熱帯魚工作箱

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竹炭製エアーストーン

2006-09-17 22:04:02 | 竹炭製エアーストーン

プラケースなどで使える自作竹炭製小型エアーストーンです。
泡が細かいので小型水槽用のCO2ストーンとしても使えます。

 泡が大きいエアーストーンのように大きな水流を作ることなく効率良くエアーレーションをすることができます。 何よりとっても小さいのでじゃまになりません。

これも随分前に考えたものですが 始めは竹製の丸箸を切ってそのまま使っていましたが時間が経つと竹が水を吸ったり中からアクが出てきたりして泡の出方が少なくなり安定した泡を出し続けることができませんでした。
ひょっとしたら炭なら腐ることもなく安定した泡が出るのでは?と思ったのですが 当時は竹炭が簡単に手に入らなかったので自作することにしました。
酸素を遮断して蒸し焼きにすれば炭ができるはずです (理科の実験で試験管に割り箸を入れてアルコールランプで熱して炭を作った覚えはありませんか?) 竹箸を小さく切ってアルミホイルで包んでバーナーで炙ってみたらアルミホイルがすぐに破れるものの何とか炭らしきものが出来たのですがエアーストーンとして使えるものではありませんでした。 やっぱり炭焼き窯でないと無理か…と思いつつ考えついたのが空き缶を使った方法です。

材料
竹製丸箸
コーヒーなどの空き缶(スチール製の350ccもの)
塩又は細かい砂

作り方
まず空き缶を洗って缶の中に折り曲がって入っているタブ(フタ)をそっと外側に起こしておきます。 
箸を3cm~5cmぐらいに切り缶の中に入れ その上から塩を中の箸が全て埋まるまで入れ 空気が入らないようにタブをもどします。
あとはコンロで焼き上げるのみです。 煙が出なくなってきたら焼き上がりです。

(上の写真は分かりやすいように火力を最大にしてあります)

空き缶が炭焼き窯の役目をします。 塩を入れなくても炭はできますが曲がったり折れたりして使い物にならない不良品がたくさん出来ます。 
火力によって炭の質が違ってくるので 火力や中に入れる箸や塩の量を変えて何度かトライしてみて下さい。
じっくりと焼く方が使える炭ができますが火が弱すぎると上の方まで熱が届かず半焼けのものや黒く色がついただけのものも出来ます。
いろいろと焼き方を試してみた結果 今は まず缶の底に2cmほど塩を入れてから切った箸を5~6本分ほど入れその上から再度塩を缶の半分ぐらいまで入れて缶をトントンとたたいて塩を隙間無く行き渡らせてから15分程度で煙が出なくなるぐらいの弱火で焼き上げています。
焼いている時に出てくる煙は可燃性なので火を近づけて点火するとにおいも煙も気にならなくなります。 気をつけて煙に火をつけてくださいね。
取り出した炭が2割ほど小さく軽くなっていて2つに折ると「パキッ!」と音がして綺麗に割れたら焼きあがっています。

出来上がった竹炭を1cmぐらいの長さに切ってシリコン製エアホース(シリコンタイプではありませんよ!)に差し込んで完成です。 出来上がった竹炭は品質にばらつきがあるので何個か作ってみて泡の出方が綺麗なものを選んで下さい。
泡の出方を 細かい泡が出るタイプのエアーストーン(スドー バブルメイト)と比べてみました。



結構細かい泡が出ているでしょ! でもこの写真では泡がつながって見えて分かりにくいので泡の大きさが分かるように撮ってみました。



市販のエアーストーンは小さい泡も出ていますが同時に大きな泡も出ています 自作竹炭エアーストーンは泡のサイズが極少ではありませんが泡の大きさが揃っています。
これをCO2ストーンとして使われる方の参考になるようエアーの量を絞って撮ってみました。



十分CO2ストーンとして使える泡の大きさでしょ
エアーストーンの方が泡は細かいのですが時々大きな泡も出て来ることがあります。
この自作竹炭製エアーストーンはCO2ストーンのように強い圧力を必要としないので小型水槽への
発酵式でのCO2添加に最適です。 すぐに泡が出てきますよ。

製作される場合には必ず
こちらをお読み下さい。


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