Mizuna's Message for You

コスプレイヤー・望月瑞菜のブログです。

6月3日(土)のつぶやき

2017年06月03日 | Twitterまとめ

【MERMAID TIME】シーンその1“MERMAID TIME”.

2017年06月03日 | プリキュア

春のレイフレから、はや一か月。『MERMAID TIME』を制作していた日々から、まったりとした時間を過ごしています。
どのイベントのときの新作もそうですが、その時々に自分が出来ること、出来ると思うこと、大切にしていること、素敵だなと思うこと…
大好きなプリキュアたちへの気持ちに乗せて、自分自身の心意気も、その新作に込められたらいいな、って思いながら作ってます。

コスプレは、いつでも私の大切な一部だから、ときたまどんなに大変だったとしても、
こうして今までずっと、続けてこられたのだと思います(^ ^)。
大好きな女の子たちの姿を少しだけお借りしてコスプレできてこそ感じられる、気づかせてもらえる、
初めて理解できることもたくさんあると、実感しています。
その、ひとかけらを、写真集として形に残せることは、作る過程がとってもワクワクして、たのしくって、
なによりコスプレそのものも、もっともっと深く愛して大切に感じられるから、大好きです♪

前置きが長くなってしまいましたが、今日からひとつずつ、『MERMAID TIME』に収録されているシーンをブログに書き綴ってゆこうかな…と思います。
よろしくお付き合いいただけたら幸いです☆

一番最初は、この作品のタイトルにもなっている“MERMAID TIME”のシーン。

みなみさんの学園での日常を追った、メインパートです。



撮影をさせていただいた那須ステンドグラス美術館さんへは、いつかいつかと思っていた気持ちがやっと叶って。
一年に一度だけのコスプレ撮影のチャンスにうまくタイミングが合わせられて、実現できました。

みなみさんは、4人の中で一番、ノーブル学園を象徴している人だと思うのです。
「学園のプリンセス」の名の通り。

ですので、
“MERMAID TIME”のパートは、たぶん彼女にとっても大切な場である、ノーブル学園の中での一日として完結させたいな、と考えました。



那須ステンドグラス美術館は、私の中のノーブル学園のイメージにとても合っていて、
“MERMAID TIME”の撮影をするのに本当に理想的でした。
ステンドグラスの美しさもさることながら、場所全体に流れている、重厚ですこし硬質なイメージが、
「ノーブル学園の海藤さん」っていう雰囲気で…。
ステンドグラスだけでなく、随所で見ることのできる様々な像もすごく印象深かったです。

みなみさんの制服をコスプレするのはこれがはじめてだったけど、
きららちゃんのときと違って、制服を着て気持ちの引き締まる感じがしましたね。
しかし、うっかりスカート丈を考えることをわすれてしまってて…、着替えながらやっと気が付きました!
きららちゃんの制服版のときは、スカートの下に黒いペチコートが入るので、このくらいの丈にしているのですが…ないと短いなぁ!
みなみさんがタイツ履いていてくれたことに救われました…。そのタイツも理想の色に巡り会えなくて三枚履きで色を調合してたりします。



みなみさんの乗馬シーンですが、当初はまったく予定になかったのですが、
上北ふたご先生のコミックをながめていたら、みなみさんが華麗に馬を繰るシーンがあって。これは!と。
一度も乗馬を習ったことのない私などが、そんな大丈夫かな…と、最初はちょっと消極的だったのですけれど、
まわりの人のはげましと、コスナビさんのくださったチャンスのおかげで、踏ん切りをつけることができたと思います。チャレンジでした。

“MERMAID TIME”の時間軸では、昼下がりに馬と過ごすひととき、ですね。



撮影は、ロッキー乗馬クラブさんで。お馬さんたち、もう、かわいくってかわいくって♡
私のようにがつく初心者でも安心して乗れるような、安心感あふれる素敵な特訓でした!
撮影の合間で、クラブの会員のおじさまのお話をうかがったりもできて、とても貴重な時間だったな~。



馬のリズムに合わせてこちらも腰を浮かせて…という動き、超基本的なことなのだろうけれども、
自分の足腰&腹筋のちからだけで支えて跳躍する…のが、明らかに私の基礎体力が足りてない!って感じで。
こんな私でもちゃんと背中に乗せてくれたお馬さんに、感謝。
次回はもっと乗りこなせるように、今は地道に自主鍛錬をしてます(^ ^)。



華麗に乗りこなせられる、みなみさん。コミックの中でもステキでしたが、そのステキさがもっと真に感じられるようになりました。
あらためて心から尊敬…!優しいみなみさんなら、馬と心をひとつに出来るはず、ですね。



そして、夕陽のさすノーブル学園の中へ。

“MERMAID TIME”でのマーメイドの変身は、戦闘シーンではなく、「何かのための変身」。そんなイメージです。
思えば『TWINKLE TIME』でのトゥインクルちゃんも、ラフな感じを意識して変身してました。

自分自身の、“何か”のための変身。それは、優しさだったり、信念だったり、想いの強さだったり、いろいろかもしれません。
ステンドグラスに光が射すように、いろいろな色が混ざり合って、いろんな心が込められているのかも…

なんて。

いろいろ想像していただけたら、うれしいです。



このとき、マリアさま像の台座に、
シューベルトの「アヴェ・マリア」の最初の一節が記されていることに気がついて、はっとして。感動してしまいました。
(写真の、台座の腰の位置から、横に向かって記されています。前半隠れているけれど)

このマリアさまの像のお部屋は、ふしぎとやわらかい空気が流れているような気がしました。



ステンドグラスをメインに撮影したシーンです。
なんといっても、ど迫力です。西陽が射してきていて、窓に透けて反射してキラキラ、きれいですね。



この写真は、最初の制服のみなみさんの写真とちょっとポーズが似ているので、選んでみました。
ポーズこそ同じですが、プリキュアになったときのみなみさんには、
どことなく…しなやかさ、というか、開放感が出ていればいいな…と思っています。
Goプリの物語を最後まで追ってみて、みなみさんはきっと、
プリキュアになることで、心を開放するきっかけが与えられたんじゃないかなと、感じているからです。

それまで、ずっと「こうなるだろう」と思っていたことと全然違う、未知の道へ進むことは、とても勇気がいることだし、
まして、みなみさんのような、自然と他人の気持ちを思い遣れる優しい人には、自分のやりたいという気持ちよりも、
その決断が、親の期待を裏切ってしまうもののような気がして、とてもつらかったのじゃないかな…。

それでも、打ち明けたときの、みなみさんのご両親の優しい言葉が、今も心に残っています。感動的で大好きな場面です。
どんな道も、自分の足で進むこと。マーメイドが地上で足を得て、自分の意志で歩きだしたみたいに。

次回はシーン2“Blanc Neige”につづきます。