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恋哀心書

三十路になった『むるあ』の、現在や過去の恋愛や失恋、心境、想い出等をつらつらと書いていきたいと思います。

【むるあの詩】僕と自転車

2004年07月26日 11時42分50秒 | 
僕が産まれたときにもらった
一台の新しい自転車
僕はそれを嬉しそうに
漕ぎ出していったよ

時に僕が友達とケンカし
特に恋に落ちたりしたりして
楽しい思いでも辛い思いでも
いつも一緒だったよね

僕が誤ってふらふらとしてしまい
自転車毎倒れてしまっても
君は何も言うことはなく
僕と一緒に進んでくれた

そんな自転車だからこそ
僕も傷ついて錆付いても
必至に手入れしてピカピカにしてやって
一緒に進んできたんだ

時が流れて若い頃のような夢も
持てなくなってしまった大人の僕
僕と走る自転車も
行き先を見失ってしまう

深い心のぬかるみに
僕の自転車の後輪がはまって
前に進めず今にも倒れそうになりながら
それでも必至にペダルを踏む

この先の夢はなんだろう?
僕は幸せになれるのだろうか?
そんな不安で僕は
自転車を漕ぐのを止めそうになった

だけどふと気づいて僕は
自分の背中を見てみたよ
そこには皆が僕がこうやって
ぬかるみにはまった時助けてくれた手形

そうさ僕はひとりじゃなかった
そしてずっと一緒の君がいた
先の夢は見えないけれど
きっと僕が走りつづければ皆は笑顔になる

ふと誰かに背中を押されて
心のぬかるみを抜けた僕の自転車
僕はその誰かに手を振って
また君と走っていくよ

風を切り当ても無く二人
僕は自転車を漕ぎ続けよう
時に立ち止まって修理して
綺麗にしてずっと進もう

いつしか自転車を漕げなくなる
そんな日がくるかもしれないけど
いつか見える夢に向かって
僕は君を漕ぎ続けるから

ずっと一緒でありがとう
何も文句も言わずに僕と一緒に
走りつづけてくれる自転車に
僕は感謝して みんなに感謝して

今日も夢を探して
走りつづけよう

【むるあの詩】草木も人も同じ大地にいる

2004年07月22日 11時22分19秒 | 
自然に生えている草木を見ては
僕はいつも少しだけ励まされる
青々と生い茂るその色を見て
その強さを感じているから

人は草木と同じだと僕が
知り合いに言ったら笑われたけれど
同じ世界の同じ大地を足をつけ
僕らは同じ世界にいるじゃないか

草木は人の心と同じだよ
種として大地に舞い降りて
雨と大地に助けられ
地面に根を生やして成長していく

時に強風で傷つき
時に人に踏まれ倒れてしまっても
それでも地面に根を生やして彼らは
力強く成長しようとする

困難にも起き上がり天を向き
彼らは力強く成長して
いつか新しい種を身につけて
その生命を広げていくんだ

助けてくれる雨風や太陽に
時に傷ついてそれでも力強く
生きるそんな草木を見たとき
人もこうあるべきと思う

助けてくれる人もいれば
時に傷つける人もいる
だけどそれに負けずに
成長していこう

そんな思いを草木に教えられながら
僕は今日もちょっとだけ元気を出そう

【むるあの詩】涙

2004年07月21日 13時22分22秒 | 
涙があふれて止まらない
そんな日が突然やってきた
なにか理由があるわけじゃない
そう思っていたのに止まらない

泣きながら考えていた
この涙の思いの先
それは自分の心の限界
そしてあの人への想い

伝わらず傷つけて悩み続け
我慢して無理して笑顔だったのに
そんな無理な想いは人の心が
心の器から溢れてしまう

君が去って幾月が過ぎて
もう我慢をしなくていいと想ってた
だけどずっと想い出が
僕の心に残っていたんだ

その想いを抑えなきゃと
ずっと我慢していたんだね今の僕
だから涙が止まらない
まだ心があふれて止まらない

ふと誰かが歌った歌の言葉
脳裏によぎっていった
涙の雨は悲しいけれど
きっとその先に笑顔の晴れ間は来る

今はただ泣いてしまおう
きっと涙が心に教えてくれる
あの想いは本当だった
だからもう我慢しなくていいんだと

今はただ泣いてしまおう
きっと涙が心の中にあった
辛く悲しい想いの数々
洗い流してくるから

涙が枯れるほどに泣き明かした
僕の目は凄く真っ赤で
人に見せられないほどのものだったけど
それを夕日は隠してくれる

そのささやかな優しさに感謝して
思わず浮かんだ微笑
軽くなった僕の心の器で
きっとまた誰かを幸せにするから

君との想い出はまだあるけれど
辛かった思いは涙の雨に
流したからもう大丈夫だよ
僕は笑顔で晴れ間を歩いて行けるよ

【むるあの詩】口笛

2004年07月14日 18時40分45秒 | 
哀しみ堪えて歩く僕
街中で誰も僕を見ている人なんていない
孤独にとても寂しくなって
もう砕け散ってしまいそうになる

そんな自分を支えなきゃ
必至に人混み掻き分け走るけど
終わることなく流れる人の流れに
何時しか掻き分けるのに疲れ果てた

もう僕のことなんて誰も気にしていないよ
寂しさが心を満たしていく
なんとなく自分の悲しさを紛らわせようと
僕は口笛を吹いた

喧騒と人の流れにかき消される
僕の力なき口笛の音色
誰もこんな自分に気づくことはない
そう思うとただ僕は空しくて

ふと耳に届いた歌声
それは僕の口笛に合わせて
まるで風のように澄んだその声に
思わず僕は口笛を止める

「止めないで」
そう言ってくれた君は笑顔で
僕に音色を催促する

気づくと僕の口笛は彼女の歌と
綺麗なハーモニーを奏でてた
何時の間にか僕の口笛に合わせて
みんなの音色が届いた

ある人はピアノを弾き
ある人はギターをかき鳴らし
ある人はドラムを叩き
ある人はコーラスしてくれた

だけどそれらはバラバラじゃなく
僕の口笛と共に素敵な協奏曲を奏でている

そうだ僕は本当は独りなんかじゃなかった
喧騒に僕がかき消されそうなだけだった
ほんとはこうやってみんながいることを
迷惑かけたくないと忘れようとしていたんだ

みんなの優しき歌声や楽器の音色に
僕も応えるように笑顔で口笛を吹く
みんなに感謝の気持ちを沿えて
僕は頑張って口笛吹いていこう

もしあなたが落ちこんで哀しみに包まれたら
試しに口笛を吹いてみよう
きっとそんな君の音色にみんなが応えてくれるよ
温かき仲間の素敵な調べが

そして僕も君のために
同じように口笛を吹くから

【むるあの詩】いつか虹がかかりますように

2004年07月12日 00時33分02秒 | 
心が傷ついていると何も見えなくなるんだなと
ちょっと自分に哀しくなった

空を見上げようと天を仰いでも
そこに見えるのはそれを遮る自分の殻の天井だけ

俺が見たかった君と見た青空も星空も
そこに見えることはない

自分の心が傷つくと一番怖いのは何だろう?
俺はそこで君にに負担をかけてしまうこと
それがただただ怖かった

自分の弱さで迷惑をかけることは
その人に甘えることなのかもしれない

だけどそれを受け入れてもらえなかった時
それが相手の負担になるかもしれないと思った時

傷ついた俺の心で相手に頼りたい心が止められず
それで相手を傷つけてしまうことが怖かった

「甘えてくれていいんだよ」

そう言ってくれた君の言葉は今でも忘れない

「甘えてもらっていいんだよ」

そう言った自分の言葉は今でも忘れない

昔からそうだった
今でも親友に言われる言葉

「君はいつも頼らせてくれるけど、頼ってくれないんだよね」

俺が本当の自分を出した時
それを見ても自分を信じてくれて
思っていた印象と変わらないでいてくれるのか

それが不安でしょうがなかった
それだけ自分の心に自信がなかったから

身勝手な行動で君を傷つけてしまったのだろうか
そんな俺をもう君は呆れて見ているかもしれないね

身勝手な言葉で君は悩んでいるだろうか
そんな俺を君はもう思っていた人じゃないと
心離れしているかもしれないね

俺はいつも思っています
俺は優しい人じゃないんだよ

ただ俺はそれでも君と話したかった
君を知り 君を慰め 君を応援したかった

俺は君を少しでも知りたくて色々話したよね
俺は今でも君がとても優しくて
思いやりのある人だと思っているよ

君と同じ悩みを持っているんだよ
君が言った悩み

「君が想うような人じゃないかもしれない」

それは俺も同じくらい自信なんてなかった
だからその溝を埋めたかった

だから少しでも話して色々知ってほしかった
だから少しでも話してもらって色々知りたかった
だから本当は甘えたかった
だけど君の負担になるという想いは拭えなかった

本当は君がそれでも俺を甘えさせてくれたらなんて
いつかかるかわからない虹を待つような気持ちはあるけれど

俺の上にかかるのは白い天井だけ
太陽の代わりに俺を照らす蛍光灯だけ

君はいい人でした
君は温かい人でした
君といると楽しかった
君を知ると嬉しかった

君は何も間違っていないよ
間違っているのは俺だから

君が責めるのは俺でいい
君は自分を責めないで欲しい
だってこれは俺の我侭だったんだから

傷ついた心を我慢して
いつか俺はまたこの天井を壊し

時に青空を
時に星空を

時に天にかかる虹を見られるよう
なんとか頑張っていこうと思います

それがきっと君を困らせないことになる
それがきっと君を笑顔にすることになる

身勝手だけどそう信じて
きっといつかまた
虹がそこにかかるんだと信じて

【むるあの詩】眩しく温かく懐かしい空と海

2004年07月09日 16時20分26秒 | 
ふと目にした1枚の写真
そこに広がる別世界
一足早い夏の空と
澄んだ海がそこにはある

それらにふと懐かしい想い
心に過って嬉しくなる
それはあの日何も言わずに
別れた君と見た景色な気がしたから

誰もが人であり旅人だから
出会いと別れはあると想う
君が夢のために独り
誰にも何も言わず歩んだこと

誰も君を責めてなんていないよ
それどころか頑張って欲しいと
願い続けているんだ
だからその想いを忘れないで欲しい

君がいつか夢を叶えてくれたら
きっと君はそこで眩しく輝くよ
それはきっとまるで
あの日見た夏空の太陽のよう

その陽射しを感じた時
きっとみんなは君を感じる
そしてその温かさと眩しさに
君が元気でいるんだと笑顔になるよ

君は今日も一足早い
夏空を見ているんだろうか?
こっちもやっと夏らしくなってきた
まだ梅雨は明けていなけれど

そこにあった1枚の写真
君がそこにいるような気がする
だから僕は君を応援するよ
君が僕に優しさをくれたように

君がそこで君らしく頑張れるように

【むるあの詩】ありがとう

2004年07月02日 16時14分00秒 | 
ありがとう。

その言葉が、なかなか素直に言えなくて、いつも悩んでた。
いや、言葉を言うことはできてたけれど、
本当に、それは相手に届いていたのか?
本当に、相手を心から想って言えたのか?
正直、自信がなかった。

今までずっと思ってた。
まっさらな白い雪のように澄んだ心で。
寒空に雲ひとつなく、星たちの瞬きが見える、そんな曇りなき心で。
そんな、かっこつけることばかり『ありがとう』に込めようとしてたのかもしれない。

でも、本当は、そんなこだわりなんて必要なかったんだ。
不器用でもいい。つっかえてでもいい。かっこわるくてもいい。
自分が本当に、迷いなく素直にそれを声にできれば、それは相手に伝わる。
みんなのお陰でやっと、それに気づいた。

だから、僕は自分がみんなから受けた温かさを、
たったひとつの言葉に乗せたい。

みんなに出会えたこと。
みんなとケンカしたこと。
みんなと笑いあえたこと。
みんなと同じ時代を生きることができたこと。

そんな、たくさんの感謝をのせて。
そして、これからも一緒にいて欲しい思いを込めて。

ありがとう。

【むるあの詩】僕は歌いつづけます

2004年06月29日 15時40分44秒 | 
落ちこむあなたを見るのは辛い
笑顔も何処となく寂しそうで
心苦しく思い見つめている
だけど僕は歌う事しかできない

いつもまるで太陽のように
弾けた笑顔を見せてくれていた
本当はずっと辛かったはずなのに
僕は気づいてあげられず

笑顔の下にある心の亀裂
小さかったはずのその裂け目から
流れ始めた哀しみの涙
それが心を埋め尽していた

落ちこむあなたを見るのは辛い
気丈に振舞うあなたの心の
その痛みを癒せない
無力な僕は歌う事しかできない

人は哀しみの雨の中で
歩み続ける事は難しい
雨に濡れ冷えた身体と心
それはなかなか癒せないけれど

もしこの歌声があなたの耳に
雨音の中わずかでも
届くとしたら耳を澄ませて欲しい
喉が枯れるまで歌いつづけよう

あなたは常に前を見ていた
あの日のあなたの輝きが
僕を癒し元気付けてくれた
それをあなたは気づいてますか?

あなたが無理してでも向けた
笑顔は僕にはとても眩しく
だけどとても温かく感じたから
僕は今元気でいられてます

雨音にかき消されてしまう
僕の声に耳を傾けてください
僕も落ち込んだりもしたけれど
あなたがいたから歌えるのです

あなたがもし僕の歌声に
気づいて耳を澄ませていてくれるなら
僕は楽しい歌を歌います
この雨が止みその時まで

あなたがもし僕の歌声に
気づいて耳を澄ませていてくれるなら
僕は笑顔で歌いつづけます
心の傷が癒えるまで

もし心の雨が止みあなたの
心が僅かでも元気になったら
かすれる声で歌いつづけよう
君が笑顔になる道になる

僕の声がいつしかあなたの
耳に届かなくなる日がきたとしても
もしあなたが笑顔でみんなを照らしてくれるなら
歌えなくなった僕も幸せです

【むるあの詩】夢追い人

2004年06月28日 18時29分05秒 | 
「夢なんて馬鹿馬鹿しい」

そんな言葉を口にする大人達
堅実に生きろ 夢なんて叶わない
冷めた言葉を口にする

大きな夢ほど困難も募り
いくつもの挫折を繰り返して
夢を諦めた大人達
だからこそ夢を卑下にする

だけど彼らは気づいていない
人は常に永遠の夢追い人だと

初めて夢を追い挫折した若き日の君
だけどその時思った情熱は
本当の想いじゃなかったのか?

ささやかで叶う夢を大人は夢と思わない
本当はそれもすごく大切な
小さな夢なのを忘れていないか?

春の桜が咲き誇り 日差しで透ける青葉の先
赤き紅葉の葉が散って 白き雪が静かに舞い降りる
そんな人生で想う星ほどの願い
そしてひときわ輝く月のような夢

その月の輝きに見え隠れする星のような願いも
またひとつの夢なんだ

子供の頃できなかった逆上がり
景色がなかなか回らなかったけれど
あの日くるりとできたとき
とても嬉しかったことを忘れていないだろうか?

あの日の嬉しさとあの日の苦しさ
それをずっと心に持っていたらきっと
初めて大きな夢に挑む人を
馬鹿になんて出来ないはずだから

みんな誰もが夢追い人だから
苦しみも乗り越えていこうとする
そこに険しく厳しい壁があって
とても苦しみ挫折もするかもしれない

でもそれは過去の自分と同じ筈だから
温かく見守ろう 励ましていこう
夢は違えど 君もまた夢追い人なのだから
夢を叶えるための熱意を 信じてあげて欲しい

あの日の自分のように

【むるあの詩】一匹の猫とひとりの僕

2004年06月24日 17時38分46秒 | 
夕暮れ時に見かけた一匹の猫
気丈に座り僕を見つめる
思わず手を差し伸べようとして
猫は僕の手を引っかいた

見ると少しやせ細った身体
そして見える無数のひっかき傷
静かに身体を震わせているその猫は
それでも僕を見つめたまま

怖くて嫌な思いをしてきたのか
孤独な想いを耐えているのか
本当は温かさが欲しいのに
心の壁がそれを阻んでる そんな気がしたんだよ

勝手な思い込みかもしれない
だけどその瞳に僕は決意した
ふとその場を離れてコンビニで
迷わず手にしたミルク

猫の目の前に差し出そうとして
また僕はひっかかれた
その傷から溢れ出る痛みを
堪えて僕は笑顔見せた

きっとこの痛みと同じ痛みを猫は感じて
温かさを忘れてしまいそうなのかな
だけど誰かが信じてあげれば
心の壁を開いてくれる そんな気がしたんだよ

置かれたミルク怯えた目で見ながら
僕とそれを見比べるその猫に
僕は笑顔を向けて見守った
猫も僕をみつめていた

ふとミルクを舐め始める猫に
僕は安堵のため息をついて
その場をそっと離れようと立ちあがり
ゆっくり歩み出したんだ

耳に届くか細い泣き声
思わず僕は振り返る
猫は僕を見て寂しそうに泣いていた
そんな猫に僕は笑顔を向けた

あれから数日の日々が過ぎ
猫は僕の肩の上にいる
甘えるように僕に寄り添いながら
幸せそうなあくびをしてた

そんな猫ののんびりした姿に
僕も思わずつられて微笑む
少しでも君が幸せながら
僕もすごく幸せだよ

そして僕らはずっと二人だよ