こんにちは。矢羽積研究会です。
少し汗ばむ陽気の春の日、大月市に石積調査に行ってきました。今回は、その調査の様子を紹介します。
矢羽積研究会ってなあに?という方はこちらをごらんください。
今回の調査の目的は、ずばり、大久保石工がはじめて矢羽積石垣を積んだ場所を探すこと。
そのためにまずは、笹子トンネルの確認に行きました。

大月市側のトンネル入り口
笹子トンネルは中央線に伴い、明治29(1896)年に着工、明治35(1902)年に完成したトンネルです。現在も、トンネルの中を中央線が走っています。
格好いい石積のアーチや、伊藤博文の筆による扁額など、笹子トンネルの見どころはたくさんありますが、今は、トンネル袖や、線路脇の石積に注目したいと思います。


石積に注目!!
どちらも、ほぼ同じ大きさの石を一直線に並べた「布積」です。
布積の特徴を大久保さんがどのように記述しているかは、前回の記事でも紹介がありましたが、『石垣の秘法とその解説』には、見た目についても記述があり、布積は上品な仕上がりになると書かれています。
確かに、整然とした美しさを感じます。
一方、矢羽積にも、「美観を必要とする観光方面に積むとよい」と書かれています。矢羽積はどのような構造物の石積として選ばれているのか、いろいろな石積を調査し、比べながら考えていきたいと思います。
☆調査報告②に続きます。
少し汗ばむ陽気の春の日、大月市に石積調査に行ってきました。今回は、その調査の様子を紹介します。
矢羽積研究会ってなあに?という方はこちらをごらんください。
今回の調査の目的は、ずばり、大久保石工がはじめて矢羽積石垣を積んだ場所を探すこと。
そのためにまずは、笹子トンネルの確認に行きました。

大月市側のトンネル入り口
笹子トンネルは中央線に伴い、明治29(1896)年に着工、明治35(1902)年に完成したトンネルです。現在も、トンネルの中を中央線が走っています。
格好いい石積のアーチや、伊藤博文の筆による扁額など、笹子トンネルの見どころはたくさんありますが、今は、トンネル袖や、線路脇の石積に注目したいと思います。


石積に注目!!
どちらも、ほぼ同じ大きさの石を一直線に並べた「布積」です。
布積の特徴を大久保さんがどのように記述しているかは、前回の記事でも紹介がありましたが、『石垣の秘法とその解説』には、見た目についても記述があり、布積は上品な仕上がりになると書かれています。
確かに、整然とした美しさを感じます。
一方、矢羽積にも、「美観を必要とする観光方面に積むとよい」と書かれています。矢羽積はどのような構造物の石積として選ばれているのか、いろいろな石積を調査し、比べながら考えていきたいと思います。
☆調査報告②に続きます。