通称 山梨ZERO研究会 (旧OLぷー子 れきし文化荘203号室)

街に残る何気ない文化や歴史をぶらぶら探索追及。趣味と実益を兼ねたぷー子の日記です!

お城とお白 調査研究は大事だなぁ~

2019年10月22日 | ぶらぶら日記
お城の石垣は、高く頑丈に積むだけでなく、先日アップした小倉城大手の巨大な縦石など「見せ場」を表現することもあります。

そこで、小倉城を事例にもう1つ石垣の見処を紹介。

下の3枚の写真。隅角部をよ~く見てください👀
築石と比べ、石が白いですよね。
どうも、隅角石には「花こう岩」を使ってると指摘があります。
小倉城に実際見に行ったのですが、確かに‼️
隅角が白いと、勾配も綺麗に、石垣全体も引き締まって見えます。
しかも、白は武士にとって大切な色。

お城=お白 面白い組み合わせですね☀️

石垣の石は、苔むしたり汚れたりして、なかなか岩石の種類や本来の色も判りにくいですが、しっかり調査研究すると新たな価値やその可能性を見つけられるのです。

興味がある方は、身近なお城でもじっくり文化財を観察してみてね☝️

天守台北東の隅角石垣
本丸西側の石垣

本丸南側の石垣



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今日も公開研修in熊本を開催中 是非見学に来て下さ~い

2019年10月21日 | ぶらぶら日記


熊本市と文化財石垣保存技術協議会が主催する研修会。(赤マークが会場)

道路から間近に見られます❗

今日も明日もやってますので、熊本市民の皆さん、旅行中のみなさん、是非お立ち寄りください❤

もしかしたら、職人さんに直接質問したり
説明を聞けるかも。

二の丸駐車場から徒歩が楽チンですよ✨




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甲府市湯村山古墳群(久萬)

2019年10月20日 | 古墳
久萬です🙋‍♂️
ぷー子さんが怒涛の更新をするなか、しれっと古墳ネタを。


ひさびさに雨の降らなかった休日、行きたかった山梨の古墳に行ってきました!

場所は…


甲府市、緑が丘スポーツ公園の西側、湯村山という場所にあります。

この辺には、散策には結構いい古墳があるのですが、残念ながらあまり知られていません。



体育館の裏あたりから遊歩道が始まります




かなり整備されていて、ハイキングされている方もいました。

7分ほど歩きます





すると道端に突如古墳が出現!



いかつい!

この古墳、ちょっと分かりにくいのですか、なんと積石塚なんです。

※積石塚…普通の古墳が土を盛ることに対して、石を積み上げて造られた古墳の種類。日本では限られた地域にのみ見られ、山梨県の甲府盆地北部もその一つ。朝鮮半島に同様の古墳があり、渡来系氏族の墓とも言われる。



たしかに石で積んであるのが分かりますね。



石室はこんな感じ。
奥の部分だけしか残ってないのですが、埋まっている手前の感じからすると、6、7メートルはありそうです。

こんな状況でも、山梨の積石塚のなかでは、かなり残りのいい方です。

さらに山の中(獣道の方)に入れば、もう5基ほどあるようですが、奥さん一緒だったので控えました笑

さて、湯村山一帯はかなり石がゴロゴロしている印象を受けました。


これは古墳じゃなくて道端ジェシカです。

渡来人たちが造ったのかどうか、それはなかなか分からないのですが、
あえてこんな場所に造ろうとした。そんな意図をビンビン感じました🤩

ぜひ行ってみてください〜

久萬

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結構好きかも いろんな意味で

2019年10月20日 | ぶらぶら日記

小倉駅でバッタリ会いました❗
胸に「のぞみ」ではなく「こだま」
なんか大人の匂いを感じます

ちなみに、普段は車掌で、名前は西旅人(ニシタビト)
2012年に地球に来たとのこと

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誰でも石は積めるが文化財修理ではそうもいかない

2019年10月20日 | ぶらぶら日記

大規模崩壊した熊本城の石垣
その材料を使い、熟練石工(指導者)が、若手石工(研修者)に文化財修理復旧として、石積技術を伝授⚒

お金と担当者を用意しても、修理できる技能者がいなければ、文化財は直せません❗

とくに、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨災害、そして台風19号

あまりに壊れる文化財が多く、技能者が足りません😣💦

石工はキツイ仕事。後継者もなかなか増えませんが、石垣整備や文化財石垣保存技術協議会、そして文化庁の支援を受けながら多くの若手石工が集まってくれています。

しかし、単に石垣を積めれば良いわけでなく、文化財の制度や仕組み、文化財や労働安全等の法令、伝統技術などなど勉強するこては沢山です。


結構、和気あいあいですが、作業は実戦そのもの。かなりの緊張感なんですよ🎵


青ヘルは、研修者
橙ヘルが、指導者
緑ヘルは、文化財記録、修理指導者
白ヘルは、学識者

研修には、自治体、ゼネコン、コンサルタント、研究者等多彩な顔ぶれ❗

石垣に関心と活動を理解してもらうため、そして熊本城支援のためすべて公開してます。



コメント (2)
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