
孵化したブラインシュリンプを自動的に分離してキープしておける ブラインシュリンプ分離器の作り方です
知り合いが急須を使ってブラインシュリンプを孵化させているのをヒントにブラインシュリンプの光に集まる習性を利用して いつでもすぐに取り出せるようにと考えました。
少量のブラインシュリンプなら直接筒の中に塩水と一緒に入れて明るい場所に置いておくと自動的に透明パイプ内に集まり エアーレーションでそのままキープしておくことができ スポイトで吸い出せばいつでも餌やりができます。
本体の中でエアーレーションをすると孵化していない卵も混ざってしまうので 大量のブラインシュリンプの場合には他の容器で孵化させてから筒の中に入れて使います。
材料
直径5~10cmの塩ビパイプ
蓋(光を通さないものなら何でも可)
直径2cmぐらいの透明パイプ
構造は下の図のようになっています
真っ暗な本体の中で孵化したブラインシュリンプが明るい透明パイプに集まります。
作り方
説明するまでもありませんね、適当な長さに切った塩ビパイプに底を取り付け(私はその辺にあった発泡スチロールを筒の内径に合わせて切りシリコンシーラントで接着しました)横穴を開けL字型に曲げた透明パイプをシリコンシーラントで接着してあるだけです。
適当な蓋が見つからなかったので 苗が入っていたビニールポッドを使っています(底穴は黒のビニールテープで塞いであります)
横穴は底から少し離して(1cm弱)開けないと底に溜まった卵もパイプの中に入ってきます。
透明パイプの中に集まったブラインシュリンプはそのままだと酸欠で死んでしまうのでパイプの中でエアーレーションをします。
ただ…パイプが細いので市販のエアーストーンは使えません、エアーホースもちょっと太すぎるので工夫が必要です。
4mmのシリコンホースと6mmのシリコンホースと竹炭でエアーストーン(エアバンブー?)を作って使っています
ライトを使う場合には透明パイプにライトを近づけすぎると水温の上昇でブラインシュリンプが死んでしまうので注意しましょう。
集まったブラインシュリンプはスポイドで吸い出して目の細かい茶漉しなどで漉して使います。
製作される場合には必ずこちらをお読み下さい
1ペットボトルの底を輪切りにして切り取る。
逆さに吊すために、針金を通す穴をパンチで開ける。
2キャップの中央にキリで穴を開け、ホース用のジョイント差しこんで接着剤で固定。
3、キャップをペットボトルにつけて、差し込んだジョイントにホースをつなげ、エアレーションする。
4、シュリンプが羽化したら、エアレーションを停止すると、卵の殻がキャップの底に沈む。
5、ホースからゆっくり水を抜くと、水中を浮遊するアルテミアはジョイントの先から吸い取られるが、水底に沈んだ卵の殻はジョイントよりも低い位置にあるため、容器に残る。
私も孵化にはペットボトルとジョイントを使っていましたが洗いにくいので今は背の低いガラス容器を使っています。
この記事の方法はブラインシュリンプを分離するだけではなく分離したものをそのままキープしておけるので使いたい時に使うことができます。
ただ…明るいところに置かないと使えないのとブラインシュリンプの量が多いと対応できないという欠点があります。