諸般の事情で図書館から借りて読んだ” 主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメント”の感想を記す。著者が提唱している”アカウンタビリティ(accountability)”について、オズの魔法使いに例えながら、書かれている(原題はThe OZ Principle)。また、IBMやインテルと言った有名企業やコンサルティングをしていた事例を交えて、アカウンタビリティの重要性が書かれているので、説得力のある構成となっている。元々洋書なので、300ページを超えており、分量はそれなりに多い。
”アカウンタビリティ(accountability)”とは、主体的に自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていくという意識だ(P.1)。冒頭の次の箇所に著者の考えが良く表れている。”思うに、どの理論やモデルも、肝心なことを言い忘れている。成果は、その達成の責任を引き受けて、初めて生まれるものである。(P.2)”被害者意識を持つ人を<ライン下>に属する、アカウンタビリティのある人を<ライン上>に属するという表現を使っており、非常に印象的である(P.33)。本書では何回も、ライン上に留まるように述べられている。アカウンタビリティの定義は次の通り。”アカウンタビリティとは、「現状を打破し、求める成果を達成するまで、自分が問題の当事者であると考え、自分の意志で主体的に行動しようとする意識。すなわち、自分の意志で、現実を見つめ、問題に当事者として取り組み、解決策を見いだし、その解決策を実行しようとする意識」(P.91)”
なお、いくらアカウンタビリティが重要だと言っても、”自分の力の及ばないことと、自分にできることは切り離して考えないといけない。(P.222)”と書かれているのも印象的である。
最後に書かれている下記の文章が最も印象的で、自分もまさにそう思う内容だった。”忘れないでほしい。自分の考えや感情や行動、そして自分が導き出す結果を、自分で責任を持って引き受けない限り、自分の運命を制することはできない。(P.306)”このことを心に留め、仕事をしていくようにする。
”アカウンタビリティ(accountability)”とは、主体的に自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていくという意識だ(P.1)。冒頭の次の箇所に著者の考えが良く表れている。”思うに、どの理論やモデルも、肝心なことを言い忘れている。成果は、その達成の責任を引き受けて、初めて生まれるものである。(P.2)”被害者意識を持つ人を<ライン下>に属する、アカウンタビリティのある人を<ライン上>に属するという表現を使っており、非常に印象的である(P.33)。本書では何回も、ライン上に留まるように述べられている。アカウンタビリティの定義は次の通り。”アカウンタビリティとは、「現状を打破し、求める成果を達成するまで、自分が問題の当事者であると考え、自分の意志で主体的に行動しようとする意識。すなわち、自分の意志で、現実を見つめ、問題に当事者として取り組み、解決策を見いだし、その解決策を実行しようとする意識」(P.91)”
なお、いくらアカウンタビリティが重要だと言っても、”自分の力の及ばないことと、自分にできることは切り離して考えないといけない。(P.222)”と書かれているのも印象的である。
最後に書かれている下記の文章が最も印象的で、自分もまさにそう思う内容だった。”忘れないでほしい。自分の考えや感情や行動、そして自分が導き出す結果を、自分で責任を持って引き受けない限り、自分の運命を制することはできない。(P.306)”このことを心に留め、仕事をしていくようにする。