンジンはドンジンで ソヌのウジュに対する態度を怪訝に思いソヌから かつてウジュがヨンミンに加担したことを知らされる。

どちらへも身動きが取れなくなったウジュはドンジンをあの家の前に呼び出す。

この家で幸せに育ったこと、この家だけは父が残してくれると信じていたこと、そして2日でこの家が奪われたこと。同じ思いをさせたいと思ったけど、それは間違っていた。私が間違っていた…。

「復讐、できなかっただろ?」そういうドンジンの言葉に張りつめていたものがプツリと切れる。

でも、家族みんなが知ってしまった。もう、会うことはできない…。

二人は抱きしめあったその手を放し 別れを選択するのだった。

そして日常。

ドンジンは、何とかすべてを元に戻そうと奔走するが 肝心かなめの母親に連絡が取れない。

そんな時、ドンジンもウジュも、ウジュの父親が遺言書を残していたことを知る。家を取り戻すにはそのドンジンの母親を相手に裁判を起こすしかない。ウジュはもう争うのはやめよう、私たちは家がなくても幸せだよね?と、母親に電話を…。

そんなウジュの前に、遺言書を持ったドンジンが現れる。

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15話の予告でも感じたけど これはもう、大人の責任。ヘソンやウジュやジグ、ドンジンが苦しんではいけないんだ。自分たちが生きたいように生きられるよう、きっとウジュの母親が大英断をするのだと信じたい。

「母さんが既婚者の男に走り何日間も帰らなかったとき、僕はずっと鏡を見て そしてホッとしたんだ。「あぁ、どこも似ているところがない…」、と…」

こんな悲しいセリフがあるだろうか。

ミニョンと別れた時とは違うドンジンがそこにいる。すべてをさらけ出し、真実を知れたからだ。真実を知れば幸せになる方法はあるかもしれない。ラスト2話。ドンジンはシム家のために、ウジュの笑顔のために、そして何より自分のために正しい道をきっと照らしてくれる。

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「愛だと言って」15話 予告編

2023年04月06日 | 韓国ドラマ

벌써 다음주 우동커플 마지막😢 | [사랑이라 말해요] 15회 예고편 | 디즈니+

この予告を見ていると、韓国ドラマあるあるだよな〜とつくづく思う。

大人の罪を、なぜこれほどまでに子どもに背負わすのか。子どもを苦しめるのか。

大人は大人の責任でカタをつけるべきで、自分たちの子どもにその重荷を、その苦しみを背負わせてはいけないんだ。ウジュのオンマがきっと、きっと悪縁を断ち切り 自分の娘を幸せにしてくれる。そう信じたい。

どんな結末になっても 私はこのドラマが大好きだ。

ウジュとドンジンが、ヘソンとジュンが、ジグが、ソヌ先輩が、部長が、ミニョンが、みんな みんな大好きだ。

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