仕事も落ち着いて、平成から令和に変わってすぐに、何か体の異変に気付き、早速 病院に行きまして、診察室に入って先生から、大体の病名を告げられた時は、誰の事を言っておられるのかと、耳を疑りましたが、数秒ほどたって、自分の事だと自覚しました。
自分の人生は、あと少しで終わるのかと、落ち込みました。
すぐに検査漬けの日々が始まり、しっかりした結果が出て、はっきりとした病名が分かり、入院 手術の日取りが決まりました。
幸いワタシの場合、病気による痛みはほとんどなく(それがまた怖い)、入院までの数週間、会社のごく親しい人だけに、病気のことを打ち明け、びっくりした表情の同僚からは、気を使われて「じっくり直して」などと、励ましてもらいました。
入院した次の日に、全身麻酔で2時間ほどの摘出手術を受け、術後自分の体には、いろんな管やケーブルが7~8本位付けられていました。
少したって病室に来られた先生からは「無事に終わったから」と言われて、とってもホッとした事を覚えています。
真夏での数日の入院の後、自宅療養の日々が始まり、患部はパンパンの晴れ上がり、赤黒い皮膚に、これって元の肌色に戻るんだろうか? と心配になっていました。
定期的な外来診察でも、先生はこの赤黒い肌とパンパンの患部を見て 「順調ですね」と言われ、これがもとに戻るんだと確信できました。
良かったのは、術後も鎮痛剤を一度も服用することなく、痛みは、患部を押さえない限り無く、だた手術後のプログラムでのリハビリを欠かさないようにと言われ、つらい曲げ伸ばしを日々徐々に元の機能に戻るように、毎日少しずつマニュアルに沿って進めていきます。
処方された薬は「数年間は毎日は服用して下さい」との事なので、毎日朝食後に一錠服用しています。
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秋になると腫れも引き、落ち着いてきた事もあって、職場復帰しました。
軽作業で慣らしていきます。
だんだんと体力も戻っていき、現在では元の7割くらいには戻っていると自覚しています。
ただ、別の意味で、気温の変化、気圧の変化での痛みが目立ち、これには診察に行って先生に質問しても、傷口の痛みのある人は、ちょくちょくいます、と言われ、あぁ・・・自分はその人たちの中に入っているんだなぁ・・・と今では少し残念です。
まぁ、現在では、ほぼ日常生活に関しては、不備を感じないので、それなりに生活しています。
これからも闘病生活は続きますが、とにかく早期発見 早期治療は完治を確実にするものだと信じています。