事の発端は一通のメールだった。午前中、自分の部屋で過ごしていた私に、会社の先輩からメールが来た。何だろう、と思い開いてみると、
「今日休みやったら、熊本行かない?」
これである。熊本? 福岡と熊本は地図上では隣同士だが、実際には福岡市内と熊本市内は100kmほど離れている。私にとって"ちょいっ"と行ける距離ではない。しかし、私はちょうど燃費14km/Lに向け毎日エコランの日々を送っていたので、遠乗りで燃費が伸びると考え、行くことにした。ちなみに、最初は私が車を出して先輩を乗せて行くのかと思っていたが、その先輩とあともう一人(佐賀の人)、計3台で熊本に行くことになった。ただし、別々にスタートして合流する。
家を出たのは午後になってからだった。こりゃ帰ってくるのは夜だな、と思いつつ、3号線を南へと走った。都市高速から高速に乗って行くのが最速なのだが、高速代をケチってあえて一般道を走った。途中のメールで2度ほど合流地点が変更され、私が鳥栖に着いた頃、すでに他の2台は熊本インターを降りたというメールが。まだ全行程の3割程しか走っていなかったので、急いで鳥栖インターから高速に乗り、ぶっ飛ばして(エコランはどうしたんだよ)熊本へ。鳥栖から高速でスピードアップしたとはいえ、熊本インターまでは遠かった。
熊本インターに到着する寸前で着きますとメールを送った。料金を払って一般道へ出る。熊本方面と阿蘇方面に分岐していたので、こっちだろうと熊本方面へ。メールが来ていたので見ると、「阿蘇方面に降りて、三つ目の~」逆だった。Uターンしてメールの指示通り走った。途中、「まっすぐ走って某ホームセンターに行って」と電話があったので、そのホームセンターまで走り、駐車場に車を止めた。私はずっとトイレを我慢していたので、トイレを探しに行った。
トイレは店に入ってすぐ左にあったのだが、何しろ初めて来た店なので分からず、5分ほどしてやっと見つけ、入ろうとすると声をかけられた。振り向くとメールで私を誘った先輩(以下Y先輩)と、熊本在住のN先輩(途中で拾われた)だった。N先輩の私服姿を見るのは初めてだったのだが、普通にイケてる服装だった。すぐにもう一人のR先輩(@佐賀)にも会った。合流した私たちは、店に併設されたハンバーガーショップへ行き昼食を摂った。N先輩は昼を食べていたので飲み物のみだった。
腹ごしらえが済んだところで、早速、目的地へ。言うのが遅くなったが、今回何をしに熊本へ来たかというと、南阿蘇村にある宝来宝来(ホギホギ、と読む)神社にお参りをするというのが目的だ。この宝来宝来神社、ズバリ宝くじが当たるという神社である。
簡単に神社の由来を説明する。脱サラした重機の運転手が工事現場で地面を掘っていたところ、大きな岩に当った。岩を壊そうとしたが突然重機が壊れてしまった。夜、男の夢の中にあの岩が出てきた。「なぜ私を掘り起こすのか」と訊かれ、「生活のためだ」と答えた男に、岩は「宝くじを買いなさい。そして当たったお金の一部で私を祀ってくれ」と言った。男は半信半疑ながらも宝くじを買った。そのくじは大当たり、男はその岩を祀った。岩は宝銭岩と呼ばれるようになり、その後、宝くじが当たった人からの寄付金を使ってその地に神社を建てましたとさ。こんなところである。
神社は上のリンクから公式サイトを見てもらえば分かると思うが、かなり赤・赤・赤のかなりドギツイ感じである。色こそ赤一色だが、それ以外はいま一つ統一感がない神社だ。だが、その不思議な雰囲気に、ワクワクとドキドキが入り混じった複雑な気持ちになる。私たちはその神社を散策するように見て回った。後で気づいたが、私はお祈りするのを忘れていた。まぁ、宝くじは買ったことがないし買うつもりもないのでいいか。おみくじは3人が中吉、Y先輩が1人大吉を引いていた。たぶん大吉を引くのに運を使ったのでもういいことはないだろう……。
帰りはN先輩を家の近くまで送り、3台で高速を使って帰った。途中、工事で車線規制が行われており渋滞していて、マニュアル車に乗る私としてはかなり面倒くさかった。行きと違い、帰りは90km/hくらいで3台連なって安全運転だった。途中広川SAでトイレ休憩をして、そこから私が先頭(それまではずっと最後尾を走っていた)でペースカーとなり、福岡まで走った。鳥栖JCTでR先輩と別れ、福岡インターを降りて201号線をしばらく走ってY先輩と別れ、家へ。20時頃に着いたと思う。ロングドライブで疲れたが、楽しかった。車で走っている時、阿蘇の景色が素晴らしかった。
追記:
後日、ガソリンを給油した時に燃費を計算してみると、なんと14.46km/L!! 私の車には燃費計はついていないので満タン法での計測だが、文句無しのリッター14km台、新記録だ。じつは9月末にも14km台を出していて、もう一回出したいと頑張っていたので、嬉しかった。私は普段かなり燃費に気を使った運転をしているので、普通に運転したらどのくらいかを知りたいので、次の給油までは燃費のことを考えず運転してみたいと思う。
「今日休みやったら、熊本行かない?」
これである。熊本? 福岡と熊本は地図上では隣同士だが、実際には福岡市内と熊本市内は100kmほど離れている。私にとって"ちょいっ"と行ける距離ではない。しかし、私はちょうど燃費14km/Lに向け毎日エコランの日々を送っていたので、遠乗りで燃費が伸びると考え、行くことにした。ちなみに、最初は私が車を出して先輩を乗せて行くのかと思っていたが、その先輩とあともう一人(佐賀の人)、計3台で熊本に行くことになった。ただし、別々にスタートして合流する。
家を出たのは午後になってからだった。こりゃ帰ってくるのは夜だな、と思いつつ、3号線を南へと走った。都市高速から高速に乗って行くのが最速なのだが、高速代をケチってあえて一般道を走った。途中のメールで2度ほど合流地点が変更され、私が鳥栖に着いた頃、すでに他の2台は熊本インターを降りたというメールが。まだ全行程の3割程しか走っていなかったので、急いで鳥栖インターから高速に乗り、ぶっ飛ばして(エコランはどうしたんだよ)熊本へ。鳥栖から高速でスピードアップしたとはいえ、熊本インターまでは遠かった。
熊本インターに到着する寸前で着きますとメールを送った。料金を払って一般道へ出る。熊本方面と阿蘇方面に分岐していたので、こっちだろうと熊本方面へ。メールが来ていたので見ると、「阿蘇方面に降りて、三つ目の~」逆だった。Uターンしてメールの指示通り走った。途中、「まっすぐ走って某ホームセンターに行って」と電話があったので、そのホームセンターまで走り、駐車場に車を止めた。私はずっとトイレを我慢していたので、トイレを探しに行った。
トイレは店に入ってすぐ左にあったのだが、何しろ初めて来た店なので分からず、5分ほどしてやっと見つけ、入ろうとすると声をかけられた。振り向くとメールで私を誘った先輩(以下Y先輩)と、熊本在住のN先輩(途中で拾われた)だった。N先輩の私服姿を見るのは初めてだったのだが、普通にイケてる服装だった。すぐにもう一人のR先輩(@佐賀)にも会った。合流した私たちは、店に併設されたハンバーガーショップへ行き昼食を摂った。N先輩は昼を食べていたので飲み物のみだった。
腹ごしらえが済んだところで、早速、目的地へ。言うのが遅くなったが、今回何をしに熊本へ来たかというと、南阿蘇村にある宝来宝来(ホギホギ、と読む)神社にお参りをするというのが目的だ。この宝来宝来神社、ズバリ宝くじが当たるという神社である。
簡単に神社の由来を説明する。脱サラした重機の運転手が工事現場で地面を掘っていたところ、大きな岩に当った。岩を壊そうとしたが突然重機が壊れてしまった。夜、男の夢の中にあの岩が出てきた。「なぜ私を掘り起こすのか」と訊かれ、「生活のためだ」と答えた男に、岩は「宝くじを買いなさい。そして当たったお金の一部で私を祀ってくれ」と言った。男は半信半疑ながらも宝くじを買った。そのくじは大当たり、男はその岩を祀った。岩は宝銭岩と呼ばれるようになり、その後、宝くじが当たった人からの寄付金を使ってその地に神社を建てましたとさ。こんなところである。
神社は上のリンクから公式サイトを見てもらえば分かると思うが、かなり赤・赤・赤のかなりドギツイ感じである。色こそ赤一色だが、それ以外はいま一つ統一感がない神社だ。だが、その不思議な雰囲気に、ワクワクとドキドキが入り混じった複雑な気持ちになる。私たちはその神社を散策するように見て回った。後で気づいたが、私はお祈りするのを忘れていた。まぁ、宝くじは買ったことがないし買うつもりもないのでいいか。おみくじは3人が中吉、Y先輩が1人大吉を引いていた。たぶん大吉を引くのに運を使ったのでもういいことはないだろう……。
帰りはN先輩を家の近くまで送り、3台で高速を使って帰った。途中、工事で車線規制が行われており渋滞していて、マニュアル車に乗る私としてはかなり面倒くさかった。行きと違い、帰りは90km/hくらいで3台連なって安全運転だった。途中広川SAでトイレ休憩をして、そこから私が先頭(それまではずっと最後尾を走っていた)でペースカーとなり、福岡まで走った。鳥栖JCTでR先輩と別れ、福岡インターを降りて201号線をしばらく走ってY先輩と別れ、家へ。20時頃に着いたと思う。ロングドライブで疲れたが、楽しかった。車で走っている時、阿蘇の景色が素晴らしかった。
追記:
後日、ガソリンを給油した時に燃費を計算してみると、なんと14.46km/L!! 私の車には燃費計はついていないので満タン法での計測だが、文句無しのリッター14km台、新記録だ。じつは9月末にも14km台を出していて、もう一回出したいと頑張っていたので、嬉しかった。私は普段かなり燃費に気を使った運転をしているので、普通に運転したらどのくらいかを知りたいので、次の給油までは燃費のことを考えず運転してみたいと思う。