『やまなし地域文化フォーラム』について
令和7年(2025)3月1日
1 経緯
本会は、平成21年(2009)4月1日に甲府城跡鉄門復元整備事業に係わる行政職員や有識者、技術者の有志により「山梨伝統技術研究会」として発足した。
発足後は、会員による講演会、「石垣つめるくん」の開発、イベント等での普及活動に取り組んできた。
その後、平成27年(2015)からは「甲府城研究会」と連携し、平成29(2019)年からは「やまなし文化財保存フォーラム」や平成30年(2018)からは「文化財調査・技術研究フォーラム」として「甲府城下町を語る会」の企画運営や講師派遣の支援をしてきた。
この度、会の名称を「やまなし地域文化フォーラム」に改正し、これまでの各団体の系譜を引き継ぎながら、調査研究や社会貢献を進めていく。
2 設立趣意
フォーラムは、山梨の歴史文化を基礎から学び直し、最新の研究成果に触れたい方々とコミュニケーションを図りながら歴史文化を保存・継承するため、次の趣旨に基づき地域貢献を目指す。
〇子どもから大人までが自由に参加し、地域の歴史文化を定期的に学ぶ機会の提供
〇若手研究者や文化財関係職員の成果発表や諸活動を通じた人材育成と相互研鑽
〇地域の歴史文化の学習や調査研究を考えている方々への学術的支援
〇郷土山梨の歴史文化を守るための有意義な交流、独自の調査研究活動、普及活動
〇歴史文化に関する地域活動や地域活性化を目指す自治体、研究団体などとの連携
〇調査研究に基づく地域の新たな価値の創出や再認識と次世代への継承
3 組織
代表
宮里 学 法政大学大学院特定課題研究所(山梨県庁)
副代表
出月 洋文
宮久保 真紀 甲府城研究会会長
事務局長(会計)
上野 桜 山梨県埋蔵文化財センター
監事
田丸 進 県立考古博物館協力員(市民代表)
北澤 宏明 山梨県庁(山梨煉瓦研究ネットワーク)
顧問(学術指導)
大隅 清陽 山梨大学教授
塩澤 裕仁 法政大学教授
高橋 修 東京女子大学教授
事務局員
中村 有希 山梨県庁(矢羽積調査研究会)
渡邊 みずか 山梨県埋蔵文化財センター(矢羽積調査研究会)
4 主な活動実績
平成21年 房州石シンポジウム講師派遣
平成22年 「石垣つめるくん」開発及び貸出し(継続中)
「知ろう!山梨の伝統技術 石垣つめるくん積み方秘伝の書」発行
※山梨鈴木助成事業財団助成事業
平成23年 月例勉強会開催(現在も適宜開催)
平成25年 鳥取県鳥取市教育委員会への事業協力
平成26年 山梨県への事業協力・助言(終了)
平成30年 甲府城下町を語る会への支援(継続中)
こうふ開府500年記念事業への協力(令和3年まで)
令和1年 香川大学への事業協力
愛知県小牧市教育委員会への助言
令和6年 宮城県仙台市教育委員会への助言
山梨県立博物館への助言
5 連携・協力団体
山梨伝統技術研究会 甲府城研究会 矢羽積石垣研究会 山梨煉瓦研究ネットワーク
6 主な活動
(1)フォーラム(研究会・講演会・見学会・シンポジウム等)の開催
(2)歴史研究に関わる諸行事についての他団体または他機関との連携
(3)会員の調査研究、執筆、発表への指導や会の活動成果の刊行、講師派遣等の支援
(4)会員の調査研究に対する相互協力
(5)地域文化の解明に必要な調査研究及びその他の活動