「第二音楽室」 佐藤 多佳子

音楽の授業とか軽音部とか音楽室に集まる学生の思春期を描いた話。


仲間ハズレにされたくないとか、みんなの前で歌うのがイヤとか、
学生時代の音楽の授業を思い出しながら、楽しく読めました。


ただ、個人的には、この作者の作品は「一瞬の風になれ」がイチバンですねー。

「ぼくとユーレイの占いな日々」 柴田 よしき

ワガママな人気占い師と、就職難の中、とある事件をきっかけに
占い師の助手になった青年が日常の謎を解き明かすミステリの短編集です。


対照的な性格の二人のやり取りと、人が死なないストーリーで、
手軽に読めた一冊でした。

「ふる」 西 加奈子

AVへのモザイクがけを仕事にしてる女性の日常を描いた話。

淡々とした流れやけど、独特の雰囲気があって楽しめました。