日本テレビ系で毎週土曜日の７時から、
「天才！志村どうぶつ園」という番組を放映しています。
ペットを飼っていらっしゃる方やペット好きな方は
きっと、この番組を見た事があるのではないでしょうか？
ワタシもこの番組が大好き
で、毎週欠かさず見ております
この番組の中で、「動物と話せる女性・ハイジ」というコーナーが有ります。
このハイジという女性は、動物に意識を集中させる事によって、
その子の考えている事や想いがイメージとして伝わってくるようです。
3/1に放送された、このコーナー。
この日は、ある少女の「夢」が書かれた学級新聞の紹介から始まりました。
その夢とは・・・
「愛犬リックとお散歩がしたい」
こんな、ごく普通の夢が叶わないなんてどういう事なのでしょう？
「動物と話せる女性・ハイジ」をクリックしてね
仔犬だったリックをこのご家族が保健所から譲り受けて４年。
４年の間、温かい家族の手と触れ合う事も無く、
お散歩に行くことも無く、外の世界を知らずに
小屋の中でじっと過ごす毎日。
なんとか意思の疎通を図ろうと、ご家族は努力するのだけど
リックは、仔犬の時にひどい虐待を受けたせいで
人間が怖くて怖くて、優しく差し伸べるご家族の温かい手でさえ、
自分を殴る凶器に見えてしまっているのです。
その結果・・・リックは自分で自分の心を閉ざしてしまいました。
ハイジの話によると、仔犬の頃の虐待は
想像を絶するものだったようです。
何も悪い事をしていないのに、来る日も来る日も、殴られ続け
前歯は折れ、顔面を殴られた際の衝撃で
左目が殆ど見えていないとの事でした。
リックの精神的な傷はかなり深く、心を開いてくれるのは難しいと。
だけど、「リックのことを愛しているよ」
一生懸命想えば、心を開いてくれるかもしれない。
一縷の望みをかけて、犬小屋の前で座り込み、
リックに向かって想いを伝える子供達。
その願いが届いたのでしょうか。
恐る恐る犬小屋から出て来たリックが、
怖くて怖くてたまらなかった子供のその手を、
ほんの一瞬ですが、優しく舐めたのです！
それを見たワタシは、久々に号泣（まさに号泣）してしまいました。
モモ＆グーが不思議そうに、そんなワタシの顔を見てました。
良かった！本当に良かった！
４年間も、諦めずにリックを見守って来られたご家族の
温かい想いが、ようやくリックに届いたのですね。
女の子のごくごく普通の夢。
「リックとお散歩がしたい」
その夢が叶うのも、そう遠くないのではないでしょうか？
無抵抗の弱い者に暴力をふるうなんて、許せないですね。
でも、きっと暴力を加える側にも何か辛い過去や辛いことがあったのでしょう。
かと言って許されるものではないけれど。
とっても難しい問題ですね。
暴力をふるうなんて信じられない、と思える私自身にしてくれた人々に感謝しなくては、と思う今日この頃です。
リック君とご家族の気持ちを想うと、悲しくて悲しくて胸が締め付けられる想いでした。
触ることが出来ない愛犬を４年間も諦めずに見守って来られたこのご家族に対し、尊敬の念で一杯です。
最後に犬小屋から出て来て、子供達の手を舐めた時は、声を上げて号泣してしまいました
モモ＆グーが
それにしても！一番悪いのは以前の飼い主ですよね！
仔犬は、遊んで欲しいからしつこく纏わり付いて来るのは当たり前なのに。
それを、うるさい！！って邪険にして暴力を振るうなんて
この以前の飼い主は犬を飼う資格なんてありません！
もぅ、考えただけで頭の中が沸騰しそうですよ。
と、いう事で。
アッタンは、おやつをくれるくれないに関わらずママの事が大好き
なぜ、無抵抗な弱い者に暴力を振るえるのでしょう。
だけど、本当に一番弱いのは暴力を振るう立場の者の心かもしれないですね。
このリック君の今の飼い主のお父さんが言ってました。
「外にはリックが知らない世界がたくさんある。海や山や色んな場所に連れて行って楽しい思いをさせてあげたい」
あぁ・・・リック君良かったね。このお父さん、家族とならきっと幸せになれるね。
番組は悲しいまま終わるのでは無く、今後のリック君とご家族が、本当の意味で「家族」になれると、予感させてくれる、そういうラストだったのが、本当に救いでした