サントリーミュージアムで「ポンペイの輝き展」を見てきました。
イタリアのヴェスビオ火山の噴火で埋もれた町の遺跡跡から発掘された物の展示です。
チラシとかで見ると、遺跡の展示によくある家財道具や装飾品の展示のみって感じだったのですが、行ってみると壮絶でした。
綺麗に灰などを落としているとは言え、装飾品の類はとても埋まっていたとは思えないくらいに綺麗な形と輝きで、まるでそのままどこかの宝石箱にあったかのようでした。
裕福な家の壁画のフレスコ画も、完全な形ではなくても色鮮やかな色彩で当時の文化を表してました。
そんな中で、シリコンで型取りしてポリエチレン樹脂で復元したらしい人の姿は正視することをためらうほどのリアルさで噴火の被害を訴えるものでした。一瞬にして奪われた命というのがありありとわかる折り重なるようにして倒れた人の姿。大人だけでなく子どもも。人の形の何かじゃなく、明らかに助けて欲しいと訴えるようなしぐさのまま固まった人そのもの。
煌びやかな装飾品や神の像、貯めてた金貨銀貨の合間に展示された姿は自然の驚異に曝された時、そんなものは当てにならないと言うようでした。
それに、逃げようとして固まったままの姿は長崎で見た原爆資料館の凄惨さを思い出させるようで恐怖を感じるものでした。人は戦争で武器やその輸送の方法を改良する事でも発展してきただろうけど、自然の力では残さない禍根を残すよなぁとか思いました。
展示物の発掘元が「母より発掘」とか書いてあったりして、「人は死んだら物だな」と儚さがただよってました。
何かこう、確かに煌びやかで「輝き」はあるけど、「輝き」って言うよりは「落日」って印象でした。
でもいろいろ考えたり有意義ではありました。絵画の展示と違って癒されたりはしないけど(苦笑)
イタリアのヴェスビオ火山の噴火で埋もれた町の遺跡跡から発掘された物の展示です。
チラシとかで見ると、遺跡の展示によくある家財道具や装飾品の展示のみって感じだったのですが、行ってみると壮絶でした。
綺麗に灰などを落としているとは言え、装飾品の類はとても埋まっていたとは思えないくらいに綺麗な形と輝きで、まるでそのままどこかの宝石箱にあったかのようでした。
裕福な家の壁画のフレスコ画も、完全な形ではなくても色鮮やかな色彩で当時の文化を表してました。
そんな中で、シリコンで型取りしてポリエチレン樹脂で復元したらしい人の姿は正視することをためらうほどのリアルさで噴火の被害を訴えるものでした。一瞬にして奪われた命というのがありありとわかる折り重なるようにして倒れた人の姿。大人だけでなく子どもも。人の形の何かじゃなく、明らかに助けて欲しいと訴えるようなしぐさのまま固まった人そのもの。
煌びやかな装飾品や神の像、貯めてた金貨銀貨の合間に展示された姿は自然の驚異に曝された時、そんなものは当てにならないと言うようでした。
それに、逃げようとして固まったままの姿は長崎で見た原爆資料館の凄惨さを思い出させるようで恐怖を感じるものでした。人は戦争で武器やその輸送の方法を改良する事でも発展してきただろうけど、自然の力では残さない禍根を残すよなぁとか思いました。
展示物の発掘元が「母より発掘」とか書いてあったりして、「人は死んだら物だな」と儚さがただよってました。
何かこう、確かに煌びやかで「輝き」はあるけど、「輝き」って言うよりは「落日」って印象でした。
でもいろいろ考えたり有意義ではありました。絵画の展示と違って癒されたりはしないけど(苦笑)