旅の途中

ずいぶん生きてきたけど、きっと まだ旅の途中。
ゴールが見えるその日まで、思ったこと、好きなことを書いてみる。

「愛だと言って」11話、12話 雑感

2023年03月31日 | 韓国ドラマ

いろいろなことが分かった11話と12話。
マルっとまとめると「終わりの始まり…そしてまた始まるといい!!!」という展開でした。

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「名は体を表すというから よく考えてからつけるべきだった
ヘソン(彗星)とジグ(地球)
どちらも宇宙(ウジュ)に浮かんでいる
宇宙がないと生きられない
あなたにも月か惑星の名前をつければよかった」

自分の幸せなんて考えもせず、
ただ、姉の幸せな結婚と、弟の平凡な就職だけが生きがいだったウジュに母親が言った言葉。
そのウジュのアイデンティティが壊れ初め、一方、奔放に生きてきたように思えるヘソンは苦しみを抱え、ままならない自分自身を持て余す。

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ウジュたちの父(アン・ネサン、ほんと働き者)を奪ったドンジンの母は、ウジュの母親の友だちだったという…。
ジグは、ドンジンの部屋の写真を見て、それを思い出したんだね。
でも、ジグはそれが父を奪った女、というところまでは知らないよう。
血の気が引くウジュ。
どんどん外濠が埋められ追い詰められていくのが手に取るようにわかる。

ウジュの誕生日、ドンジンとウジュは一晩過ごし、翌朝、朝食を準備してウジュは部屋を出る。

とてもきれいな映像で、キッチンでかいがいしく働くウジュとそれを美味しそうに食べるドンジンの後ろ姿がオーバーラップされる。

いつか、こんな日が来るのか、または幻で終わるのか、今はだれにもわからない。

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そして諸悪の根源のヒジャ(ドンジンオモニ)。ばくち打ちの男から捨てられ ドンジンのマンションに転がり込む。

エレベーターでミニョンと乗り合わせ、ついにミニョンの怒りが爆発する。
「あなたさえいなければ、こんなことにはならなかった。」
ヒジャから金を無心され、付きまとわれ ミニョンの心はドンジンからも離れていった過去。
「でも、戻ればまたドンジンは私を赦し、受け入れてくると思っていた、でも叶わなかった。全てあなたのせい!!」
扉の向こうでそれを聞きすべてを知るドンジン。

怒り狂うヒジャを部屋に入れ、代わりに謝罪すると静かに告げるドンジン。

呆然とリビングに座るミニョンと、これまたオーバーラップして誰もいない部屋に佇むヒジャの映像。
これは何を示唆するのかな???

それにしても・・・

本当に、世の中にはいない方が良い親っているんだなーと思う。韓国ドラマらしいと言えばらしいけど、ここまでクズな母親は、あまり記憶にないくらいすごい。そして、ドンジンの実の父親が出てこないのよねー。あの、キャンプ場のアジョシはヒジャの再婚相手だったようだし、「あんたは本当に父親そっくり」と憎々しく言うヒジャのセリフにある「父親」出てくるんだろうか。
そして、ドンジンはこの先 再び、この母親に発狂するほど悩まされ傷つけられ、大切な人との別れを選択するのだろうか。

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もう、まさに四面楚歌。あんなにウドンカップルに好意的だったソヌもウジュへの猜疑心を止めることができない。

(ソヌ先輩は良い人。本当にドンジンの幸せを祈って願っていることがよくわかる…)

13話、14話は どう考えてもつらくなりそう。だけど、13話14話がツラいドラマは、だいたい15話16話で浮上する、という説(勝手な私説)があるけど さて、どうなるか。

 

そして・・・

ウジュがどんどん どんどん優しい表情に変わっていくのがとても良い。ドンジンへのまなざしの変化がとてもうまい。やっぱりドラマの肝は脚本だとしても、キャストは最重要だと改めて思わされる。ウジュ、頑張れ。


[愛だと言って」13話予告

2023年03月31日 | 韓国ドラマ

우리 우동이들 어떡해😥 | [사랑이라 말해요] 13회 예고편 | 디즈니+

私たちのウジュ・ドンジンカップルはどうなりますか?

ついにヘソン(長女)がドンジンの正体を知ってしまうよう…。ウジュを突き放し、一緒になって黙っていたジュンにも詰め寄る。

そして・・・ヘソンが「(ドンジンは)あのアジュンマの息子なの」と母親に告げたところで予告は終わり。

追い詰められたウジュ。ウジュの行動があまりにわかりすぎてツラい。あと4話で終わってしまうことがツラい。


「愛だと言って」10話まで

2023年03月27日 | 韓国ドラマ

ディズニー+で配信中の「愛だと言って」

キム・ヨングァンとイ・ソンギョンの共演だと何かで見て、これは見たい!とビビっと思ったわけで、今回もその直感は当たりでした。「私の解放日誌」同様、3姉弟と一人の男性のお話。

出来れば今回は、わかりやすい展開、わかりやすいラストにしてほしい…。

ソン・ソックが好きすぎてブログを三度(みたび)始めたのに、あまりの失速に見終わった感想も書き残していないという…。とにかく、「解放日誌」は私にとっては難解すぎて、ぜんぜんヨム・ミジョンの気持ちに寄り添えず、ク氏のすべて夢物語なのか???という夢オチ説まで唱えたくなる、という気持ち。 あ、ここで「解放日誌」への不満をぶつけても仕方ない。でも、半年以上経ってもこのイライラは収まらないんだなー、アタシ。

で、今回の3姉弟は、お姉ちゃん二人に末っ子が弟、という組み合わせ。

比較的わかりやすいキャラクターで、末っ子くんが「誰にも言えない」で良い味を出していた少年で いいと思います。

シム・ウジュ(イ・ソンギョン)の父親は不倫の挙句家族を捨てて女に走ったのだけど、数年後、出ていった先で死んでしまうわけです。

住んでいた家は父を奪った女の手に渡り、ウジュは復讐のため 女の息子(ハン・ドンジン)に同じ思いを味合わせようとドンジンに近づく。だけどだけど、ドンジンはあまりにウジュが思うような人物とは乖離して、孤独で、自分の思いに蓋をして生きているような、そんな人物。

復讐と、ドンジンへの憐憫の間でウジュは悩み苦しみ、それでも二人は惹かれあってしまうわけさ。

ウジュ役のイ・ソンギョンは、「キム・サブ」とは180℃真逆のキャラクターで、どっちにしても上手いな、と思わせる。ハン・ドンジン役のキム・ヨングァンは、マ・ドンソクと共演した「ソウルメイト」の時にかっこいいなーと思ったのですが 今回、完全に役堕ちですが、堕ちました。かっこよすぎる。

「前の恋を忘れるには新しい恋をするのが一番」を体現するドンジン。

自分を悲しみのどん底に突き落としたカン・ミニョンがドンジンのもとに戻るも、彼の心にはもう、ウジュが入り込んで ミニョンが入り込む隙間はもうない。恋愛とはそういうものかも。心とは恐ろしいものだ、とつくづく思う。

ただ・・・。

ハン・ドンジンは父を奪った女の息子であり、すべてを知るのはウジュだけであり、ここから後半、ウジュはすべての人の悲しみと怒りと失望を背負うのかと思うとかわいそうで仕方がない。

ドンジンは、自分の母親がウジュの父を奪ったと知ったらどうするのだろう・・・?

ウジュの母親も療養施設からソウルに戻り ウジュとドンジンの関係を知ってしまうのだろう。

毎週水曜日(配信日)の楽しみも、あと3回で終わってしまうのかと思うと悲しくて、悲しくて。

ラスト、ぜひぜひ「解放日誌」のように「?????」で終わらないよう、何らか結実してのエンディングを望みます。

ウジュとドンジンが笑顔で終われるよう今は祈るしかないー・・・。


「おかしな弁護士 ウ・ヨンウ」 4話まで

2022年07月08日 | 韓国ドラマ

ジュヒョクさん。

パク・ウンビンちゃん、がんばってますよ。

貴方と共演したパク・ウンビンちゃんも、大切にしていたイ・ユヨンさんも、それぞれ良いキャリアを積んでいます。ソン・イェジン嬢は、お母さんになります。 みんな しっかりと生きています。

Netflixで同時配信がスタートした「おかしな弁護士 ウ・ヨンウ」。邦題は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」。

「変な」と付けることが、日本では躊躇われたのかな、と思いつつ、おかしな弁護士、ウ・ヨンウの物語です。

自閉症スペクトラム症候群のウ・ヨンウが、5才にして初めて発した言葉は刑法だった。

法学部卒の父親との、唯一の共通の話題は法律。ウ・ヨンウは自閉症ながらソウル大を首席で合格し、韓国屈指の法律事務所・ハンバダに就職する。

 

昨日で4話が終わり、ウ・ヨンウは傷つきながらもハンバダで弁護士を続けることを決める。

パク・ウンビンの演技が大袈裟なのか、こういうものなのか、実際の症状を持った人を知らない私には判断はつかない。

終始落ち着かず、大きな音が苦手で、人と目を合わせることが苦手。自分に興味を持ってくれないと父親は嘆くけど、クライアントに対しては真摯で、自分の持ちうる全てを彼らに注ぐ。

1話完結で、もちろん、上から読んでも下から読んでも同じなウ・ヨンウが解決していくんだけど、無鉄砲ではないところがすごくいい。ちゃんと上司の意向は汲んで、沿って、その上で解決策を模索していく。

ウ・ヨンウと初めて会った上司に当たるチョン・ミンソク(カン・ギヨン)はハンバダの所長 ハン・ソンヨン(ペク・ジウォン)になぜ採用したのか、と詰め寄るけど、リベラルな彼は、すぐにウ・ヨンウの計り知れない能力に気づく。

周囲の人の優しさ、ヨンウの優しさ、映像の美しさ、イ・ジュノ(カン・テオ)の温かさがドラマを彩る。

ラスト。。。

なぜヨンウがハンバダに入社したのか、数ヶ月前の回想が流れる。

ハン所長がヨンウ父の後輩だったことで あちこちの弁護士事務所を不採用になったヨンウをスカウトに来る。

ヨンウ父はハン所長に深く深く感謝するが、ハン所長には、何か企みがあるようで・・・。

ヨンウにそっくりな母親は、きっとチン・ギョンなんだろう。

ハン所長は、いつかヨンウを利用する日が来るのだと思う。

 


チョンイル電子 ミスリー(邦題:ファイティンガール!〜Miss Lee〜)

2022年07月07日 | 韓国ドラマ

いいドラマに出会いました。

アジドラで放送終了した「チョンイル電子ミスリー(邦題:ファイティンガール!〜Miss Lee〜)」。

派手なアクションもなく、恋愛もまあ、なく、どろどろの復讐劇でもない、フツーの町工場で働く人たちの物語。

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新たな事業に成功し、明るい未来が待っているかに思われたチョンイル電子。しかし、その明るい未来が来ることはなかった。それどころか会社が倒産の危機に陥ってしまう。

社長は逃げてしまい、借金だけが残った会社。そんな会社から逃げるかのように辞めていってしまった社員たち。

一方、残された下っ端経理イ・ソンシムと他の社員たちは自分たちの中から社長を選ぼうとして…

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そう。そして焼酎の瓶を回して社長を選ぶことになり、その、下っ端経理のソンシム(ヘリ)に白羽の矢(?)が当たるのだった。

先輩のク・ジナ(オム・ヒョンギョン)の紹介でチョンイル電子に入社できたソンシム。お使いのレシートでアリバイが完成するわね、とあきれられながらも ようやく手にした社員証は、彼女を勇気づけるものだった。

そして、ソンシムを絶望させたのも、そのク・ジナだった。彼女の口車に乗せられたソンシムは、姉から借金をしてまでも会社の株式を購入、それが今、目の前でただの紙くずになろうとしていた。行く当てのない、残った社員たちにもバカにされたソンシムは その社長の任を受けることにする。

そこからダメダメ社員たちの復活劇が少しずつ少しずつ始まっていくのだった…というお話。

どこの会社にもいそうな人たちばかり。

会社の備品をコソコソ コソコソ自宅に持ち帰る人。

会社に来ても、推しの動画ばかり仕事中に見ている人。

かっこばかりつけて、めんどくさいことは何一つやらない人。

自分に自信がなくて、いつも人の後ろに隠れて 平穏無事に過ごそうとする人。

人とかかわるのが苦手で研究室で自分の研究にだけ、没頭する人 などなど・・・。

「あー、いるいる」「あー、そうそう」そう思いながらなんだかんだと 一話も溜めずに見てしまった。

そして、ソンシムのその「逃げない姿勢」「知ったかぶりをしない姿」「約束を守る信念」それらに周りのダメダメ社員たちが少しずつ、少しずつ変わっていくのだった。ユ・ジヌク(キム・サンギョン)部長、TM電子から派遣されてきたパク・ドジュン(チャ・ソウォン)、工場のチェ班長(ペク・ジウォン)らの協力が実り、チョンイル電子は自力での復活を目指し、物語は大団円で終わるのだった。

どこの国にも私利私欲のみに走る人がいる。保身だけで人を陥れる人がいる。日和見主義で自分を持たない人もいる。家庭が円満な人ばかりじゃない。家族の病に苦しむ人もいる。さすが16話の韓国ドラマ。そんな登場人物たちを丁寧に丁寧に描くことで、自分もチョンイル電子で働く、ソンシムたちの仲間のような気持ちになってくる。

必ず誰かに感情移入ができる。必ずどこかで共感できる部分がある。そして最後には溜飲が下がる思いができる。これぞ醍醐味。ドラマの醍醐味だよね。

「正直に生きることが一番の近道」そんな当たり前のことをこのドラマは恥ずかしげもなくまっすぐに伝えてくる。

組織の一員として、ソンシムの姿勢はワタシに勇気をくれた。当たり前のことを正直に。それが何よりも自分を、仲間を組織を成長させることだと シンプルで分かりやすくて大好きなドラマになった。

ルルちゃんが好きなキム・サンギョン。最近 彼のドラマをよく見ている。たまたま、なんだけど、やっぱり上手で温かいキャラクターがよく似合う。

こうして働き続けてくれることが、ファンにとっては何よりのプレゼントだ。

 

お、「六本木クラス」、音楽は「梨泰院クラス」のメインテーマをそのまま使ってるんだ。フーン・・・。まあ、あの曲が好きでドラマを見続けた人もたくさんいるだろうからなー。

あ、ルルちゃんの好きな光石さんがパク・セロイのお父さん・・・? やだー、これじゃまた一話で死んじゃうじゃん・・・(T_T)