☆☆☆ モモ&グーの日記 ☆☆☆

柴犬『モモコ』とラフコリー『グレイス』の楽しく愉快なブログです♪

■安楽死

2007-11-26 17:43:41 | モモ&グー

日曜の夜、「どうぶつ奇想天外」という番組で、

動物病院に救急で入院した、ある一頭の大型犬の

命が消えるまでのドキュメントを見ました。



このワンちゃん(ボルゾイだと思う)は、6歳の女の子で

内臓疾患の症状が悪化した為、飼い主さんの手により動物病院に運ばれました。

病院に到着した時には既に、ぐったりした様子で横たわったままでした。

飼い主さんの呼びかけにも反応しない状態だったのです。



病状はとても深刻で、時おりひどい発作が起きて

身体全体が痙攣する事も有るのでした。

その度に、飼い主さんご家族が必死に名前を呼んだり、

身体をさすってあげたりしていたのです・・・

その、あまりにも過酷な状況に、

私は思わず目をそむけてしまった程でした。



大型犬という事で、そのボルゾイの顔がグーの顔にだぶって

見えてしまい悲しくて涙が止まりません。

一時は意識も戻り、回復の兆しも見られたのですが、

その後も幾度も発作を繰り返し、症状は悪くなるばかり。

獣医師は飼い主さんに、「安楽死」という選択肢が有ることを告げました。



・・・結果的に、飼い主さんは安楽死という決断をされました。

なるべく辛くないようにお願いします・・・

その時の飼い主さんの心情を思うと、胸が張り裂けそうでした。



死を迎える直前、ワンちゃんは病院のスタッフの方々により

身体を綺麗にしてもらっていました。

その間も、飼い主さんは必死に名前を呼び、語りかけていました。

「おうち帰ろうね・・・お散歩行くんだもんね・・・」



すると、何ということでしょう・・・その時、ワンちゃんの虚ろな目には

溢れんばかりの涙が溜まっていたのです。



おかあさん、今までどうもありがとう・・・


あの涙をたたえた瞳は、そう語っているようでした。

もうすぐ自分の命の灯が消える事を感じていたのかもしれません。





その後、虹の橋を渡ったワンちゃんは

大好きな家族の待つお家へ帰って行きました。



               


私なら、どうするだろう。

安楽死という選択をする勇気が果たして私にあるのだろうか。

だけど・・・苦痛にもがき苦しむ愛犬の姿を目の当たりにしたら?

早く楽にしてあげてください!と、すがり付くかもしれない。




それとも・・・

命ある限り、生きていて欲しい。

だって!まだ息してるじゃない!

お願い!この子は必死に生きようとしてるんです!

少しでも長く。一分でも一秒でも・・・




その夜は、なかなか眠れませんでした。

もしも。モモが、グーが、そんな状況になったらどうしよう。

頭の中が不安と恐怖でいっぱいになりました。



私の為では無く、家族の為では無く、

この子達の為の最後を、

私は正しく選択してあげる事が出来るのでしょうか。




















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6 コメント

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悲しいね・・・ (アッシュママ)
2007-11-27 20:56:13
その女の子は苦しかったでしょうね。飼い主のお気持ちを考えると胸が締め付けられるようです。
まだまだ先のことでしょうけど、もし、仮にアッシュがそんなことなって苦しんでいたら、何日でもさすって側にいるかもしれません。いつかは迎える愛犬の死を、私は乗り越えられるか自信がありません。別れの日まで、精一杯可愛がってあげたいと思います。一回でいいから、「ママがすき!」って、言ってもらいたいものです。犬のしつけの本なんて全く関係なく、甘やかしています。ちなみに、我が娘たちも育児書に書いてあることとは程遠い育児をしました。それが良かったのか悪かったのか、皆親元から離れてはるか遠くに行ってしまいました。アッシュだけはどこにも行かせるものかと、リードをしっかりと握り締めている毎日です。
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まだ考えたくない・・・ (中国の姉)
2007-11-27 21:41:04
自分だったらどっちの選択をするのかなんて、
その場になって決断を迫られないと絶対に答えが出ないんだろうな・・・。
なんせ家族と同じだから。。。

ちなみに、遠くに行ってしまったのは私だけだと思います。。。
うぅ~~ん。親泣かせな娘でスマン!!

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アッシュママへ (もこぽんぽん)
2007-11-28 10:21:51
そのボルゾイの女の子はまだ6歳でした。
苦しむ様子を見ているのが本当に辛かったです。
アッタンもグーも若くて元気ですが、いつかその日が確実にやって来るのですね
いつまでも兄妹仲良く駆けっこをさせてあげたいものです。

アッタンは「ママが大好き」っていつも目で訴えてますともっ
私にはよ~くわかります

愛が有れば育児書なんて必要ないんですね。アッシュファミリーが良い見本でっす
横浜のお姉さんも中国のお姉さんもアッタンもみ~んな、優しくて大らかで本当に素晴らしいなぁと思いますもの。

中国のお姉さんは一番遠くに居ますが、今の世の中どんなに遠く離れていても瞬時に連絡出来るから、アッシュママも安心ですよね。
もしも通信の手段が手紙しか無かったら、中国のお姉さんの事心配でしょうがなかったでしょうね。
いやぁ~本当に便利な時代になったものだなぁ。。。と、改めて感動してます。(私も古い人間なの)


アッタン、また駆けっこしませんか?今度の土曜日にでも。

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中国のお姉さんへ (もこぽんぽん)
2007-11-28 10:37:52
最後の時の事を考えると心が重くなってしまいます。
安らかに逝ってくれれば良いのだけど、苦しむ姿は見たくないですね
その時になったら、私はどういう選択をすれば良いのか・・・わかりません。
今はただ、健康で長生きして欲しいと願うばかりです。

アッタンとママの事は、近くに住む親戚として(?)見守って行きますから安心してください
でも、こんな風にたとえネット上でもお姉さんといつでも会話が出来るなんて。。。中国は遠いけど、近いですね~
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この話は… (柴犬太 )
2007-11-28 13:08:54
この話題は新小岩の犬仲間の間でも考えされました
みんな泣きながら観ていたそうです
そして我身に置き換え「自分ならどうするか
当然みんな答えが出ないんだよね
だってまだ6歳でしょ命あるわけだし、家族だし、絶対生きようとしてるんじゃないか…
でも生きていることが苦しいなら…
その場にならないと答えは出ないけどどっちを選択しても辛く悲しい事だけはわかっているんだよね

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泣きながら・・・ (もこぽんぽん)
2007-11-28 14:00:34
柴犬太さん
もぅ、涙と鼻水でグシュグシュになりながら見てました。
発作が起きて身体が大きく痙攣したのを見た時は、思わず寝ているグーの身体を抱きかかえてしまった程です。
グーは何が何だか解らなくて目を丸くしてたけど
私は・・・安楽死を選ぶ勇気がないかも。
でも!わからない。苦しむ姿を見るのは辛いかな。

あの、目にいっぱい溜まった涙。
最後に何て言いたかったのかね
あのワンちゃんしか知り得ない事なんだよね。
心から思った!犬と会話が出来る能力が欲しい。





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