哀しみの海に沈む君よ
深海で独り 涙ほろり
暗く光も見えない 海の底で
何を感じる
時に襲う絶望感
何故か拭えない孤独感
ただ独り 何かに打ちひしがれて
哀しみの波に流されているのか
力なき事への無力感
何かを失いし時の消失感
ただ独り 暗き海に浮かびながら
冷たさばかり感じているのか
哀しみの海に沈む君よ
深海で独り 涙ほろり
だけど君は気づいているのか
差しこんでいる一筋の光を
哀しみの海に沈む君よ
深海で独り 涙ほろり
だけど君は気づいているはず
本当は独りじゃないんだと
君を導こうとする海流
君を照らそうとする月光
君を照らし出そうとしてくれる
そんな心を感じているのだろう
君の回りに集う魚達
哀しむ君に届く波の音
君は独りじゃないと教えてくれる
そんな心を感じているのだろう
哀しみの海に沈む君よ
ゆっくり 水面を目指してみよう
君は独りじゃないと教えてくれる
誰かのために泳ぎ出そう
哀しみの海に沈む君よ
ゆっくり 水面を目指してみよう
君を優しく照らし出す
みんなに会いに行くために
哀しみの海に沈む君が
水面に 顔を出したその時
温かく見守る月と星
そして静かに響く波の音
哀しみの海に沈む君よ
流した涙は 海に捨てていこう
哀しき言葉を波に打ち消そう
君はもう独りじゃない
哀しみの海に沈む君よ
そこに優しさ そこにぬくもりが
感じていられる幸せを忘れないで
月に照らされ 星に微笑み
波に感謝し 泳いでいこう