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1973年 ファイヤーバード トランザム 455 リアーブレーキ クレーム対応処理!

2022年09月03日 | アメ車 トランザム455
こんばんは、73トランザム、リアーブレーキのクレーム対応処理になります。

以前からオーナー様がブレーキを踏むと反発する戻りが有ると言っていて最近は症状が酷くなり時々カーンとか音がすると言われ、
車検の時にリアーブレーキの部品を変えたのが原因ではないかと思うので元に戻して下さいと入庫です。

オーナー様と一緒にテストランしたら、確かにブレーキペダルに違和感が有りますが、
それよりもガーガー音がするので「この音は何?いつから?」と聞くと、
最初からブレーキパッドとかが擦る音だと言われるので「こんな音はしていないですよ」と言うと「最初から音は鳴っていた」と言われるので
「とにかく元のブレーキ部品に戻しますよ」となりました。
ジャッキアップしてウマかいます。
タイヤホイール外してドラムカバー外します。やけに「軽く外れるな?」と思ったら開けてビックリ「ブレーキシューが無い!」鉄がむき出しです。

たぶんブレーキシューが割れて、

ドラムカバーの中で擦れて無くなったと思います。

左側はブレーキシューの残骸1つ無いです。

右側のドラムカバーはずすとブレーキシューの割れた残骸が2個出て来ました。

ここまで酷いブレーキシューは初めて見ました。

動画と前後しますがオーナー様に、
「サイドブレーキ引いたまま走行してないか?急ブレーキばかり掛けてないか?急なシフトダウンでデフロックしてないか?ブレーキ、カタギキしなかったか?」と聞きましたが「していません」と言われるのでクレーム処理で部品代、作業代、無料で対応致します。
部品はドラムカバー新品左右。



ブレーキシュー左右新品。



左側ホイールシリンダー新品。



アジャスターキット、スプリングキット新品。





交換しました。作業に戻ります。ブレーキシュー外して、

スプリング外して、

ホイールシリンダー取替、

73年式トランザムの部品を使います。洗浄して、

アジャスターキット、スプリングキット取替てドラムカバーハメて見ます。

やはり右側はキツイですがハマりますが左側がハマりません。何回か調整したり右側の部品と交換したりしましたがハマりません。

左側の部品を右側に使ってもドラムカバーはキツイですがハマります。

初心に帰ってホイールシリンダー、アジャスターキット、スプリングキットを新品部品で組んで見ます。

車検の時も組み直しましたが駄目だったんですけどね。

サイドブレーキプレートを入れないと、

支点に合いますね。。

入れても何とかドラムカバーハマりそうなので調整しながら入れました。

何とか入ったのでブレーキオイルエアー抜きします。

アメ車はマスターシリンダーの蓋をしてないと吹きこぼれがするので、

ブレーキオイル補充しては抜いてと面倒です。

タイヤホイール取り付けてテストランです。ブレーキペダルへの違和感も無くてOKですね。

オーナー様が引き取りに来たので一緒に乗ってテストランして「どうですか?」と聞くと、
「問題ない、完璧です。」と言う事なのでトランザム乗って帰って頂きました。

もう何十年も前ですがC-1500やサバーバン等が売れていた時には良くブレーキシューが割れてブレーキ、カタギキして入庫したり、
片側だけホイールが回らずロックした状態で入庫したりしていましたが、ここまでブレーキシューが無いのは初めて見ました。
まだまだアメ車は面白いですね!


1973年 ファイヤーバード トランザム 455 リアーブレーキ クレーム対応処理!



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